豆ご飯

豆に塩を絡めてから炊きます

グリンピースが旬を迎える春につくりたい炊き込みご飯です。豆が「うまみ・具・彩り」の三役をこなします。豆のうまみと香りを生かすために、調味料は最小限に塩と酒のみ。塩を先に豆に絡めておいてから炊飯するのがおいしく仕上げるコツ。塩が豆の風味を引き出すうえ、やや硬めのグリンピースの皮をやわらかくしてくれます。旬の食材を楽しむご飯なので、豆はたっぷりと。米と豆は「2:1」がおすすめです。

  • ●調味料は塩と酒のみ
  • ●豆に塩を絡めてから炊飯
  • ●米:豆=2:1

この3つのポイントを押さえながら、調理していきましょう。それぞれの工程がなぜ必要なのか、理由も解説していきます。

材料(2~3人分)

  • 米…2合
  • グリンピース(豆)…1カップ(120g)
  • 塩…小さじ2/3
  • 〈A〉
    • 水…350ml
    • マンジョウ 国産こだわり仕込み 料理の清酒…大さじ1

つくり方

1. 米をとぐ

米は炊く30分以上前にとぎ、ざるにあげる。

多めの量で炊いたほうが風味良く仕上がります

具の多い炊き込みご飯は2~4合くらいが米をつぶさずに風味良く炊けます。といだ後にざるにあげておくと味が入りやすくなります。

2. 豆を取りだす

グリンピースは、さやから取りだす。

さやの筋の部分から開いて

さやの筋に親指の爪を入れて開くと簡単に開けます。グリンピースはつぶさぬようにして、一粒ずつ取りだします。転がりやすいのでボウルの上で作業するのがおすすめです。

3. 塩を絡める

さっと洗って水けをきり、塩を絡める。

先に豆に塩を絡めておきます

軽く汚れを取る程度にさっと水洗いして水気をふき取ります。塩は全体に絡めるくらいで完全に溶かす必要はありません。

4. 炊く

炊飯器に米、〈A〉を加えて混ぜる。平らにして、塩がついたまま豆をのせて、普通に炊飯する。

豆は混ぜずに平らに広げてのせるだけ

米に調味料を加えたら軽く全体を混ぜますが、豆を加えたあとは混ぜずに、平らにしたご飯の上に、平らに豆を広げてのせるだけにします。混ぜるとご飯が均一に炊けないからです。また、こうすることで豆に蒸すようにふっくら火が入り、豆のうまみが米に入っていきます。

5. 混ぜる

炊きあがったら、混ぜる。

豆をつぶさないように混ぜます

内釜の縁にしゃもじを回し入れて上下を返し、切るように混ぜます。豆をつぶさないように気をつけます。

(1人分熱量361kcal/塩分1.1g/調理時間約15分)※調理時間に米をおく時間、炊飯時間は含まず。

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ヘルシーポイント

塩分を控えるなら塩の分量を半分に。鮭フレークや鶏そぼろなどをトッピングにして栄養バランスをアップするのもおすすめです。

料理/小田真規子 撮影/高杉 純 文/峯田亜季 デザイン・コーディング/高橋裕子・長瀬佳奈江(Concent, Inc.)編集担当/杉森一広 市川真規(キッコーマン)
※商品情報は本ページ公開時のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2024年6月12日