お月見
お月見って、聞いたことあるかな?どんな日なんだろう。
お月見に食べるものとか、あるのかな?
お月見は、どういう日?
お月見は、縁側(えんがわ)に月見団子(だんご)や里いも、豆をそなえ、ススキを飾って、月をながめるという行事です。月見団子などのおそなえものは、その年に田畑でとれた野菜やくだものなどの収穫(しゅうかく)を月に感謝(かんしゃ)する意味があります。
旧暦の8月15日と旧暦9月13日の2回行います。秋になると、空気がすんで月がよく見えるのです。
8月15日は「中秋(ちゅうしゅう)の名月(めいげつ)」または、「十五夜(じゅうごや)」といいます。里いもを飾るので、「芋(いも)名月」ということもあります。
9月13日は「十三夜」、ひと月前の中秋の名月に対して「後の名月」とよびます。また、豆を飾るので「豆名月」ともいいます。
昔の人は、月を大切にしていたの?
江戸時代は電気がないので、夜は、行燈(あんどん)やろうそくなどの光で生活をしていました。外を歩くときは、提灯(ちょうちん)を持ちます。ちょうちんはあまり明るくないので、月が出ている夜はよいのですが、出ていないときは道をまちがえたり、ころんだりしそうで心配でした。
今、私たちが使っている暦(こよみ)は、太陽暦(たいようれき)といって、太陽を基準にしていますが、江戸時代まで使われていた暦は、月を基準にしていました。月は太ったり、やせたりしますね。ですから、カレンダーがなくても、月を見れば今日が何日なのか分かったのです。
昔の人にとって、月はとても大切なものでした。
お月見には何を食べるの?
お月見には、お団子を食べます。
関東では丸いお団子ですが、関西では先をとがらせて里芋のような形にすることもあります。
そのほか、里芋や豆、栗(くり)や梨(なし)、柿(かき)なども食べます。