ごぼうサラダ

ごぼうに下味をつけてから
全体を和えます

シャキシャキとした食感とマヨネーズの風味が魅力のごぼうサラダ。しょうゆとごま油を加えることで、立派な和のおかずになります。

ごぼうとにんじんは食感と味わいを楽しむためにやや太めの「なます切り」にします。なます切りは、繊維を2度斜めに断つ切り方なので、味が入りやすく、食べやすくなります。先端が斜めになることで盛り付けたときもきれいに仕上がります。

ごぼうはにんじんに比べて固く、味が入りづらいため、先に下味を入れておくのがこのレシピの大事なポイント。下味には保水作用のある砂糖を加えます。これでごぼうの食感を残しながらもしっとり仕上がり、味わいに一体感が出ます。マヨネーズは味をみながら好みで調節してください。

  • ●太めの「なます切り」にする
  • ●ごぼうだけに下味をつける
  • ●砂糖を加える

この3つのポイントを押さえながら、調理していきましょう。それぞれの工程がなぜ必要なのか、理由も解説していきます。

材料・2人分

  • ごぼう…1本(150g)
  • にんじん…1/4本(50g)
  • マヨネーズ…大さじ3~4
  • 白すりごま…大さじ1
  • 七味唐辛子…少々
  • 〈A〉
    • キッコーマン 特選 丸大豆しょうゆ…大さじ1
    • 砂糖…小さじ2
    • ごま油…小さじ1

つくり方

1. 具材を切る

ごぼうはたわしで洗い、スプーンで汚れを取り、斜めに切ってから5mm幅のせん切りにする。水に約5分さらして水けをきる。にんじんは皮をむいて、同様に切る。

切る太さにも理由があります

ごぼうの表面が白くなるまで洗ってしまうと、旨みも出ていってしまうので、ほどほどにします。目立つ汚れやヒゲ根はスプーンを使ってこそげ取ります。なます切りは、まず斜めに切ってから細切りにします。やや太めにしておく理由は、味の強いマヨネーズと合わせる料理なので、野菜の食感と味わいを残しておきたいからです。ごぼうのアク抜きは5分にとどめ、香りを残します。

2. 順にゆでる

鍋に5カップの熱湯を沸かし、にんじんを約1分ゆでて取り出す。
同じ鍋でごぼうを約3分ゆでて取り出す。水けを十分にきる。

にんじんから先に、それぞれにゆでます

にんじんを先にゆでて取り出す理由は、一緒にゆでてしまうとごぼうから出るアクや色がにんじんに移ってしまうためと、この後、熱いうちにごぼうに味をつけたいためです。ざるに上げた後も余熱で火が通っていくので、ゆで過ぎないようにします。

3. ごぼうに下味をつける

ごぼうをボウルに入れ、砂糖、しょうゆ、ごま油の順に、そのつど混ぜながら加える。広げて冷ます。

ごぼうだけに下味をつけします

ごぼうが熱いうちにまず砂糖を加え、溶かしながら混ぜます。砂糖はごぼうをしっとりやわらかくする効果もあるので、ここでしっかりなじませましょう。しょうゆ、ごま油は加えたらそのつど混ぜます。全体が混ざったらボウルに添わせるように広げて、手早く冷まします。

4. にんじんを加えて、仕上げる

にんじんを加えて、混ぜ、マヨネーズ、白ごまを加えてさらに混ぜる。七味唐辛子をふる。

ごぼうの粗熱が取れてから混ぜていきます

粗熱が取れたら、にんじんを加えます。ひと混ぜしてから、マヨネーズと白ごまを加えて混ぜます。器に盛ってから、仕上げに七味とうがらしをふります。

(1人分熱量303kcal/塩分1.8g/調理時間約20分)

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ヘルシーポイント

ごぼうに下味がしっかりついているので、マヨネーズを大さじ2まで減らしても、おいしくいただけます。

料理/小田真規子 撮影/高杉 純 文/峯田亜季 デザイン・コーディング/高橋裕子・長瀬佳奈江(Concent, Inc.)編集担当/杉森一広 市川真規(キッコーマン)
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公開:2023年12月12日