ウー・ウェン先生のおうち餃子
講師
ウー・ウェン 先生(料理研究家)
2021年9月28日のKCC食文化と料理の講習会 YouTubeライブ配信は、料理研究家 ウー・ウェン先生をお招きし、「ウー・ウェン先生のおうち餃子」をテーマに開催しました。
講習会のレポート
ウー先生は中国・北京生まれ。1990年に来日し、母親から受け継いだ小麦粉料理が評判となり料理研究家の道へ。中国の家庭の味、シンプルでからだにやさしい料理が人気です。雑誌、新聞、テレビなどで幅広く活躍。クッキングサロンを主宰し、料理を通じて日中の架け橋となる活動をしています。
今回は皮から手づくりする餃子をならいました。中国では皮がごはんで、中のあんがおかずのイメージ。だからあんの具材、組み合わせは自由自在。季節の餃子が楽しめます。
<水餃子の皮> 「餃子のおいしさは皮にあり」で皮が大切。材料は薄力粉、強力粉、水は同量です。ボウルに粉を入れ、少しずつ水を加えて菜箸でよく混ぜわせます。その後、手でこねて棒状にして切り分け、麺棒でのばし丸く成形します。さすが手慣れた手つきで、あっという間に皮が出来上がりました。粉も飛び散らず、小さなスペースでOK。ぜひ、手づくりの皮のおいしさを知って欲しいとのことでした。
秋の<きのこの餃子>をご紹介。あんをつくる共通のポイントは、入れる調味料の順番を守り、ひとつの調味料を入れたらよく混ぜ合わせることです。餡はたっぷりと入れ、皮からはみ出ないようにしっかりと包みます。中国では餃子はゆでるのが基本。たっぷりのお湯に餃子を入れて、浮き上がってぷっくりとふくらんだらゆで上がり。熱々をそのまま、または黒酢などをつけて食べましょう。他にも季節の野菜を使った餃子のレシピをご紹介しています。
講習会のレシピ
水餃子の皮
材料:20枚分
薄力粉 | 50g |
---|---|
強力粉 | 50g |
水 | 50ml |
打ち粉(強力粉または薄力粉) | 適宜 |
つくり方
- 1ボウルに粉を入れ、水を2~3回に分けて加え、その都度菜箸で混ぜ合わせる。
- 2まとまってきたらボウルの中で手でこね、丸くまとめる。ぬれ布巾をかけて30分おく。
- 3軽く打ち粉をふった台の上に「2.」の生地をおき、なめらかになるまでこね、直径2cm位の棒状にのばす。20個分に切り分け、軽く打ち粉をふりながら麺棒を使ってのばし、直径8~9cmの皮をつくる。
きのこの餃子<秋>
材料:20個分
水餃子の皮 ※ | 20枚 |
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豚ひき肉 | 200g |
生しいたけ(みじん切り) | 4個 |
こしょう | 少々 |
マンジョウ 料理の清酒 | 大さじ1 |
キッコーマン いつでも新鮮特選しょうゆ まろやか発酵 | 大さじ1 |
キッコーマン オイスターソース | 小さじ1 |
ごま油 | 小さじ1 |
つくり方
- 1ボウルに豚ひき肉を入れ、こしょう、酒、しょうゆ、オイスターソース、ごま油の順に入れて、その都度混ぜ合わせ、最後にしいたけを入れて混ぜ合わせる。
- 2あんを20等分にし、皮の中央に「1.」のあんをのせて包む。
- 3たっぷりの湯を沸かし「2.」の餃子を入れて、おたまなどで時々沈めながら、4~5分ゆでる。つやが出て全体がぷっくりしてきたら、湯をきって器に盛る。
小松菜と豚肉の餃子<冬>
材料:20個分
水餃子の皮 ※ | 20枚 |
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豚ひき肉 | 200g |
小松菜 | 100g |
こしょう | 少々 |
マンジョウ 料理の清酒 | 大さじ1 |
キッコーマン いつでも新鮮特選しょうゆ まろやか発酵 | 大さじ1/2 |
粗塩 | 小さじ1/3 |
しょうがのみじん切り | 大さじ2 |
ごま油 | 大さじ1/2 |
つくり方
- 1小松菜はさっとゆで、みじん切りにし、水分をしぼる。
- 2ボウルに豚ひき肉を入れ、こしょう、酒、しょうゆ、塩、しょうが、ごま油の順に入れてその都度混ぜ合わせ、最後に「1.」の小松菜を入れて混ぜ合わせる。
- 3あんを20等分にし、皮の中央に「2.」のあんをのせて包む。
- 4たっぷりの湯を沸かし「3.」の餃子を入れて、おたまなどで時々沈めながら、4~5分ゆでる。つやが出て全体がぷっくりしてきたら、湯をきって器に盛る。
クレソンと牛肉の餃子<春>
材料:20個分
水餃子の皮 ※ | 20枚 |
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牛ひき肉 | 200g |
クレソン(5㎝長さに切る) | 1束 |
粗びきこしょう | 小さじ1/3 |
マンジョウ 料理の清酒 | 大さじ1 |
粗塩 | 小さじ1/2 |
ごま油 | 小さじ1 |
つくり方
- 1ボウルに牛ひき肉を入れ、粗びきこしょう、酒、粗塩、ごま油の順に入れて、その都度混ぜ合わせ、最後にクレソンを入れて混ぜ合わせる。
- 2あんを20等分にし、皮の中央に「1.」のあんをのせて包む。
- 3たっぷりの湯を沸かし「2.」の餃子を入れて、おたまなどで時々沈めながら、4~5分ゆでる。つやが出て全体がぷっくりしてきたら、湯をきって器に盛る。
香味野菜と鶏肉の餃子<夏>
材料:20個分
水餃子の皮 ※ | 20枚 |
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鶏ひき肉(もも肉) | 200g |
A; | |
香菜(みじん切り) | 3本 |
みょうが(みじん切り) | 2個 |
こしょう | 少々 |
マンジョウ 料理の清酒 | 大さじ1 |
ザーサイ(みじん切り) | 30g |
ごま油 | 小さじ1 |
つくり方
- 1ボウルに鶏ひき肉を入れ、こしょう、酒、ザーサイ、ごま油の順に入れて、その都度混ぜ合わせ、最後にAを入れて混ぜ合わせる。
- 2あんを20等分にし、皮の中央に「1.」のあんをのせて包む。
- 3たっぷりの湯を沸かし「2.」の餃子を入れて、おたまなどで時々沈めながら、4~5分ゆでる。つやが出て全体がぷっくりしてきたら、湯をきって器に盛る。
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