ラッピングも楽しむ バレンタインスイーツ
講師
柳瀬 久美子 先生(料理研究家)
2022年2月9日のKCC食文化と料理の講習会 YouTubeライブ配信は、料理研究家 柳瀬久美子先生をお招きし、「ラッピングも楽しむ バレンタインスイーツ」をテーマに開催しました。
講習会のレポート
柳瀬先生はフランスへ4年間留学し、フランス人の家庭での生活の中でフランスの家庭菓子や料理を学びました。帰国後はフードコーディネーターとして独立し、書籍、雑誌、広告、テレビなどで幅広く活躍。自宅で料理とお菓子の教室も開催し、センスあふれる料理とコーディネートが人気です。今回はバレンタインに合わせ、チョコレートを使ったスイーツと簡単でおしゃれなラッピング術もならいました。
- 豆乳とバナナのショコラテリーヌ
バターや生クリームは使わず、豆乳とバナナを使ってヘルシーに仕上げた一品。簡単でいながら本格的な味わいです。バナナはよく熟したものを使い、チョコレートは湯せんで溶かしやさしく扱うのがポイント。おからパウダーは保水性が高いので、加えることで形が崩れにくく食物繊維もプラスされます。チョコレートの苦味とバナナの香り、甘味が快い大人にも喜ばれるスイーツです。
- おからチョコクッキー しょうゆ風味
小麦粉は使わずおから100%でつくったクッキー。食物繊維が豊富で腹持ちもよく小腹がすいた時におすすめです。焼き上がったクッキーに溶かしたチョコレートでデコレーションし、しょうゆパウダーをふりました。しょうゆの香りと塩味がアクセントになります。
ペーパーナプキンを使ったラッピング方法もご紹介。ペーパーナプキンはやわからいので扱いやすく、ラッピング紙を買わなくてもお家にあるペーパーで、手軽にラッピングが楽しめます。バレンタインデーだけでなく、ちょっとしたプレゼントや普段のおやつにもぴったりなスイーツでした。
講習会のレシピ
豆乳とバナナのショコラテリーヌ
材料:長さ18㎝のパウンド型1台分
製菓用チョコレート | 200g |
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卵 | 3個(約150g) |
バナナ | 1本 |
キッコーマン おいしい無調整豆乳 | 100ml |
ラム酒 | 大さじ1 |
キッコーマン 豆乳おからパウダー | 5g(約大さじ1) |
つくり方
- 1型にオーブンペーパーで型紙をつくり敷く。
- 2チョコレートは刻んでボウルに入れ、 50~60℃の湯煎にかけてなめらかに溶かす。
- 3別のボウルにバナナを入れてフォークの背などで粗くつぶしたら、卵を加えよく混ぜ合わせ、豆乳とラム酒も加えてしっかり混ぜる。
- 4「2.」のボウルに「3.」を3回位に分けて加え、加える度にしっかり混ぜ合わせ、なめらかな状態にしたら、濾し器を通す。
- 5「4.」におからパウダーを加えよく混ぜ合わせたら、「1.」の型に流し180℃のオーブンで15~18分焼く。
- 6「5.」を型のまま粗熱を取り、冷蔵庫でしっかり冷やしたら、好みの厚さに切る。
おからチョコクッキー しょうゆ風味
材料:目安
キッコーマン 豆乳おからパウダー | 50g |
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ココア(無糖) | 20g |
グラニュー糖 | 40g |
無塩バター | 30g |
卵 | 1個(50g) |
キッコーマン おいしい無調整豆乳 | 50ml |
製菓用チョコレート | 適量(50g程度) |
キッコーマン パウダーしょうゆ しょうゆ風味 | 適量 |
つくり方
- 1ボウル におからパウダー、ココア、グラニュー糖を入れて全体をムラなくよく混ぜ合わせ、よく冷えたバターを入れてカードで刻む。
- 2「1.」があずき粒程度の大きさになったら、指の腹で粉とすり合わせるようにして、バターの固い粒と粉類を混ぜ合わせる。
- 3卵と豆乳を混ぜ合わせたものを「2.」に加え、全体をひとまとめにしたらラップフィルムやオーブンペーパーに包み、めん棒で全体の厚さが 5mm位になるようにのばし、板状にする。冷蔵庫で30分以上冷やす。
- 4「3.」を好みの抜き型で抜くか包丁で切り、天板の上に並べ170℃のオーブンで約20分焼いた後、粗熱を取る。
- 5チョコレートは必要ならば刻み、50~55℃の湯煎で溶かす。
- ※電子レンジの場合は500wで30秒かけ、一度取り出して熱ムラを取り、その後10秒ごとにかけ、チョコレートの溶け具合を見ながら調整する。
- 6「4.」のクッキーに「5.」のチョコレートをスプーンなどで線を書くようにたらし、チョコレートが固まる前に、パウダーしょうゆを散らし味のアクセントにする。
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