牛肉

ステーキやしゃぶしゃぶ、焼き肉などでは火を通しすぎないように。食感がかたくなり味が落ちます。薄切り肉は、野菜と組み合わせて炒め物、煮物に。しょうゆとの相性もぴったり

栄養

牛肉は部位によって差がありますが、一般に良質のたんぱく質を多く含んでいます。鉄や亜鉛などのミネラル類も豊富で、ビタミンB群も含まれています。牛肉のうま味は主にイノシン酸で、熟成していく間に多量に生じます。

部位

(1)サーロイン ― 背中の部分で、きめが細かく、やわらかいのでステーキに最適です。ローストビーフ、しゃぶしゃぶにも。
(2)ヒレ ― サーロインの内側にある細長い部分で、牛の重量の3%ぐらいしかとれません。きめが細かく、やわらかく、脂肪が少ないので、ステーキやビーフカツなどの焼き物、揚げ物に向きます。
(3)肩 ― 腕を中心とした部分です。やや固く、脂肪が少ない。手ごろな値段なので、煮込みなどに。またスープをとるのにも適しています。
(4)内もも ― 赤味の大きなかたまりで、もっとも脂肪が少ない部位です。炒め物、焼き物、揚げ物、煮込みなど幅広く使えます。
(5)肩ロース ― 背中の頭に近い部分で、適度に脂肪があります。筋が多く、固いので薄切りにして、すき焼き、焼き肉に。

目利き・保存

肉色は鮮やかな赤色をしていてきめが細かく、脂肪はきれいな白色または乳白色をしたものを選びましょう。ラップをして冷蔵庫で保存し、早めに使い切るようにします。

調理のヒント

牛肉は部位の特性が比較的はっきりしているので、料理にあった部位を選びましょう。やわらかく、きめの細かい部位はステーキやしゃぶしゃぶ、すき焼きに。すねなどの固めの部位は煮込み料理に向きます。

チェックポイント

たたいて薄くする

めん棒やびんなどでたたいて肉を薄くする。直接たたくと肉がくっついてしまうこともあるので、ラップを肉の上に広げてから、たたくとよい。薄いカツレツや他の材料を挟んで揚げるとき、また、他の材料を巻いて火を通す料理などのときに使う。

肉を細かくする

かたまり肉は粗く刻んでから、薄切り肉は細切りにしてからさらに細かく切り、粗いひき肉程度にする。ハンバーグ、肉だんごなどをひき肉ではなくこの方法でつくると、歯ごたえのある食感になる。

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