料理人にならう春 たけのこ、山菜の料理
佐藤 圭悟 先生(「神楽坂 くろす」料理長)





2026年4月18日KCC食文化と料理の講習会は、「神楽坂くろす」料理⾧の佐藤圭悟先生をお招きし、「料理人にならう春 たけのこ、山菜の料理」をテーマに開催しました。
講習会のレポート
佐藤先生は高校の食物調理科卒業後、東京の日本料理店や企業のレストランに勤務。2024年に東京・神楽坂にある日本料理店「神楽坂 くろす」の料理長となりました。 店では伝統に独創性を加えた料理を提供。四季のうつろいや日本の食文化として受け継がれる歳時を大切にしています。
今回は、春ならではの食材の山菜やたけのこを使った和食をご紹介。それらの特徴や下処理のポイントも教えていただきました。家庭の食卓に春を呼び込む、この季節ならではの香りや味わいを生かしたレシピです。
- 春浸し 木の芽和え
山菜のお浸しに木の芽の香りの和えごろもを添えた、春満載の和えものです。アクが少なく、さっと湯がくまたは生で使える山菜を選び、いつもとひと味違うお浸しに仕上げました。下味はだしを使わず、しょうゆのみ。山菜の繊細な香りと風味を引き立てます。和えごろもの豆腐には、マスカルポーネチーズを加えてコクをプラス。見た目も味わいもやさしい一品です。
- 山菜すき煮
山菜とたけのこを使った春のすき煮です。旬の食材を取り入れることで、その時季ならではの味わいを楽しめます。たけのこと苦みのあるせりを使い、西洋せりとも呼ばれるクレソンを添えました。たけのこのシャキシャキとした食感と、せりとクレソンの青い香りとほろ苦さが快いアクセントとなり、大人向けの味わいに仕上がりました。
- 山菜いなり
独特の風味と苦みが特徴のふきのとうを、たけのこの姫皮とうどの皮とともに油で炒め、すし飯に混ぜ込みました。ふきのとうはゆでた後、しっかり水にさらしてアク抜きをします。山菜は油との相性が良く、油分が苦みをやわらげます。油揚げはうすくちしょうゆを使って、春らしく淡い色に煮含めました。折り曲げて口を開いた油揚げにすし飯を詰めて、しらすと桜えびをのせれば、見た目も華やかな春のいなりずしの出来上がりです。
講習会ダイジェスト動画
講習会のレシピ
春浸し 木の芽和え
| うるい | 100g |
|---|---|
| 黄にら | 50g |
| 三つ葉 | 40g |
| たらの芽 | 4本 |
| 菜の花 | 4本 |
| うど | 4cm |
| ※他、たけのこなど、お好みの食材を入れても良い | |
| キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ | 適量 |
| ※木の芽ころも (つくりやすい分量) | |
| 木の芽 | 3~4g |
| A | |
| 絹ごし豆腐(軽く水切りする) | 100g |
| マスカルポーネチーズ | 50g |
| 砂糖 | 大さじ1 |
| キッコーマン うすくちしょうゆ | 小さじ1 |
- 1うるい、にら、三つ葉、たらの芽、菜の花は熱湯でゆで、冷水に取る。
- 2うどは厚めに皮をむき、薄切りにしてから水に浸す。
- 3(1)の材料の水けをしっかりとしぼり、それぞれひと口大(4cm程度)に切り、混ぜ合わせ る。(2)のうども水けを取って加え、合わせる。
- 4(3)にしょうゆを回しかけ、軽くもみ込む。
- 5木の芽ころもをつくる。すり鉢に木の芽を入れよくすり、細かくなったら他の材料も加えて混ぜ合わせ、ペースト状にする。または、フードプロセッサーに木の芽とAの材料を入れて回し、ペースト状にする。
- 6(4)の山菜類の水けを軽くしぼり、器に盛りつけ、(5)の木の芽ころも適量を上からかける。
山菜すき煮
| 牛薄切り肉 | 400g |
|---|---|
| ゆでたけのこ | 1~2本 |
| せり | 1/2束(100g) |
| いんげん | 50g |
| 結びしらたき | 1パック |
| クレソン | 4本 |
| 油 | 適量 |
| A | |
| マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん | 120ml |
| デルモンテ リコピンリッチ トマト飲料 | 90ml |
| 水 | 60ml |
| キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ | 60ml |
- 1たけのこは穂先はくし形、根元は1cm厚さの半月切りにする。せり、いんげんは、4cmの⾧さに切る。結びしらたきは、熱湯で軽くゆでてアク抜きをする。
- 2 鍋に油を入れて火にかけ、牛薄切り肉、たけのこ、いんげんを入れて炒める。肉の色が変わったらAを全て入れ、沸騰したら、結びしらたきを加えて3~4分煮る。
- 3仕上げにせりを加え軽く混ぜ、ひと煮立ちしたら火を止めて器に盛り、クレソンを添える。
山菜いなり
| 油揚げ | 4枚 |
|---|---|
| A | |
| 水 | 200ml |
| マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん | 大さじ2 |
| キッコーマン うすくちしょうゆ | 大さじ1と1/2 |
| 上白糖 | 大さじ1 |
| ふきのとう(下ゆでしたもの) | 25g |
| たけのこの姫皮やうどの皮など | 25g |
| キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ | 小さじ1 |
| 油 | 適量 |
| 白ごま | 大さじ1 |
| ※すし飯 | |
| 温かいご飯 | 300g(米約1合分) |
| B | |
| 酢 | 20ml |
| 砂糖 | 10g |
| 塩 | 3g |
- 1油揚げを半分に切り袋状に開き、熱湯で1~2分程ゆで水に取り、ザルに上げて軽く水けをしぼる。
- 2鍋にAを入れて軽く混ぜて火にかけ、(1)の油揚げを並べて入れる。落しぶたをし中弱火で汁けが少し残る位まで煮詰めたら、火を消し、そのまま冷ます。
- 3ふきのとうは水けをしぼり、粗みじん切りにする。たけのこの姫皮やうどの皮なども粗みじん切りにする。
- 4鍋に油を入れて火にかけ、(3)を加え炒める。具材に油がなじんだら、しょうゆを入れ香りよく、水けがなくなるまで炒める。
- 5Bをよく混ぜ合わせたすし酢を、温かいご飯に切るように合わせてすし飯をつくる。
- 6(4)と白ごまを(5)のすし飯に混ぜ合わせ、8等分に分ける。
- 7(2)の油揚げの汁けを軽くしぼり、(6)のすし飯を詰める。

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