01みりんとは

本みりんは、米やもち米、米麹と焼酎などのアルコールを原料とする「酒類」です。
酒税法によって原料やつくり方、成分などが厳格に決められています。
アルコール度数は約14%あり、料理に使うと、甘みやコクを加えるだけでなく、てり・つやをつけたり、
臭みを消したり、煮崩れを防止したりするなど、さまざまな効果を発揮してくれます。

みりんの種類

スーパーマーケットなどの食料品店のみりんコーナーで販売されている商品には、3つのタイプがあります。
上述のお酒である「本みりん」と、本みりんに類似した「みりん風調味料」や「発酵調味料(みりんタイプ)」です。お酒のみりんは、類似調味料と区別するために「本」をつけて「本みりん」と呼ぶことが許されています。

「みりん風調味料」とは、アルコール分を1%未満に抑えて製造された調味料で、糖化・熟成を経ず、主に糖類などの原料のブレンドによって製造されます。第2次世界大戦後、酒税法によってスーパーマーケットの多くで本みりんを取り扱えなかったため、「本みりん」に代わって登場しました。

「発酵調味料(みりんタイプ)」とは、米や米麹を発酵させた後に、糖類などの原料をブレンドして製造されます。「本みりん」と同様にアルコール分がありますが、製造過程で食塩を添加し不可飲処置(お酒ではなくすため、飲用に適さないようにすること)をした調味料です。
本みりんには入っていない塩分が含まれているため、調理の際は塩加減の調整が必要です。