
料理のことわざ
あ行
開いた口に牡丹餅 / 青菜に塩 / 秋なすび嫁に食わすな / 朝しょうが夕さんしょう / あつものにこりて膾(なます)を吹く / 油に水 / 油を売る / あまってたらんは餅の粉 / 網にかかった魚 / あんこうの待ち食い
家柄より芋がら / いが栗も内から割れる。 / 医者とみそは古いほうがいい / いつも月夜と米の飯 / 一升の餅に五升の取り粉 / 一滴舌上に通じて大海の塩味を知る / いつも柳の下にどじょうはいない / 今入(いまいり)三杯 / 芋の煮えたのご存じないか
飢えは食を選ばず / 雨後の竹の子 / 牛に馬を乗りかえる / 牛に対し琴を弾ずる / 牛に引かれて善光寺まいり / うどの大木 / うなぎのぼり / 瓜食うたままには居られず / 瓜の皮は金持ちに柿の皮は乞食にむかせるのがいい / うまくなるのとなくなるのと一緒
えぐい渋いも味のうち / 得食に毒なし / 江戸っ子の梨を食うよう / 絵にかいた餅は食われぬ / えびおどれども川を出でず / えびで鯛(たい)を釣る / えぶなの出世 / 塩車のうらみ / えんどうは日かげでもはじける / 縁の下のあずき
大鴨がねぎ背負ってくる / 大きなだいこん / 大飯食い箸を選ばず / おそまきの西瓜 / お茶の子 / お情けより樽の酒 / おどろ木 桃の木 さんしょうの木 / 同じ釜の飯を食う / 鬼に煎餅 / 鬼の留守の間に豆炒ってかもう
か行
偕老同穴 / 柿が赤くなれば医者が青くなる / 垣根の竹の子 / 粕から焼酎 / 火中の栗 / 瓜田に履(くつ)を入れず / かぼちゃの当たり年 / 雷汁 / 鬼に煎餅 / 鴨がねぎをしょってくる / 雁も鳩も食わねば知れない
きかずの一杯 / きじも鳴かずばうたれまい / 狐とるなら油揚で / 木に餅のなる話 / 木によって魚を求む / 茸とった山は忘れられない / 京の生鱈 / 切りなしより盛りなし / 禁断の木の実は甘い / 金の茶釜七つもあるよう
食い物もあるのに鉄砲汁 / 食うてもその味を知らず / 空腹は無上のソース / 腐れはまぐりで口が開かぬ / 腐っても鯛 / くじらが捕れれば七浦富貴 / 食ってすぐ寝ると牛になる / 雲に汁 / 食わず嫌い / 葷酒山門に入るを許さず
鶏口となるも牛後となるなかれ / 下戸の粕汁 / 下戸の肴あらし / 下戸の建てた蔵はなし / 懈怠者の食急ぎ / 下駄と焼みそ / 玄関で茶漬 / 健康は富にまさる / 献上の鴨 / 献上物の鯛
高飛の鳥は美食に死す / 五月のくされ鯛 / 穀つぶし / 五臓六腑にしみわたる / ごちそうか断食かどちらかにせよ / こちの頭を嫁に食わせよ / 今年はかぼちゃの当り年 / ごまめでも尾頭つき / こんにゃくに馬をつけたよう / こんぶにさんしょう
さ行
桜鯛 桜うぐい / 雑魚の魚まじり / 砂糖買いに茶を頼むな / 鯖の生き腐り / 猿の柿笑い / 三月肉の味を知らず / 三月ひらめ犬も食わぬ / さんしょうは小粒でぴりりとからい / 三寸まな板を見抜く / さんまが出るとあんまが引込む
しいら者の先走り / 塩売りも手をなめる / 塩からを食おうとて水をのむ / 鹿の角を蜂がさしたる如し / 蜆貝で海を量る / 七五三料理も大根が出ねば調わず / 芝居 こんにゃく いも かぼちゃ / しゃこで鯛を釣る / 重箱でみそをするよう / 食前方丈一飽に過ぎず / 汁を吸うても同罪 / 新米にとろろ汁
