パスタ世界チャンピオンが伝授!家庭のパスタをおいしく

講師

弓削 啓太 先生(「SALONE サローネ 2007」料理長)

2020年11月14日のKCC食文化と料理の講習会 YouTubeライブ配信は、「SALONE サローネ 2007」料理長 弓削 啓太先生をお招きし、「パスタ世界チャンピオンが伝授!家庭のパスタをおいしく」をテーマに開催しました。

講習会のレポート

弓削 啓太 先生は、カナダ・バンクーバーの料理学校に入学、その後、東京とパリのフランス料理店で修業。サローネグループに入り、現在は横浜にある「SALONE 2007」の料理長としてご活躍です。そして、2019年フランス・パリで開催された「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ」に日本代表として参加し見事!優勝されました。

今回は弓削先生に家庭でつくるおすすめパスタをご紹介いただきました。<赤エビのトマトソース>は、エビの頭と殻から取った濃厚なうまみを生かしたソース。ホールトマトに生のトマトをプラスすることで、フレッシュな酸味が加わり味を引き締めます。<たこのボロネーゼ オレキエッテ>は、細かく刻んだたこをひき肉の代わりに使った、言わばミートソース。耳たぶの形をしたショートパスタ、オレキエッテと合わせました。ひき肉とは違ったおいしさが楽しめます。
世界大会で優勝した<ペンネ・ゴルゴンゾーラ・プロフーモ・ジャポネーゼ>のご紹介もありました。かきとゴルゴンゾーラという組み合わせに、山椒、日本酒、みりん、柚子といった日本の食材をアレンジしたパスタ。弓削先生のセンスと技の光る一品でした。

講習会のレシピ

赤エビのトマトソース

材料:2人分
トマトソース
赤エビ 10尾
デルモンテ エキストラバージンオリーブオイル 30g+15g
にんにく(つぶす) 2片
玉ねぎ(薄切り) 30g
にんじん(薄切り) 30g
セロリ(薄切り) 30g
デルモンテ 完熟ホールトマト 1缶(400g)
マンズワイン(白) 40ml
500ml
ミニトマト(半分に切る) 200g
スパゲッティ(1.8㎜) 200g
ローズマリーオイル
(細かく刻んだローズマリー2gとオリーブオイル4gを合わせたもの)
6g
イタリアンパセリ(刻む) 適量
適量
つくり方
  1. 1エビの頭を外し殻と身に分ける。身は背ワタを取り4等分に切り、重量に対し1の塩をする。
  2. 2鍋にオリーブオイル30gを入れ、「1.」の頭と殻を入れてつぶしながら炒め、水分が飛んだら、玉ねぎ、にんじん、セロリ、にんにくを加えて炒める。
  3. 3「2.」に白ワインを加えてアルコールが飛んだら、ホールトマトと水を加え、30分程煮込んで濾す。
  4. 4鍋にオリーブオイル15gとミニトマトを入れ、塩ひとつまみを加えて炒める。トマトがクタクタになるまで加熱し、「3.」を加えて約300gになるまで煮詰める。
  5. 5スパゲッティは塩を加えた湯でアルデンテ少し手前までゆで、「4.」のソースの鍋に入れてソースと吸わせながら仕上げる。
  6. 6「1.」のエビの身を入れ火を止め余熱で火を入れていき最後にローズマリーオイルをよく絡める。
  7. 7「6.」を器に盛りつけ、イタリアンパセリを散らす。

たこのボロネーゼオレキエッテ

材料:2人分
ボロネーゼソース(作りやすい分量)
たこ(5mm角) 250g
玉ねぎ(5㎜角) 50g
セロリ(5㎜角) 50g
デルモンテ エキストラバージンオリーブオイル 20g+10g
にんにく(つぶす) 1/2片
トマトペースト 15g
マンズワイン(赤) 30ml
500ml
オレキエッテ 160g
松の実 適量
セロリの葉 適量
レーズン 適量
適量
つくり方
  1. 1鍋にオリーブオイル20g、にんにく、玉ねぎ、セロリを入れ、あめ色になるまでじっくり炒める。
  2. 2「1.」にトマトペーストを加えてさらによく炒める。
  3. 3別の鍋に、オリーブオイル10gとたこを入れ、たこから出る水分を飛ばすようにしっかりと炒める。
  4. 4「3.」に赤ワインを加え、鍋にこびりついたうま味をこそげ落とすように煮溶かす。
  5. 5「4.」に「2.」を入れ水を加え、たこがやわらかくなるまで約30分煮込み、さらに様子を見ながら煮詰める。
  6. 6オレキエッテを塩を加えた湯でゆで、「5.」のソース適量とあえ、器に盛りつける。好みで松の実、レーズン、セロリの葉を添える。
キッコーマン ホームクッキング

旬の食材をおいしく食べられるレシピを毎日更新!