柳原先生が伝授! 和食の基本 しょうゆの上手な使い方

講師

柳原 尚之 先生(近茶流宗家、柳原料理教室主宰)

ぶりの春野菜千種焼き
じゃがいもの炒め煮
白魚のお椀
当日紹介した料理の集合写真
柳原 尚之 先生

2026年1月24日KCC食文化と料理の講習会は、近茶流宗家、柳原料理教室主宰の柳原尚之先生をお招きし、「柳原先生が伝授!和食の基本 しょうゆの上手な使い方」をテーマに開催しました。

講習会のレポート

先生は大学で発酵学を学び、大学院で博士号(醸造学)を取得。令和4年近茶流宗家を継承し、柳原料理教室で日本料理、茶懐石の研究指導にあたっています。江戸時代の食文化の研究とともに、子どもへの食育活動をライフワークとし、テレビ番組や国内外のイベントを通して、日本料理の普及、継承に努めています。

今回はしょうゆの種類や料理に合った使い方など、いつもの和食をワンランクアップさせるコツをご紹介いただきました。

  • ぶりの春野菜千種焼き

    脂ののったぶりの焼物に、春野菜を添えた一品です。調味には「特選丸大豆しょうゆ」を使いました。大豆を丸ごと使って仕込んだ、風味豊かで深みのある色合いが特長のこいくちしょうゆで、焼物によく合います。焼いた際に立ちのぼる、しょうゆが焦げた香ばしい香りは格別で、鍋肌から加えると一層引き立ちます。ぶりは下味に塩をふって少しおいてからしょうゆを絡めると、脂ではじかれず、味がなじみやすくなります。

  • ほうれん草のごま浸し

    ゆでた青菜を、だしと合わせたしょうゆでいただく料理です。「しぼりたて生しょうゆ」を使いました。加熱処理していないこいくちしょうゆで、鮮やかな色、穏やかな風味と香りなので、つけかけや素材を生かす料理におすすめ。だししょうゆは、だしとしょうゆを1:2の割合で合わせます。辛子やしょうがなど薬味を加えるとまた違った味わいが楽しめます。ほうれん草は巻きすで水けをしぼり、形をととのえて盛りつけると、普段の料理もおもてなし風に仕上がります。

  • じゃがいもの炒め煮

    じゃがいもとベーコンを使ったシンプルな煮物です。「超特選 極旨しょうゆ」を使いました。超特選規格ならではのうま味の豊かなしょうゆで、油との相性が良いので油で炒めてから煮る、炒め煮にしました。先に炒めることで素材に火が通りやすくなり、油のコクと香ばしさが加わります。強火で炒めた後、火を弱くして煮含めるのがポイントです。

  • 白魚のお椀

    早春が旬の白魚(しらうお)を使ったお吸い物です。「うすくちしょうゆ」を使いました。色が淡く香りも穏やかなので、素材の色や風味を生かしたい料理に向きます。通常のこいくちしょうゆよりも塩分が高く、少量でも味が決まります(近年は塩分をおさえた商品もあります)。だしをうすくちしょうゆと塩で味をととのえた汁は、お椀料理の基本となります。白魚は身がやわらかく崩れやすいので、塩をふってしばらくおいてから調理します。白魚の代わりに他の白身魚でもおいしくできます。

講習会ダイジェスト動画

講習会のレシピ

ぶりの春野菜千種焼き

材料:4人分​
ぶり 4切れ​
適量
キッコーマン 特選 丸大豆しょうゆ 大さじ1+小さじ1
菜の花 2本
絹さや 2個
水菜 1本
うど 4cm 1本
にんじん 4cm 1本
適量
つくり方
  1. 1ぶりは塩としょうゆ大さじ1で下味をつけ、15分おく。​​
  2. 2菜の花は熱湯でゆでてザルに取り、食べやすい大きさに切る。絹さやは筋を取り、熱湯でゆでて水に取り、冷ます。 水菜は3cm長さに切る。​
  3. 3うどとにんじんは松葉に切る。​
  4. 4フライパンを温めて油を入れ、水けをふき取った(1)のぶりの両面を、きれいな焼き目がつくように焼き、バットなどに取り出す。​​
  5. 5フライパンを再度温め油少々を足し、(2)の野菜をさっと炒めて、しょうゆ小さじ1をフライパンの周辺に入れて、香りをたたせてから野菜にからめる。
  6. 6器に(4)のぶりと(5)の野菜を盛りつけ、(3)の松葉に切ったうどとにんじんを飾る。​

ほうれん草のごま浸し

材料:4人分
ほうれん草 200g
煎り白ごま 小さじ2
だし 大さじ2
キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ 大さじ1
少々
つくり方
  1. 1ほうれん草は塩ゆでして水に取り、すだれで巻いて水けをしぼる。​
  2. 2 3cm長さに切り、切り口の片側断面に煎り白ごまをつける。​​
  3. 3だしとしょうゆを合わせてだししょうゆをつくる。
  4. 4器に(2)をごまのついた断面を上にして盛りつけ、(3)のだししょうゆをはる。

じゃがいもの炒め煮

材料:4人分
じゃがいも 2個(500g)
ベーコン 100g
スナップえんどう 8本
だし 300ml
砂糖 大さじ1と1/2
キッコーマン いつでも新鮮 超特選 極旨しょうゆ 大さじ2
マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん 大さじ1/2
マンジョウ 国産米こだわり仕込み料理の清酒 大さじ1
少々
少々
つくり方
  1. 1じゃがいもは洗って皮をむき、一口大に切る。スナップえんどうは筋を取り、塩ゆでしてザルに取り、冷ます。ベーコンは4等分の食べやすい大きさに切る。​
  2. 2鍋に油を入れて、じゃがいもに色がつくまで炒め、ベーコンを入れてさらに炒める。
  3. 3だしを加えて落としぶたをし、じゃがいもに火が入るまで煮る。
  4. 4砂糖を加えて2分ほど煮てから、しょうゆ、みりん、酒を加えて中火で煮る。
  5. 5煮汁が半分になったら、スナップえんどうを入れて、煮汁をからめる。

白魚のお椀

材料:4人分
白魚 20g
わかめ 15g
かまぼこ(赤) 2枚(5mm厚さ)
適量
本汁:
 だし 700ml
 キッコーマン うすくちしょうゆ 小さじ 1
 塩 小さじ1/2
柚子の皮 少々
つくり方
  1. 1白魚に塩少々をふり、しばらくおいてから、熱湯で白くなるまでさっとゆで(霜をふる)、ザルに上げる。白魚はやわらかいので崩れないように気をつける。​
  2. 2わかめは湯がいて筋を取り、2cm長さに切る。
  3. 3だしを温めて、うすくちしょうゆと塩で味つけをする。
  4. 4器に白魚、わかめ、かまぼこを入れて、(3)の熱い汁をはり、柚子の皮を添える。
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