酸いも甘いも皆承知 / 酢がもどる / 好きは身を通す からしは鼻を通す / 空腹(すきばら)に茶漬 / すくち空腹(すきばら) / すしを押しつけたよう / 雀の酒盃 / 雀の巣も食に溜る / 酢でさいなむ / 酢でもこんにゃくでも / 酢でもしょうゆでも 食えぬものは食えぬ / 酢といえば大根 / 酢につけ粉につけ / 酢につけ酒しおにつけ / すりこ木で芋を盛る / すりこ木に羽が生えて天上する / すりこ木の穴に糸を通すよう / すりこ木を食わぬものはなし / すり鉢に灸(きゅう) / すり鉢にふたがない / 酢をかう / 寸馬豆人(すんばとうじん)
井魚(せいぎょ)は共に大を語るべからず / 井水(せいすい)大魚なし / 清水に魚住まず / 摂津(せっつ)の雑炊 大和のかゆ / 芹摘(せりつ)む / 千石万石も米五合 / 煎じつめる / 膳の上一杯になる / 前の字のつく国のくらげは食える / 膳部揃うて箸をとれ / 煎餅に金づち / 千松
即時一杯の酒 / 束修(そくしゆう) / 爼上(そじよう)の鯉(魚) / 反歯(そっぱ)の西瓜食い / その手は桑名の焼蛤 / その葡萄は酸っぱい The grapes are sour. / そばにある炒り豆 / そばの花見て蜜をとれ / そばの花も一盛り / 空上戸(そらじようご) / 空飛ぶ雁を吸物にする / 樽爼(そんそ)折衝
た行
大倉の梯米(だいくらのはしごまい) / 醍醐味(だいごみ) / 大道湯漬(だいどうゆづけ) / 高い所に上がらなければ柿は食えない / 耕さずして獲(え)んとす / たくわんの重石(おもし)に茶袋 / たこからげ / ただなりとも食うべき餅に飴 / 田作りも魚の中 / 蓼(たで)食う虫もすきずき / 棚から牡丹餠 / 他人の飯には骨がある / 樽に充たざる酒は音がする / 団子はくしに刺した方がいい / 団子も餠のつき合い
池魚の殃(わざわい) / 馳走終らば油断するな / 茶に酔うたよう / 茶の子 / 茶腹も一とき / 朝三暮四(ちょうさんぼし) / 長者の脛(はぎ)にみそを塗る / 提灯で餠をつく
朔日(ついたち)ごとに餅食えぬ / ついた餅より心もち / 搗臼(つきうす)で茶漬食う / 月とすっぽん / 月夜に釜を抜かれる / 月夜に米の飯 / つまみぐい / つまりざかな / 爪のみ / 釣り落とした魚 / 鶴九睾(きゅうこう)に鳴き、声天に聞ゆ / 鶴の脛(はぎ)も切るべからず / 鶴の一声
亭主三杯客一杯 / 泥酔 / 手塩にかける / 適度に飲食して医者を無視せよ Feed by measure and defy the physician. / 手酌五合たぼ一升 / 手酌は恥のもと / 手作りのみそは塩からい / 手みそ酒盛り / 手盛り八杯 / 手盛りを食う
豆腐で足つく / 豆腐で歯をいためる / 豆腐に鎹(かすがい) / 登龍門 / 徳利に口あり 鍋に耳あり / 徳利にみそを詰める / どじょうの地団太(じだんた) / とどのつまり / 土用丑(どよううし) / 鳥の唄よりパン Bread is better than the songs of birds. / 鳥を食うとも どりを食うな / 鳶(とんび)に油揚をさらわれる
な行
泣いてもらい笑って食べる / ないもの食おうが人のくせ / 長居鷺(ながいさぎ)は汁になる / 流れがすみ / 泣く口には食われるが笑う口には食われぬ / 梨の礫(つぶて) / 夏は鰹(かつお)に冬鮪(まぐろ) / 七皿食うて鮫(さめ)笑い / 七彦のかゆ / 何事も酒でなければ始まらぬ / 菜の花に塩をかけたよう / 鍋が釜を黒いという The pot calls the kettle black. / 鍋にとじぶた / 生麦 生米 生卵 / 汝の顔に汗してパンを食うべし In the sweat of thy face shalt thou eat bread. / 何なら茶漬
