大使館シェフにならう ハンガリーの家庭料理

ハンガリーを代表的する料理です。その名前の由来の通り「グヤーシュ（牛飼い）」たちによく食べられていました。本来は牛肉でつくりますが、ここでは豚肉を使いしょうゆとみりんをプラス。ラーツ先生いわく、豚肉はしょうゆとみりんと相性が良いそうです。赤い色が鮮やかなパプリカパウダーは、ハンガリーでよく使われる香辛料。ていねいに炒めた野菜のうま味と甘味、香辛料がいかされた味わい深いスープでした。

ハンガリーの子どもたちにも人気の一品。ミートボールは、ひき肉にゆでたご飯を混ぜることでやさしい食感と味わいになります。風味づけにパプリカパウダーとキャラェイパウダーを加えます。トマトソースはトマトジュースを使い簡単にできます。付け合わせにご飯を添えてもいいですね。

フランスのクレープに似たハンガリーのパンケーキ。薄く焼くのが上手なパラチンタです。生地に炭酸水を加えるとやわらかく仕上がります。ハンガリーでは大人も子どもパラチンタが大好き。砂糖をふったり、ジャムやはちみつをぬったりお好みで。ラーツ先生のお母さまは、砂糖とレモン汁をかけたものをよくつくってくれたそうです。