和チョコスイーツでバレンタイン
講師
藤野 貴子 先生(フランス菓子研究家)
2020年1月23日のKCC料理講習会は、フランス菓子研究家の藤野貴子先生をお招きし「和チョコスイーツでバレンタイン」をテーマに開催しました。
講習会のレポート
藤野先生は、父がフランス料理のシェフ、母が料理研究家という、料理人一家に育ち、小さい頃からお菓子づくりを始め、フランスでパティシエールの経験を経て、帰国。現在は、東京・青山の「カストール&ラボラトリー」で、お菓子を教えるかたわら、フランス菓子研究家としても活動しています。
今回は、フランス菓子をベースに、チョコスイーツご紹介いいただきました。和のテイストをプラスしたものも。<生チョコレート>は、まぶした黒こしょうとパウダーしょうゆの、カリカリとした食感と風味が、良いアクセントとなっています。<フィナンシェ ジャポネ>にも、しょうゆをプラス。たっぷりの焦がしバターとしょうゆは、相性抜群です。その他、<フォンダン ショコラ>、<メレンゲ ショコラ>を通して、フランス菓子の基本を、わかりやすくご説明いただきました。チョコレートの香りがいっぱいの幸せな講習会でした
講習会のレシピ
生チョコレート
材料:パウンド型(17cm×7cm)1台分
ダークチョコレート(カカオ61%) | 150g |
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水あめ | 15g |
生クリーム | 140g |
黒こしょう | 適量 |
キッコーマン パウダーしょうゆ | 適量 |
つくり方
- 1ダークチョコレートは細かく刻んでボウルに入れる。タブレットの場合はそのままでもよい。
- 2水あめと生クリームは、鍋に入れて計り、沸騰させないように沸かす。
- 3「2.」が沸いたら、「1.」のボウルに加え、やさしくひと混ぜし、少しそのままおき、チョコレートを溶かす。
- 4「3.」に空気を入れないように、ヘラでやさしく乳化させ(ブレンダーがある場合は使用すれば簡単に乳化する)、クッキングシートを敷いたパウンド型に流し、12時間程度冷蔵庫に入れて、冷やしかためる。
- 5かたまった「4.」に、黒こしょうとパウダーしょうゆをまぶす。温めた包丁で等分に切り分ける。
フォンダンショコラ
材料:紙カップ65ml×8個分
無塩バター | 65g |
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ダークチョコレート | 65g |
グラニュー糖 | 90g |
薄力粉 | 35g |
全卵(常温にする) | 150g |
つくり方
- 1バターとチョコレートを湯煎で溶かし、混ぜる。
- 2薄力粉とグラニュー糖は一緒にしてホイッパーで混ぜる。
- 3全卵を「1.」に入れて混ぜる。
- 4「3.」がきれいに混ざったら、「2.」の粉類を入れ、バター、ココアを塗った型に8分目まで流し入れる。
- 5「4.」を180℃のオーブンで10分焼く。
フィナンシェ ジャポネ
材料:フィナンシェ型8個分
卵白 | 100g |
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A; | |
薄力粉 | 36g |
アーモンドプードル | 36g |
粉糖 | 36g |
グラニュー糖 | 72g |
無塩バター | 80g |
キッコーマン いつでも新鮮 特選丸大豆しょうゆ まろやか発酵 | 20g |
溶かしバター(型に塗る用) | 適量 |
つくり方
- 1型に溶かしバターをはけで塗り、冷やす。
- 2Aを一緒にふるい、混ぜる。
- 3「2.」の粉類の中に卵白を加え、よく練り合わせる。
- 4鍋にバター80gを入れ、火にかけ、きつね色になり、バターのいい香りがするまで熱する。水を張ったボウルに、なべ底をつけ、焦げを止める。(ブールノワゼット)
- 5「3.」に「4.」を加え、なめらかになるまで合わせ、しょうゆを加える。
- 6「1.」のバターを塗った型に、「5.」の生地を8分目流し込み、200~220℃のオーブンで12~18分程、こんがりと黄金色になるまで焼く。
メレンゲショコラ
材料:作りやすい分量
卵白 | 50g |
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グラニュー糖 | 50g |
粉糖 | 50g |
ココアパウダー | 8g |
オレンジの皮 | 1/2個分 |
つくり方
- 1卵白に砂糖を入れ、しっかりと泡立てる。固いしっかりとしたメレンゲになったら、粉糖とココアパウダーを加えて混ぜる。
- 2「1.」を絞り袋に入れ、オーブンの天板に、好きな形で絞る。
- 3オレンジの皮を、メレンゲの上にすりおろす。100℃のオーブンで、2時間しっかりと乾燥焼きにする。
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