空飛ぶすし職人が教える 世界で愛されるSUSHI

講師

手塚 良則 先生(「大森海岸 松乃鮨」四代目)

まぐろ漬け 手巻きずし
白身魚のごまだれ丼
揚げなすの握りずし
にぎり
手塚 良則 先生

2026年5月17日KCC食文化と料理の講習会は、「大森海岸 松乃鮨」四代目の手塚 良則先生をお招きし、「空飛ぶすし職人が教える 世界で愛されるSUSHI」をテーマに開催しました。

講習会のレポート

手塚先生は大学卒業後、プロスキーガイドとして、ヨーロッパ、北米に駐在。帰国後、すしの修業を積み、現在は1910年創業の「大森海岸 松乃鮨」の四代目として、江戸のすしの技術を伝えています。海外での経験、語学力を生かし、多くの国に出向いてすしを握り、広く世界へ日本のすし文化を発信しています。
今回は世界ですしを握ってきた先生から、今のSUSHI文化をご紹介。伝統の技を生かした海外でも人気のすしを、家庭でつくれるように教えていただきました。

  • 新しょうがの甘酢漬け

    「ガリ」と呼ばれるすしに欠かせない漬けもの。しょうがは下ゆで時間で辛味を調整できますが、ゆで過ぎるとしょうがの食感が損なわれるので注意が必要です。しょうがを甘酢に漬けると水分が出るので、改めて新しい甘酢に漬け直すのがポイントです。新しょうがが出回る季節につくりたい一品です。

  • まぐろの漬け 手巻きずし

    海外でも人気のまぐろの手巻きずしです。しょうゆなどに漬ける「漬け」は、生魚を長くおいしく食べるための伝統的な工夫で、海外ですしをつくる時にも役立ちます。漬け汁にごま油やゆずなどを加えると、また違った味わいの「漬け」ができます。のりはやわらかく口どけの良いものを選び、すし飯は少し冷ましてから使うと、のりが湿気にくく、手巻きならではの食感と風味が楽しめます。

  • 白身魚のごまだれ丼

    白身魚を香り豊かなごまだれに漬けて、丼に仕上げました。コクのあるごまだれは海外でも人気で、これもたれに漬けるという、生魚保存の昔ながらの知恵です。今回は鯛を使い「湯霜」という皮に熱湯をかける技法で、皮までおいしく食べるようにしました。だしをかければ、鯛茶としても楽しめます。ご家庭では、残った刺身で気軽にアレンジするのもおすすめです。

  • 揚げなすの握りずし

    揚げたなすを使った握りずし。海外では食材に制約があったり、ベジタリアンの方も多いため、野菜のすしが喜ばれます。すし飯は油との相性もよく、なすの他、まぐろの赤身のように見えるトマトやパプリカ、しいたけ、ほうれん草、とうもろこしなどもおすすめです。彩りもよくヘルシーで、すしの新しいおいしさを発見できます。

講習会ダイジェスト動画

講習会のレシピ

すし飯

材料:米2合分​
温かいご飯 米2合分(ご飯約670g)
すし酢
 酢 40ml
 砂糖 8g
 塩 6g
つくり方
  1. 1すし酢の材料を混ぜ合わせる。​​
  2. 2飯台または、大きめのボウルに温かいご飯を入れ、(1)のすし酢をまんべんなく回しかけ、下からご飯を返し、切るように混ぜ合わせる。

新しょうがの甘酢漬け

材料:つくりやすい分量
新しょうが 500g
漬け汁
 酢 250ml
 砂糖 250g
 水 40ml
つくり方
  1. 1新しょうがは適当な大きさに切り、洗う。
  2. 2 沸騰した湯に(1)の新しょうがを入れて5分程湯がく。※この湯がく時間でしょうがの辛味が変わる
  3. 3漬け汁の材料はよく混ぜ合わせる。
  4. 4(2)の新しょうがを(3)の漬け汁に漬けて10分ほどおく。(仮漬け)
  5. 5(4)でしょうがから水分が出たら取り出し、再度、新たな漬け汁に漬ける。(本漬け)※冷暗所で数ヶ月保存できる

まぐろ漬け 手巻きずし

材料:
まぐろ(赤身・さく) 適宜
漬け汁
 キッコーマン 特選 丸大豆しょうゆ 80ml
 マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒 100ml
 マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん 100ml
  ※アレンジでごま油少々を加えてもよい
青じそ(せん切り) 適量
※新しょうがの甘酢漬け(せん切り) 適量
※すし飯 適量
のり 適量
つくり方
  1. 1まぐろは適宜切る。​
  2. 2漬け汁の酒とみりんを合わせて火にかけ加熱し、アルコール分が飛んだら温かいうちに、しょうゆを合わせて冷ます。
  3. 3冷めた(2)の漬け汁に、(1)のまぐろを入れて5分ほど漬ける。
  4. 4のりにすし飯、(2)のまぐろ漬け、青じそと新しょうがの甘酢漬けをのせて、巻いて食べる。 
  5. 応用:ポキ風まぐろの漬け丼 器にすし飯を盛りつけ、まぐろの漬け(漬け汁にごま油を加える)を、漬け汁をきらずに適宜のせて、角切りにしたアボカドと水にさらした玉ねぎのみじん切りをのせる。

白身魚のごまだれ丼

材料:
白身魚(鯛、ひらめなど) 適量
ごまだれ
 白ごまペースト 85g
 砂糖 100g
 マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒 80ml
 キッコーマン 特選 丸大豆しょうゆ 60ml
※すし飯 適量
※新しょうがの甘酢漬け(せん切り) 適量
青じそ(せん切り) 適量
わさび 適量
つくり方
  1. 1酒を小鍋に入れて火にかけ、アルコール分を飛ばし冷ます。​​
  2. 2(1)の酒が温かいうちに、白ごまペースト、砂糖、しょうゆを加えてよく混ぜ合わせ、ごまだれをつくる。
  3. 3白身魚をそぎ切りにし、(2)のごまだれに20分~2時間ほど漬ける。余った切れ端なども入れて、翌日に食べるとおいしい。
  4. 4器にすし飯を盛りつけ、上に(3)の白身魚をのせ、たれを回しかけ、新しょうがの甘酢漬けと青じそ、わさびを添える。

揚げなすの握りずし

材料:​
なす 適量
米油 適量
※すし飯 適量
 わさび 適量
つくり方
  1. 1なすのヘタを切り皮を縞にむいて、約1cm幅の斜め切りにして、すし1貫分の大きさにする。揚げると少し小さくなるのでやや大きめにする。​​
  2. 2鍋に油を入れて180℃に熱し、(1)のなすを揚げて冷ます。
  3. 2すし飯を握り、わさびをのせ、(2)のなすをのせる。
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