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過去の展示

「食」を育む

環境にやさしく-廃棄を少なく
国民1人当たりの1日に供給されている熱量は約2,600kcal、そして摂取している熱量は約1,900kcalです。この差、約700kcalが食品ロスとなっています。
私たちが年間に廃棄する食品の量は約2,154万トン(環境省・平成14年度)、1人当たり150kgを超えます。その内の約55%は一般家庭から、約24%は外食産業やスーパーマーケットから、約21%は食品メーカーからです。2001年(平成13年)に施行された「食品リサイクル法」により、年間100トン以上の食品廃棄物を出す事業者は、2006年(平成18年)度までにリサイクル率を20%引き上げることが目標とされ、それぞれ再資源化に取り組んでいます。
また、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの小売店から出る賞味期限切れの食品廃棄量は約60万トン(農林水産省・平成15年度)。これを1日に必要な食物摂取量から単純計算すると、毎日300万人分以上の食料を廃棄していることになります。その食料廃棄物を利用し、環境・農業の振興 しんこう のために堆肥 たいひ 化するプログラムに取り組んでいる自治体や団体もあります。
私たちも、買い過ぎ・作り過ぎに注意し、冷蔵庫を上手に使い、家庭からの食品の廃棄を少なくするよう努力をしましょう。
無駄のない食生活 5つのポイント 消費段階における食品ロス率
資料: (財)食生活情報サービスセンター
『「食」から始まる健やかな生活。』
資料: 農林水産省「食品ロス統計調査」
(平成12年)
環境にやさしく-廃棄を少なく