トップ > 館内展示 > 過去の展示一覧 > 食文化に見るしょうゆの包装・容器 その2

 

過去の展示

食文化に見るしょうゆの包装・容器 その2


各種容器によるしょうゆの保存試験

しょうゆの色の変化
しょうゆは、酸素と温度により劣化します。新鮮な濃口しょうゆは赤むらさきの鮮やかな色彩ですが、酸素には特に敏感で、酸化すると黒く変色してしまいます。 今回、容器の材質によりしょうゆの保存性に違いがあるか、評価してみました。 実験には720ミリリットル(4合)の容器(PETボトルは500ミリリットル)を用い、濃口しょうゆをそれぞれ720ミリリットル(PETボトルには500ミリリットル)ずつ詰め、30oCの恒温室に約1ヶ月間保存しました。

しょうゆの色の変化図 しょうゆの色の変化図
しょうゆの色の変化図
ガラス壜 ガラス壜
PETボトル PETボトル
徳利 徳利
コンプラ瓶 コンプラ瓶
しょうゆの色の変化
この図はしょうゆの色(明るさ)を示しています。
縦軸が下にいくほど、色が濃くなっていることを表しています。

実験結果
現在使われているガラス壜やPETボトルではしょうゆの色の変化が少なく、一方、陶磁器(徳利・コンプラ瓶)は1ヶ月で黒く変色(劣化)してしまいました。また官能評価の結果からも、明らかに徳利とコンプラ瓶に保存したしょうゆは、PETボトルやガラス壜のそれよりも劣化していることが確認されました。

結 論
PETボトルやガラス壜はしょうゆの保存性に優れていましたが、これに対し、陶磁器は酸素が透過しやすく、しょうゆの保存性が劣っていたことがわかります。


<<戻る 食文化に見るしょうゆの包装・容器 その2へ 次へ>>