フレンチの達人!谷 昇シェフが伝授するお肉の焼き方
講師
谷 昇 先生(「ル・マンジュ・トゥー」オーナーシェフ)
2021年5月19日のKCC食文化と料理の講習会YouTubeライブ配信は、「ル・マンジュ・トゥー」オーナーシェフの谷 昇先生をお招きし、「フレンチの達人!谷 昇シェフが伝授するお肉の焼き方」をテーマに開催しました。
講習会のレポート
谷先生は1987年フランスに渡り修業後、東京のフランス料理店でシェフを務め、1994年「ル・マンジュ・トゥー」を開店。2007年「ミシュランガイド東京」発刊から、2つ星を取り続けています。料理人として50年を迎える現在も、料理人の育成、情報発信、イベントへの参加など積極的に行動し、料理に対する真摯な姿勢から、師と仰ぐ料理人も多いシェフです。
今回は谷流の肉の焼き方と料理2品をご紹介いただきました。<鶏肉のフレンチ照り焼き> 鶏肉はじっくり焼くのは皮の方だけ。身の方はさっと焼いたら裏返し、あとはフライパンの中の熱い油をかけて仕上げます。皮はパリッと身はふっくらと焼き上がり、食感のグラデーションも楽しめます。味つけは相性の良いバルサミコ酢としょうゆ。こしょうは初めから使うと熱で香りが飛び、苦みが出てしまうので最後に使うのがポイントです。<豚肉のサラダ マスタードドレッシング> 肉は茹でてからさらに焼くことで、香ばしい香りと食感のアクセントが加わります。ドレッシングの酸味で肉がさっぱりとおいしくいただけます。ドレッシングに熱を加える使い方も新鮮です。“料理は自由!”谷先生の熱が伝わる楽しい講習会でした。
講習会のレシピ
鶏肉のフレンチ照り焼き
材料:2人分
鶏もも肉 | 1枚(300~350g) |
---|---|
にんにく(皮つき) | 5かけ |
塩 | 2つまみ |
バルサミコ酢 | 100ml |
キッコーマン いつでも新鮮特選しょうゆ まろやか発酵 | 小さじ2強 |
黒こしょう(粗びき) | 適量 |
デルモンテ エキストラバージン オリーブオイル | 小さじ1/2 + 適量 |
付け合わせ
レタス | 1/2個 |
---|---|
塩 | 2つまみ |
デルモンテ エキストラバージン オリーブオイル | 小さじ1/2 |
水 | 100ml |
つくり方
- 1鶏肉に塩2つまみをふる。
- 2フライパンにオリーブオイル小さじ1/2を入れて中火にかけ、鶏肉を身の方を下にして入れ、白っぽくなったら裏返す。
- 3にんにくを皮つきのまま「2.」に加える。時々鶏肉を動かしながら、皮にしっかり焼き色がつくまで約8分焼く。
- 4「3.」の鶏肉とにんにくをフライパンから取り出し、鶏肉は一口大に切る。
- 5「4.」のフライパンの脂をふき取り、「4.」の鶏肉とにんにくを戻し、バルサミコ酢、しょうゆの順に入れ、強めの中火でさっと炒める。黒こしょうをふって軽く混ぜ、仕上げにオリーブオイル適量をかける。
- 6レタスは縦4等分にし、切り口に塩2つまみをふる。
- 7フライパンにオリーブオイル小さじ1/2を入れて強めの中火にかけ、レタスの切り口を下にして入れて焼き、焼き色がついたら上下を返し、全体に焼き色をしっかりつける。
- 8器に「5.」の鶏肉と「7.」のレタスを盛りつける。
- ※付け合わせのレタスは葉をはがして焼き、切り分けた「5.」の鶏肉と合わせて仕上げてもよい。
豚肉のサラダ マスタードドレッシング
材料:2人分
豚バラ肉薄切り | 200g |
---|
マスタードドレッシング
マスタード | 20g |
---|---|
赤ワインビネガー | 40ml |
塩 | 適量 |
デルモンテ エキストラバージン オリーブオイル | 120ml |
キッコーマン いつでも新鮮特選しょうゆ まろやか発酵 | 適量 |
こしょう | 適量 |
好みの野菜(サラダ菜など) | 適量 |
デルモンテ エキストラバージン オリーブオイル | 大さじ1 |
つくり方
- 1ドレッシングをつくる。ボウルにマスタード、塩を入れ泡立て器ですり混ぜ、赤ワインビネガーを加えて塩が溶けるまでよく混ぜる。
オリーブオイル 120mlを少しずつ垂らしながら加え、手を休めずしっかり混ぜ合わせる。とろみが出てきたらしょうゆを加える。 - 2豚バラ肉は適当な大きさに切り、沸騰したお湯にサッとくぐらせてザルに上げる。
- 3フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れ、豚バラ肉を広げて入れる。強めの火にかけ、しばらく動かさずにおき、焼き色がついてきたらひっくり返してカリッと焼く。
- 4「3.」のフライパンに「1.」のドレッシング適量を加えて焼きからめ、火を止めてこしょうをふる。
- 5皿に好みの野菜を盛りつけ、熱々の「4.」の豚バラ肉を焼き汁ごとかけてのせる。
旬の食材をおいしく食べられるレシピを毎日更新!