煮え切らぬ / 煮え湯に水をさす / 煮え湯をのませる / におい松たけ味しめじ / にぎり酒盛り / 苦(にが)ひさごにも長所(とりえ)あり / 肉を割(さ)いて腹に充たす / 肉をもって蟻(あり)を去る / 乳臭(にゅうしゅう) / 煮ても焼いても食えぬ / 二兎(にと)追うものは一兎(いっと)も得ず One who runs after two hares will catch neither. / 女房となすは若いがいい / 鶏には麦粒の方がダイヤモンドよりありがたい A barleycorn is better than a diamond to a cock. / 鶏を割(さ)くに何ぞ牛刀を用いん
ぬかに釘 / ぬかの中で米粒を探す / ぬかの中の粉米 / ぬかみそは日に三度底からまぜろ / ぬかよろこび / ぬかをねぶって米に及ぼす / 盗人上戸(ぬすっとじょうご) / 盗んだ水はあまい Stolen water are sweet. / 塗箸でなまこをおさえるよう / ぬれ手で粟
寝入り小僧にかゆかける / ねぎと下手な浄瑠璃は節がない / 猫に鰹節の番 / 猫の魚辞退 / 猫の精進 / 猫も杓子も / 猫も茶を飲む / 寝ていて牡丹餅食えぬ / 根の苦いとろろ(とろろ芋)は葉も苦い / 粘りても餅屋の女房は上手 / 根深ぞうすい しょうが酒 / 根堀り葉堀りごぼうの根まで / 練馬だいこんのよう
のいて通せ酒の酔 / 軒の熟柿(じゅくし)がうなづくばかりうんだも潰れたともいわぬ / 熨斗(のし)、鮑(あわび)を添える / のっぺら汁に芋の子 / のどが渇く / のどがなる / のどもと過ぎれば熱さを忘る / のどもと過ぎれば鯛も鰯も / 野鳥の献立 / 呑みもきらず かみもきらず / 呑んだり吐きだしたりする / 飲まぬ酒に酔いはせぬ
は行
ばかの大食い / はじかみの置き合わせ / はしご酒 / 箸をおくとそのまま / はすの実が飛び出たよう / はぜは飛んでも一代 うなぎはのめっても一代 / 畑にははまぐり / バター付きのパンに苦情をいうなかれ Never quarrel with your bread and butter. / 八里半 / 初の餅を食いたい / 花より団子 / 母方より食い方 / 早く実れば早くくさる Early ripe early rotten. / 早飯も芸の中 / 腹が食わずに目が食う / 腹鼓を打つ / 腹に味わう / 腹量りて食らい形を計りて着よ / 春は晩食後三里 / 般若湯
火うち箱でみそを焼く / 日かげの豆も時がくればはぜる / 干潟(ひがた)の鰯(いわし) / 干かますのよう / 彼岸がくれば団子をおもう / ひじきの行列のよう / 日田の紅いか / 人至って賢ければ友なし水清ければ魚住まず / 一つ鍋のものを食う / 一粒選り / 人は種をまいたように刈り入れをするべきである。 As you sow,you should reap. / 人はパンのみに生きるものにあらず Man shall not live by bread alone. / 独り者のごっくり飲み / 人を茶にする / ひながかえらぬ中に数えるな Count not your chickens before they are hatched. / 姫路の冷飯 / 冷飯から湯気が立つ / 百里に米を負う / 日向(ひなた)に氷 / 日向貧乏 / ひょうたんでなまずをおさえる / 昼九 夜八 船六
