えび

えびは、1年中出まわっていますが、大正えび、芝えびの旬は10~1月です。

1. 車えびは、どんな調理法にも向きます。
2. 大正えびは、天ぷら、フライ、炒め物に。
3. ブラックタイガーは、フライ、中華料理など濃厚な味の調理法に。
4. 甘えびは、刺し身に。
5. 芝えびは、かき揚げ、殻ごとの素揚げなどに。

栄養

高タンパク、低脂肪です。

目利き・保存

有頭は、頭がしっかりしているもの。無頭は殻が透き通って、色つやのよいものを選びましょう。頭が黒くなっているもの、背わたが溶けてにじんでいるようなものは避けましょう。冷凍保存する場合は、いたみやすい頭と背わたを取って。

調理のヒント

(1)車えび(クルマエビ科)は、どんな調理法にも向きます。12cm位のものを「巻きえび」、9cm位までを「鞘(さい)巻き」とも呼びます。
(2)大正えび(クルマエビ科)は、味は車えびにおよびませんが、価格も安く、比較的手に入りやすいえびです。天ぷら、フライ、炒め物に。
(3)ブラックタイガー(クルマエビ科)は、加熱すると鮮やかな赤になります。フライ、中華料理など濃厚な味の調理法に向きます。
(4)甘えび(タラバエビ科)は、生で食べると独特の甘味があるので、刺し身に。
(5)芝えび(クルマエビ科)は、小型のえびで、殻が薄くて身が透けて見えるほどです。かき揚げ、殻ごとの素揚げなどに。

チェックポイント

背わたを取る

えびは背側にわたがあるので、取り除く。殻つきの場合は殻をむく前に、頭から2~3節目あたりに竹串を入れてそっと引き抜く。軽く背を丸めて持つと作業しやすい。無頭のえびは頭を取るときに背わたも一緒に抜け、残っていない場合もある。

尾を一節残して殻をむく

えびフライや天ぷらなど、尾だけ残して殻をむくことも多い。頭の方からむいていき、尾がついている最後の節だけを残して殻をむく。殻をむくと、足もいっしょにむける。

背に切り目を入れる

背の中央に包丁を寝かせて切り目を入れる。開いたところにわたがあったら取り除く。火の通りが早くなり、中華の炒めものなどの場合は調味料がからみやすい。また、火が入ると切り目から広がって、見た目が華やかになる。

尾の先を切って水を出す

天ぷらなど、揚げ物にするときは尾の先を切って、そこにたまっている水けを包丁の先でしごき出す。こうしておくと油がはねる心配がない。

腹側に数本切り目を入れる

腹側に斜に浅い切り目を数本入れて、さらに背の方からかるく押さえる。こうしておくと、火を通したときに丸まりにくい。

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