韓国のり巻き“キンパ”で 春を彩る
キム・ナレ 先生(料理家)





2026年4月24日KCC食文化と料理の講習会は、料理家のキム・ナレ先生をお招きし、「韓国のり巻き“キンパ”で 春を彩る」をテーマに開催しました。
講習会のレポート
キム先生は韓国出身。東京の調理師専門学校を卒業後、海外やレストランで経験を積み、2015年より東京で料理教室を主宰しています。料理家としても活動し、。母と祖父から受け継いだ味を大切にしながら、旬の食材や韓国の薬膳を取り入れた、やさしい味わいのレシピが人気です。
今回は、日本でもおなじみの韓国のり巻き“キンパ”を、現地のお話とともにご紹介。基本のキンパに加え、春の食材を使って、先生がアレンジしたキンパをならいました。
- 基本のキンパ
定番の具材を使ったキンパです。キン(キム)はのり、パ(パプ)はご飯を意味し、直訳すると“のりご飯”。具材に決まりはありませんが、色合いや食感、全体の味のバランスを組み合わせるのが大切です。おすすめは、具材のひとつに漬け物を入れること。味のアクセントになります。ご飯はごま油と塩で味つけし、のりは韓国のりではなく、一般的なのりを使用。油を混ぜることで、ご飯粒が指につきづらく、パサつきにくくなります。韓国の遠足や運動会のお弁当にかかせない一品です。
- ごぼうと豆腐のキンパ
先生が韓国のお寺で出会った精進料理をヒントにしたキンパです。ごぼうと豆腐が主役で、動物性の食材を使っていません。水切りして揚げた豆腐に、しっかり味つけしたごぼうをたっぷり入れて、食感と味のバランスを取りました。シンプル&ヘルシーでいながら、満足感のあるキンパです。
- 春キャベツのキンパ
やわらかく甘みのある春キャベツをたっぷり使いました。キャベツを軽く塩もみし、酢で酸味を加えるのがポイント。キャベツだけでなく、他の季節の野菜も応用してつくれます。ご飯の上にのせる青じそは、香味のアクセントになるだけでなく、キャベツの水分でのりが湿るのを防ぐ役割もあります。山菜などを入れれば、さらに春を感じるキンパになります。
余ったキンパは“ジョン”にするのがおすすめです。切り分けたキンパを溶き卵にくぐらせ、油をひいたフライパンで全面をこんがり焼きます。卵の甘みと香ばしさが加わり、ひと味違ったおいしさが楽しめます。
講習会ダイジェスト動画
講習会のレシピ
基本のキンパ
| にんじんのナムル | |
|---|---|
| にんじん(せん切り) | 5cm(50g) |
| 油 | 適量 |
| 塩 | 少々 |
| 錦糸卵 | |
| 卵 | 1個 |
| 塩 | 少々 |
| 油 | 適量 |
| きんぴらごぼう(つくりやすい分量) | |
| 新ごぼう(細)(せん切り) | 100g |
| 油 | 大さじ1 |
| キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ | 大さじ2 |
| 砂糖 | 大さじ1 |
| 水 | 大さじ1 |
| ほうれん草のナムル | |
| ほうれん草 | 3株 |
| 塩 | 少々 |
| ごま油 | 少々 |
| かにかま | 3本(縦半分に切る) |
| べったら漬け(またはたくあん) | 2本(のりの幅に合わせて5mm角の棒状に切る) |
| ご飯(温かいもの) | 300g |
| ごま油 | 大さじ1/2 |
| 塩 | 小さじ1/3~1/2 |
| 焼きのり(全形) | 2枚 |
| ごま油 | 適量 |
- 1にんじんのナムル:フライパンを弱火にかけて油をひき、にんじんを入れて塩をふり、3~5分ほど炒める。
- 2錦糸卵:卵を溶きほぐし、塩を加えて混ぜる。フライパンを中火にかけ、油を入れて卵液を流し、薄く焼く。1cm幅の細切りにする。
- 3きんぴらごぼう:弱火で熱したフライパンに油、ごぼうを入れて炒める。全体に油がまわったらしょうゆ、砂糖、水を加えてごぼうに火が通るまで5分ほど炒める。
- 4ほうれん草のナムル:ほうれん草は下ゆでして、根元を縦半分に切って分け、水けをしっかりしぼり、塩とごま油で味をととのえる。
- 5ご飯に、ごま油と塩を混ぜる。