ふかの寝食い / ふきみそをなめたよう / ふぐ食う無分別ふぐ食わぬ無分別 / ふぐ好きで灸きらい / ふぐにあたれば鯛にもあたる / 富士見酒 / 豚に念仏猫に経 / 豚を盗んで骨を施す / 釜中(ふちゅう)の魚 / プディングの味は食べてみなければわからない The proof of pudding is in the eating. / ぶどう酒は樽の味がする The wine will taste of cask. / ぶどう酒は老人のミルクである。 Wine is old man's milk. / 鮒の泥に酔うたよう / 鮒の仲間に鮒が王 / 冬だいこんは彼岸なかば / 冬の氷売り / フライパンから飛び出して火の中へ Out of the frying pan in to the fire. / 古い友達と古いぶどう酒が一番いい Old friends and old wine are best. / 風呂桶でごぼう洗うよう / 分米相応(ぶんまいそうおう)
平ニが瓜を作れば源太坐してそれを食う / 可盃(べくさかずき) / へそ茶を沸かす / へたな庖丁百ぺん洗え / へちま野郎 / 蛇が蛙を呑んだよう / 部屋見舞に卯の花 / ぺろり山椒みそ / 弁当初め / 弁当は宵から芝居は朝から / 弁当鍋枕にならず / 弁当持ち先に食わず
房州の炒り倒れ / 炮烙野郎(ほうろくやろう) / 法論(ほうろん)みその夕立 / 頬がえしがつかぬ / 干だいこんに湯をかけたよう / 牡丹餅で腰打つ / 牡丹餅の塩の過ぎたのと女の口の過ぎたのは取り返しがつかない / 牡丹餅は米 辛抱は金 / ぼちぼち三升 / 骨つなぎする / 骨までしゃぶる / 骨を炊(かし)ぎ子を食う / 盆すぎて鯖あきない / 盆三日は嫁と姑が仲良くなる
ま行
毎日すりこ木食わぬ者なし / 舞々(まいまい)と鮨の飯は辻の犬も食わぬ / まかぬ種は生えぬ。 / まぎらを食わせる / 真桑瓜(まくわうり)の皮は大名にむかせよ / 正宗の刀でだいこんを切る / 升(ます)で量(はか)って箕(み)でこぼす / 待っている湯沸しは煮立ちがおそい A Watched Pot(Pan)is long in boiling. / まな板の鯉 / 眼(まなこ)とそば餅は、ねるほどよい / 豆のもるよう / 豆名月 / 豆を植え稗(ひえ)をとる / 菽(まめ)を啜(すす)り水をのみ歓(かん)をつくす / 豆を煮るのに豆がらをたく / 豆を炒るよう / 豆をまくよう / 丸い卵も切りようで四角 / まんじゅう手のもの / 満を引き白をあぐ
ミイラ取りがミイラになる / 水到りて魚行く / 水と魚 / 水をのみて腹をあぶる / みそこしで水をすくう / みそ塩の世話 / みそすり坊主 / みそ菜(さい)は千石取(せんごくとり)もならぬ / みそに骨 / みそのみそ臭きは食われず / みそ豆は七里かえりても食え / みそを揚げる / みそを入れた塩はよそへ行かぬ / 身でないものは骨膾(ほねなます) / 南風をくった飴細工のよう / 耳から入れるより口から入れよ / 耳にごちそう / みょうがは食えば物忘れする / 三輪(みわ)そうめんで太い奴
昔の剣(つるぎ)今は菜刀(ながたな) / 麦続飯(むぎそくい) / 麦三日米二十日 / 麦飯とだいこんとにはあきぬ / 麦飯で鯉釣る / 麦わら鯛は馬も食わぬ / 武蔵坊(むさしぼう)の居食い / 虫酸(むしず)が走る / むせぶによって食を廃す / むつごろう / 無明(むみょう)の酒に酔う
茗(めい)をすする / 命(めい)は食にあり / 名物にうまいものなし / 牝牛(めうし)に腹をつかれる / 牝牛の角を定規にする / 目が物食う / 飯粒で鯛釣る / 飯と道とは早いほどいい / 目に青葉 山ほととぎす初鰹 / 目もとの塩 / 雌鶏(めんどり)すすめて雄鶏(おんどり)ときをつくる / 麺類の中では牡丹餅(ぼたもち)がいい
