カフェ風薬膳で こころとからだもきれいに

講師

村岡 奈弥 先生(料理研究家、国際中医師)

2018年4月5日のKCC料理講習会は、料理研究家、国際中医師の村岡奈弥先生をお招きし「カフェ風薬膳で こころとからだもきれいに」をテーマに開催しました。

講習会のレポート

村岡奈弥先生は、国立北京中医薬大学日本校で「中医薬膳師」「国際中医師」の資格を取得し、学会の理事や講師も務めています。またフランスへの料理留学、現地レストランでの修業経験をいかし、薬膳のイメージを変えるセンスあふれる料理をご紹介。つくりやすく体にやさしいレシピが人気です。

今回は村岡先生に、薬膳料理をおしゃれにアレンジしてご紹介いただきました。薬膳には季節と体に関連があるという考えがあります。食材にはそれぞれの効用があり、季節に合ったタイミングで取り入れることが大切。薬膳は特別なことではなく、毎日の料理に気軽に取り入れることができます。講習会では春の野菜を使った料理、その効用を習いました。

講習会のレシピ

たけのことえんどう豆のサラダ 木の芽風味

材料:4人分
ゆでたけのこ 80g(7~8mmの角切り、先は8等分に切る)
えんどう豆(さやから出して) 1/4カップ
フルーツトマト(7~8mm角に切る) 2個
キッコーマン生ぽんず 大さじ1
砂糖 小さじ2
木の芽 18枚
デルモンテ エキストラバージンオリーブオイル 小さじ1と1/2
つくり方
  1. 1えんどう豆は、沸騰した湯に塩(分量外)を加えてゆで、鍋に水を少しずつたらしながら,しぼまないように冷ます。
  2. 2ボウルに、ぽん酢に砂糖を混ぜ合わせ溶かし、オリーブオイル、トマト、木の芽8枚分のみじん切りを加え、混ぜ合わせる。
  3. 3「2.」に、たけのことえんどう豆を加え、塩で味をととのえ、器に盛る。
  4. 4「3.」を器に盛り、たけのこの先の部分と残りの木の芽を添える。

菊花入りカニとセリの細巻きずし

材料:4本分
菊花 大きめな8輪分の花びら
【A】
・酢
・砂糖
・塩
・大さじ3(酢)
・大さじ1と1/2(砂糖)
・小さじ1と1/3(塩)
1合
昆布だし 200ml
ゆでズワイガニ 60g
セリ 1束
のり 2枚
デルモンテ エキストラバージンオリーブオイル 少々
黒こしょう 少々
つくり方
  1. 1菊花は飾り用に花びらを少し残し、他は、酢(分量外)を入れた熱湯でサッとゆで、冷水に取り、水気をきってみじん切りにする。Aを混ぜ合わたものに漬ける。
  2. 2セリは、飾り用に茎の先を少し残し、色よくゆでる。
  3. 3米を昆布だしで炊き上げ、飯台に移し、「1.」を全体にいきわたらせ、切るように混ぜ合せ、うちわで蒸気を飛ばす。水でしめらせ、かたく絞った布巾をかぶせておく。
  4. 4巻きすの上にのりをのせ、「3.」のすし飯を向こう端1.5cmを残して広げ、セリ、カニを真中にのせて、芯にして巻き込む。
  5. 5「4.」を少しおいたら、食べやすい大きさに切り、器に盛り、オリーブオイルをふりかけ、飾り用のセリの茎の先と菊花の花びらを飾る。好みで黒こしょうをふる。

鶏ささ身のキヌア揚げ サフラン風味

材料:4人分
鶏ささ身(筋を取る) 4本
キヌア 50g
サフラン ひとつまみ
小麦粉 適量
溶き卵 適量
デルモンテ グレープシードオイル 適量
適量
白こしょう 適量
クレソン 適量
ピンクペッパー 適量
つくり方
  1. 1鍋に湯を沸かし、細かくしたサフランと塩を加え、キヌアをゆで、ざるに上げ冷ます。
  2. 2鶏ささ身に塩と白こしょうをふり、小麦粉、溶き卵、「1.」のキヌアをつける。
  3. 3「2.」を180℃の油で揚げる。
  4. 4「3.」を器に盛り、クレソンを添え、ポワブルロゼを散らす。

桜風味の茶わん蒸し

材料:4人分
桜の塩漬け 30輪
砂糖 大さじ4
卵(L) 3個
キッコーマン 無調整豆乳 240ml
【飾り用】
・桜の塩漬け
・砂糖
・緑茶粉
・4輪(桜の塩漬け)
・小さじ1(砂糖)
・少々(緑茶粉)
つくり方
  1. 1桜の塩漬け30輪は、塩を洗い流し、花弁を摘んで、みじん切りにし、湯240mlを注いで香りを出し、砂糖を加えて混ぜる。
  2. 2ボウルに卵を溶き、豆乳と「1.」を加えて漉し、器に注ぐ。
  3. 3蒸気の上がった蒸し器で、「2.」を蒸し上げる。(初め強火で1分、火を弱めて約8分)
  4. 4飾り用桜の花の塩漬け4輪の塩を洗い、湯50mlで戻し、砂糖小さじ1を溶かす。
  5. 5「3.」に「4.」の花を戻し汁ごとのせ、緑茶粉をかける。
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