のりの佃煮

古くなったのりも
おいしいご飯のお供に早変わり

のりが古くなってしまったときや大量消費したいときは、自家製の佃煮にしましょう。のりがもつうまみととろみを利用したシンプルなレシピを紹介します。

味つけは「しょうゆ:酒:みりん=1:1:1」の和の定番ともいえる甘辛味。ここに砂糖を加えて甘めに仕上げます。酒とみりんは、海産物のうまみを引き出し、保存性も高めてくれます。のりを調味料でしっかりふやかしてから煮はじめるのが、なめらかなのりの佃煮をつくる秘訣です。最後に少量の油を加えておくと、乾燥を防げるだけでなく、つやも出て口あたりもなめらかになります。

  • ●のりをふやかしてから煮る
  • ●「しょうゆ:酒:みりん=1:1:1」+砂糖
  • ●最後に油を加える

この3つのポイントを押さえながら、調理していきましょう。それぞれの工程がなぜ必要なのか、理由も解説していきます。

材料・約1/2カップ分

  • のり(全型)…5枚
  • ごま油…小さじ1
  • 〈A〉
    • 水…1/3カップ
    • キッコーマン 特選 丸大豆しょうゆ…大さじ2
    • マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒…大さじ2
    • マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん…大さじ2
    • 砂糖…大さじ1

つくり方

1. のりをふやかす

のりは細かくちぎる。小鍋に〈A〉とのりを入れ、10分以上置く。

はじめにふやかしておくことでなめらかな仕上がりに

のりは何枚か重ねてちぎります。時間をおくことで、のりがほぐれてなじみやすくなります。ここでしっかりふやかしておきます

2. 煮る

中火にかけ、煮立たせる。よく混ぜながら半量になるまで3〜4分煮つめる。

絶えずヘラで混ぜ続けます

ヘラで混ぜ続ける理由は、なめらかにするためと、焦げの防止。水分が少なく糖分が多いので焦げつかせないように、ヘラで動かし熱を逃しながら煮つめていきます。ヘラの筋が消えずに残るくらいまで煮つめます。

3. 油を加える

火を止め、油を加えて混ぜる。粗熱をとる。容器で保存する。

最後に油を加える理由は2つ

油を加えるのは、乾燥の予防と保存性を高めるためです。ごま油を加えれば、風味豊かな佃煮になります。お好みで一味唐辛子を加えてもおいしいです。粗熱がとれたら保存容器に移します。冷蔵庫で10日間ほど日持ちします。

(1人分熱量24kcal/塩分0.5g/調理時間約10分)※調理時間にのりを調味液に浸す時間は含まれません。

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ヘルシーポイント

のりの佃煮といえば白ごはんのお供ですが、きゅうりや大根スティックなど野菜に添えて食べるとヘルシーに。お好みで砂糖を少し減らしても。

料理/小田真規子 撮影/高杉 純 文/峯田亜季 デザイン・コーディング/高橋裕子・長瀬佳奈江(Concent, Inc.)編集担当/杉森一広 市川真規(キッコーマン)
※商品情報は本ページ公開時のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2024年3月12日