思わず歓声!
しらいのりこさんの
ぱくぱく食べちゃう
韓国風レシピ3品
巷で人気の韓国風メニューをおうちでも作ってみませんか?巻きす不要ののり巻き「キンパ」、コーンフレークで作るカリッカリの「クリスピーしょうゆチキン」など手軽でおいしい4レシピを、料理家・しらいのりこさんに教えてもらいました。笑顔があふれるなか調理実習を楽しんだ、オンライン親子料理教室のようすもあわせてご紹介します。
酢めしも巻きすも不要!
韓国風のり巻き
そぼろのキンパ
韓国風のり巻き そぼろのキンパ
手軽につくれるのに特別感100点!ごま油とのりの香りが食欲をそそります。
酢めしの代わりに、ごま油と塩を混ぜた「ごま油ごはん」を使うのがキンパの特徴。具材は卵焼き、ナムル、魚肉ソーセージなど、生ものでなければお好みで。広げたご飯の手前を土手のように少し盛り上げておくと、ストッパーになり巻きやすくなります。巻くときは思い切りよく一気に巻きましょう!
材料(2本分・2~3人分)
- 温かいご飯
- 280g(茶碗2杯分弱)
- 焼きのり(全形)
- 1枚
- きゅうり
- 1/4本
- かに風味かまぼこ
- 4本(40g)
- たくあん
- 6〜8枚(30g)
- 白いりごま
- 適宜
- ごま油
- 適宜
- (A)
-
- 合びき肉
- 50g
- キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
- 小さじ1/2
- 砂糖
- 小さじ1/2
- ごま油
- 小さじ1/2
- にんにく(すりおろし)
- 少々
- (B)
-
- ごま油
- 小さじ1/2
- 塩
- 少々
つくり方
- 耐熱容器に(A)を入れて混ぜ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で1分30秒加熱し、ほぐしてよく混ぜる。
- きゅうりは縦に4つ割り、種をそぎ、半分の長さに切る。かにかまはほぐす。たくあんは細切りにする。
- ご飯に(B)を入れて混ぜる。
- のりは長い方を横にして半分に切る。のりの手前と左右5mm、奥2cmをあけて、ご飯を広げ、半量の具材(1)(2)を並べ、手前から巻く。
- 巻いたのりの上面にスプーンでごま油を塗り、好みで白ごまをふる。1本を3〜4等分に切り分ける。
(1人分/215kcal、塩分0.9g)※栄養計算値は3人分とした場合の値です。
お手伝いPOINT
お子さんはぜひ巻くことにチャレンジを。材料を切りそろえて準備しておきましょう。はじめは具材を少なめにすると巻きやすいです。巻けば巻くほどうまくなりますよ!
簡単なのに
食感抜群の仕上がり!
クリスピーしょうゆチキン
クリスピーしょうゆチキン
カリッカリのころもの秘密はコーンフレーク! スナック感覚がたまらないおいしさです。
しょうゆの香ばしさと、カリッカリのころもが食欲そそる華やかなメインディッシュです。韓国で人気のカリカリチキンを手軽にプロっぽくつくる秘密は、ころもにコーンフレークを使うこと。細かく砕くと肉によくなじみます。肉を薄く開くことで、少ない油で済み、やわらかく揚がります!
材料(2人分)
- 鶏もも肉
- 1枚(300g)
- コーンフレーク
- 50g
- 揚げ油
- 適宜
- (A)
-
- キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
- 大さじ1
- にんにく(すりおろし)
- 小さじ1/2
- (B)
-
- 小麦粉
- 大さじ2
- 溶き卵
- 1個分
つくり方
- 鶏肉は余分な脂を切り落とし、包丁で開いて厚みを均一にして4〜6等分に切る。肉をポリ袋またはボウルに入れて(A)をもみ込む。(B)を加えて、粉っぽさがなくなるまでもみ込む。
- コーンフレークはポリ袋に入れてまな板の上に置き、めん棒または手で細かく砕く。
- (2)をボウルに入れ、肉にまぶす。
- フライパンに油を高さ2cmほど入れ、中火で6〜7分熱する(160度前後)。(2)を皮目からそっと入れ、2分揚げたらひっくり返し、さらに2〜3分揚げる。油をきって食べやすく切る。
(1人分/561kcal、塩分2.2g)
お手伝いPOINT
お子さんがお手伝いするなら、肉に調味料をもみ込んだり、コーンフレークをポリ袋に入れて細かく砕いたりしましょう。ポリ袋が破れないよう力加減にも注意します。
すぐ食べても
一晩つけてもおいしい!
