こどもの日

5月5日のこどもの日は、端午の節句(たんごのせっく)ともいい、男の子のお祝いです。こいのぼりをあげ、かしわもちやちまきを食べますね。どんな意味があるのでしょうか。

端午の節句はいつから始まったの?

3世紀ごろの中国ではじまったときは、健康をいのる日でした。これが日本に伝わり、もともと日本にあった習慣(しゅうかん)といっしょになりました。しょうぶやよもぎの葉は薬に使われ、悪いものをよせつけない力があると信じられていました。そこで、しょうぶやよもぎの葉を入り口につるしたり、おふろにうかべたりしたそうです。
男の子の成長をいのる日になったのは、鎌倉(かまくら)時代からです。鎌倉時代は武士(ぶし)の時代です。「しょうぶ」は、「尚武」(強くて勇ましいこと)と書くことができること、しょうぶの葉が、刀のようにとがって勇ましいことから、武士たちに喜ばれました。

五月人形やこいのぼりには、どんな意味があるの?

かぶとやよろい、金太郎の人形をかざるようになったのも、鎌倉時代からです。武士は、男の子たちが勇敢(ゆうかん)な人間になるよう願ったのです。
こいのぼりは、こいが急流をのぼって龍(りゅう)に変わるという、中国の古い言い伝えから来ています。苦しいことがあってもへこたれず、りっぱな大人になってほしいという願いをこめています。

こどもの日に何を食べる?

柏もち

かしわの葉は、新しい葉がでるまで古い葉が落ちません。そこで、家族(かぞく)がふえて、みんな元気でいるようにという願いがあります。

ちまき

ちまきは2000年以上前に中国で生まれた、とても古い食べ物です。危険(きけん)から身を守るという意味があります。
食べたいものをリクエストして、みんなで作って食べると楽しいよ!

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