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しょうゆ3滴、5滴でおいしい★
「ぽたぽたレシピ」で
献立を減塩!

塩分の摂りすぎが気になるかたへ、キッコーマンから新たな提案です。「しょうゆぽたぽたレシピ」を献立の中に取り入れてみませんか? 「いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ」を数滴たらすだけ。しょうゆのうまみと食材のうまみを重ねて、塩分がごくわずかで仕上がる副菜と汁物なのです。献立トータルの塩分がぐんと少なくなります!

主菜に副菜、汁ものと
組み合わせると……
けっこう大変!

みなさん、こんにちは。ホームクッキング編集長の杉森です。毎日の食事での塩分の摂りすぎ、気になりますよね。「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」によれば、推奨される1日の塩分量は男性で7.5g、女性で6.5g未満。最近は1食あたりの献立の皿数が減っているかもしれませんが、それでも買ってきた総菜やつくりおきおかずを組み合わせるなどして食卓に「ご飯、主菜、副菜に汁物」が並ぶという日、多いのではないでしょうか。で、1日のトータルで塩分をコントロールするとしても、1食だけで1日の推奨の半分くらいになってしまうこともめずらしくないんですよね。

減塩についてはホームクッキング通信の別記事で、料理研究家の小田真規子さんに料理を減塩するテクニックを取材して公開しています。レシピを工夫することで、1メニューあたりの塩分量を上手に減らすことができるんです。
このように、塩分を使いすぎないよう調理を工夫することも大事ですね。そして、先生から「難しいことを考えずに減塩するなら、副菜の一品を切っただけで調味をしない野菜に変えること。汁物の代わりにほうじ茶や玄米茶などにすることもいいんですよ。」という思い切ったお話もいただいていました。

ほとんど塩分が
オンされない、
新しい副菜と汁物のカギは
しょうゆ!

このお話をいただいていてから、ホームクッキング編集担当では、
●「切っただけの野菜やお茶」と同じ役割で、ほんの少しの調理だけでつくれる副菜はないかな?
●ほとんど塩分量に影響していないのに、献立の味わいや食卓のにぎやかさにはしっかり活躍するレシピはないかな?
そんな夢のようなレシピがあればと、思いをめぐらせたのです。
そして、しょうゆには塩けに加えて複雑なうまみがあるので、このうまみの部分を上手に使えないかな、とも。

しぼりたて生しょうゆは、1滴ずつぴたっとたらせる密封ボトル。実はこれ、すごく塩分コントロールに便利なつくりともいえます。

しょうゆ3滴&5滴の
「ぽたぽたレシピ」
できました!

というわけで、再び小田真規子さんに相談したところ、「食材のうまみを引き出す調理をすれば、しょうゆ数滴でも献立の中にいい味の加減ではまるレシピ、できますよ」とお答えいただき、考えていただきました!

たらすときの力加減で少し差がでるかもしれませんが、今回計測したところ「しぼ生」1滴は約0.01g。塩分はわずか約0.0013gです。塩味、というよりうまみの役目でほんの数滴、ぽたぽたとたらします。

というわけで、完成したのがその名も「しょうゆぽたぽたレシピ」!

「トマトのさっと焼き」
しょうゆは1人分3滴。ほんのすこし砂糖を加えることで、しょうゆとトマトのうまみが引き立ちます。

「たたききゅうり わさび酢和え」
しょうゆ3滴とわさびの辛みと酢で、気の利いた箸休め。サラダの代わりにこれをモリモリと食べるのもあり。

「焼き小松菜」
超シンプル。小松菜を焼いてしょうゆを3滴たらすだけですが、オリーブオイルを使って香りを加えたり、こしょうをふったりという工夫で十分な満足感。

「炒りしいたけとねぎの和風スープ」
炒ったしいたけとねぎの香りで、しょうゆ5滴でも思いのほか満足感。

「くたくたじゃがいもと豆乳のスープ」
しょうゆ5滴。豆乳のコクとじゃがいものとろみで、スープのうまみが口の中に残り、もの足りなさを感じないスープになります。

「にんじんとセロリのカレースープ」
パン食のときに活躍するしょうゆぽたぽた汁物。スパイシーな風味としょうゆのうまみは実は絶好の組み合わせ。野菜が摂れるのもうれしいですね。

このような副菜と汁物を
献立に加えて適塩!しょうゆぽたぽたレシピ集
こちらでずらっと紹介しています。

もちろん、このぽたぽたレシピ、これ1品だけでご飯をモリモリ、という感じではなく、とってもやさしい味なのですが……

「塩けがあっておいしい」という感覚ではなく、「食材のうまみ自体がおいしい」と感じられる。今までついつい塩けばかりをおいしさのものさしにしていたことに気づいた。

献立の中に1品、塩分がほぼないものがあると、メインおかずの塩けのあとに副菜を食べたり、汁を飲んだりすることで、さらに塩けがのる、ということがなくて食べ疲れない。さらに、ついついご飯を余計に食べすぎてしまう、ということがない。

ということを編集メンバー発見しました(個人の感想です)。塩分が減らせる以外にもよいこといろいろです。ぜひ、みなさんも毎日の献立のひとつに加えてみてください。

ホームクッキング編集担当より

おしゃれは引き算と言いますが、ぽたぽたレシピを試食した時も、料理は引き算!と思いました。レシピの食材や調理法、味つけを極限までシンプルにすると、食材の個性が際立つことに驚き。しかもぽたぽたレシピが献立に座ると、料理一つひとつにメリハリが出て、味わいのバランスも調うんです。試食してスタッフ全員、これはあり!と納得しました。(担当・市川)      

撮影/高杉純 構成・文/杉森一広(キッコーマン)。
公開:2025年6月23日

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