目食耳視(もくしょくじし) / もとの焙烙(ほうろく) / 餅がゆの節供 / 餅の中の籾(もみ) / 餅腹三日 / 餅屋もち食わず / 餅屋は餅屋 / 餅より餡(あん)で高くなる / 餅より粉に減る / 物はいい残せ 菜は食い残せ / 桃栗三年柿八年 柚は九年で花盛り 梅はすいとて十三年 / 股(もも)をさいて腹に充たす / もんで味出せ干しだいこん
や行
八百善を茶漬けにする / 八百屋に看板なし / 薬罐(やかん)でたこをゆでる / 焼鳥に捉緒(ヘお)をつけよ / 焼き餅を焼く / 夜食すぎての牡丹餅 / 弥助 / やせ子の酢好み / 雇う法師はみそを嫌う / 宿屋の飯も強いねば食えぬ / やぶ医者の薬味たんす / 山雀(やまがら)金魚で煮ても焼いても食えぬ / 山雀(やまがら)のくるみまわし / 山くじら / 山でうまいもの おけら ととき嫁に食わすな / 山に登りて魚を求む / 山の芋うなぎとなる / 山の芋をかば焼きにする / 山の神におこぜ見せるが如し / 楊桃(あげもも)のえりぐい
湯陰酒陽 / 夕顔のつるに挾み箱 / 夕食ぬきでねる方が借金背負って翌朝起きるよりましである Better go to bed supperless than rise in debt. / 夕立にあった吊るし柿のよう / 雪道と魚の子汁は後ほどよい / 湯七分に泡八分 / ゆでだこのよう / 湯腹も一時 / 指をくわえる / 夢に牡丹餅 / 熊野(ゆや)松風に米の飯 / 湯を水にする / 湯を沸かし火を引く / 湯を沸かし水に為す
よい酒はよい血を作る Good wine makes good blood. / 酔いざめの水は甘露の味 / よう飯蛸(いいだこ)酢みそお上がり / よくなし者の煮ぶくれ / 夜寒郎麦好(よざむろうむぎよし) / よその米の飯より内のかゆ / 淀川の杭(くい)で大杭の長杭 / 蓬(よもぎ)にまじわる / 夜の蜘蛛(くも)は夜露蜘蛛(よろこんぶ) / 夜の昆布は見逃すな / 夜の酌は八分目 / よわい延ぶる歯がため
ら行
来年の果報は今年の稲で待つ / らっきょう食って口ぬぐう / らっきょうの皮をむいたよう / 羅浮(らふ) / 濫觴(らんしょう)
梨園(りえん) / 李下の冠 瓜田の靴 / 溜飲が下る / 流水あかず 戸ぼそ虫くわず / 漁師の一散食い / 良酒は看板を要せず Good wine needs no bush. / 蓼虫(りょうちゅう) 葵菜(きさい)に移らず / 両手にうまいもの / 遼東(りょうとう)の豕(いのこ) / 林間に酒をあたためて紅葉をたく / 林中に薪(たきぎ)を売らず 湖上に魚をひさがず
累卵(るいらん)のあやうさ / 居留守の柵さがし
醴酒(れいしゅ)設けず / 零落(れいらく) / れんこんの穴にうなぎ / 連木(れんぎ)で重箱を洗う / 連木(れんぎ)で腹切る
浪人かわき / 牢番の盗み酒 / 魯魚の誤り / 六の餅 / 鹿鳴(ろくめい)の宴(えん) / 魯酒(ろしゅ)薄くして邯鄲(かんたん)囲まる
わ行
我が口に甘ければ人の口にも甘し / 我が物食えばかまど将軍 / 我が家のかまど料簡(りょうけん) / 我が家の米の飯より隣の麦の飯 / 湧く泉にも水がれあり / わさびと浄瑠璃(じょうるり)は泣いてほめる / 轍(わだち)のふな / 渡りひよどりと戻りつぐみ / わった茶碗をついで見る / わにの口を逃れる / わにの一口 / われ茶碗 / 笑い上戸泣き上戸 / 藁(わら)千本ありとも柱にはならぬ / 藁をたく / 割木(われぎ)に飯粒で木飯(きまま) / 悪いものの煮肥え / われから食わぬ上人なし / われ鍋にとじぶた / 我をして身後の名あらしむるよりは即時一杯の酒に如(し)かず / 椀作りの欠け腕 / 椀より正味