- 6のり1枚に(5)のご飯の半量150gをのせ、巻き終わりののり部分3cmを残してご飯を広げる。
- 7手前から4~5cm離れたところに、各1/2量のべったら漬け、にんじんのナムル、かにかま、ほうれん草のナムル、錦糸卵ときんぴらごぼう15gをのせ、具材をつかむように全体を両手で支えながら、手前から巻く。もう1本も同様につくる。
- 8のり表面全体に、ごま油をはけで塗る。食べやすい大きさに切る。
ごぼうと豆腐のキンパ
| きんぴらごぼう(つくりやすい分量) | |
|---|---|
| 新ごぼう(細)(せん切り) | 100g |
| 油 | 大さじ1 |
| キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ | 大さじ2 |
| 砂糖 | 大さじ1 |
| 水 | 大さじ1 |
| 木綿豆腐 | 1/2丁(一晩ザルに上げて水切りをする) |
| 片栗粉 | 大さじ1 |
| 油 | 適量 |
| ほうれん草 | 2株(40g) |
| 塩 | 少々 |
| べったら漬け(またはたくあん) | 2本(のりの幅に合わせて5mm角の棒状に切る) |
| ご飯(温かいもの) | 300g |
| ごま油 | 大さじ1/2 |
| 塩 | 小さじ1/3~1/2 |
| 焼きのり(全形) | 2枚 |
| ごま油 | 適量 |
- 1きんぴらごぼう:弱火で熱したフライパンに油、ごぼうを入れて炒める。全体に油がまわったらしょうゆ、砂糖、水を加えてごぼうに火が通るまで5分ほど炒める。煮汁は残しておく。
- 2 豆腐:水切りした豆腐は1cm幅に切り、全体に片栗粉をまぶして、油を入れたフライパンで焼く。表面がカリッと焼けたら、(1)の煮汁を加え、汁けがなくなるまで弱火で煮詰める。
- 3ほうれん草:下ゆでして、水けをしっかりしぼる。長さを半分に切って塩で下味をつける。
- 4温かいご飯に、ごま油と塩を入れて混ぜる。
- 5のり1枚に(4)のご飯150gをのせ、巻き終わりののり部分3cmを残してご飯を広げる。
- 6手前から4~5cm離れたところに、きんぴらごぼう30g、各1/2量のほうれん草、べったら漬け、豆腐の順にのせ、具材をつかむように全体を両手で支えながら、手前から巻く。もう1本も同様につくる。
- 7のり表面全体に、ごま油をはけで塗る。食べやすい大きさに切る。
春キャベツのキンパ
| 春キャベツ | 1/6個(100g) |
|---|---|
| あら塩 | 小さじ1/4 |
| 酢 | 少々 |
| 錦糸卵 | |
| 卵 | 1個 |
| 塩 | 少々 |
| 油 | 適量 |
| かにかま | 2本(縦半分に切る) |
| べったら漬け(またはたくあん) | 2本(のりの幅に合わせて5mm角の棒状に切る) |
| 青じそ | 4~6枚 |
| ご飯(温かいもの) | 300g |
| ごま油 | 大さじ1/2 |
| 塩 | 小さじ1/3~1/2 |
| 焼きのり(全形) | 2枚 |
- 1キャベツは5mm幅に切り、あら塩で塩もみにする。キャベツがしんなりしたら水けをしっかりしぼる。酢を加え、味が決まったらさらに水けを絞る。
- 2錦糸卵:卵を溶きほぐし、塩を加えて混ぜる。フライパンを中火にかけ、油を入れて卵液を流し、薄く焼く。1cm幅の細切りにする。
- 3ご飯にごま油と塩を混ぜる。
- 4のり1枚に(3)のご飯150gをのせ、巻き終わりののり部分3cmを残してご飯を広げる。
- 5(4)の上に青じそ1/2量を重ならないようにのせ、具材は全て1/2量を、手前から4~5cm離れたところに、(1)のキャベツ、(2)の錦糸卵、かにかま、べったら漬けをのせ、具材をつかむように全体を両手で支えながら、手前から巻く。もう1本も同様につくる。
- 6のり表面全体に、ごま油をはけで塗る。食べやすい大きさに切る。
- ※残ったキンパのジョン:残りのキンパ(切れているもの)に卵液を潜らせ、中火で熱したフライパンに少しの油をひいて、キンパをおいしそうな色がつくまで両面焼く。

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