白菜と明太子の
キムチ風無敵漬け
白菜と明太子のキムチ風無敵漬け
ごま油の風味と明太子がマッチ! 白菜をたっぷり食べられるヘルシーな副菜。
すぐに食べれば白菜のシャキシャキがやみつきに、一晩おけばしっとり味がなじんでごはんのおともに最適。ちょっと野菜がほしいときにぴったりの一皿です。辛みが苦手な場合は明太子をたらこに変えてもOK。高さを出して山のように盛り付けると、見映えが良くなります。
材料(2人分)
- 白菜
- 200g
- (A)
-
- キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
- 小さじ1
- 辛子明太子、または、たらこ
- 1/2はら(30g)
- ごま油
- 小さじ1
つくり方
- 白菜は横に幅1cmに切る。明太子は切り込みを入れて、薄皮をはずしてほぐす。
- ポリ袋に(A)を入れてもんでなじませる。白菜を入れ、ポリ袋を大きく振って混ぜる。
(1人分/51kcal、塩分1.2g)
お手伝いPOINT
白菜と一緒にポリ袋の中に空気をふんわり入れて、口をしばってから混ぜるとよく混ざります。上下左右にまんべんなく振りましょう。お子さんが楽しんでお手伝いできる工程です。
卵液にくぐらせて
焼くだけでまるで別料理!
キンパの卵焼き
キンパの卵焼き
冷めたキンパがおいしくよみがえるアレンジ料理! 韓国で「ジョン」と呼ばれる料理の手法です。
韓国ではキンパを一度にたくさんつくり、残ったら「ジョン」にアレンジすることもあるのだそう。温め直しができ、卵のコクも加わって、まるで別料理のようなおいしさです!切らずに棒状で冷蔵保存しておき、翌朝に調理しても問題なし。お弁当にもおすすめです。
材料(1本分)
- キンパ
- 1本
- 溶き卵
- 1個分
- ごま油
- 小さじ2
つくり方
- キンパは3〜4つに切る。フライパンにごま油を入れて、弱めの中火で熱する。
- 溶き卵にキンパを1切れずつくぐらせてフライパンに並べ、ふたをして1分焼いたらひっくり返し、さらに1分焼く。
(1本分/408kcal、塩分1.5g)
お手伝いPOINT
冷えたキンパは、できたてよりも切りやすくなっています。包丁を濡れふきんで湿らせて、包丁の刃の長さを使って、ひと引きで切るときれいに切れます。
親子で「キンパ」に初挑戦!
料理教室を開催しました
2024年1月に開催された、人気企画「親子クッキング」の第12回には、全国から22組の親子のみなさんが大集合。一番遠くにお住まいの方は沖縄からのご参加です。しらいさんの楽しいトークとともに笑顔にあふれたイベント当日のようすをお届けします。
ミニクイズ大会で野菜やしょうゆに詳しくなろう
キッコーマン食品のしょうゆ担当・平岡、「ホームクッキング通信」編集長・杉森がご挨拶。調理実習の前に、今日使う野菜やお肉、しょうゆについてちょっと詳しくなれるミニクイズ大会を楽しみます。
しらいさんと一緒に、いざ調理実習です!
続いては、しらいさんをお呼びしてお待ちかねの調理の時間。みんなで一緒に3品を作っていきます。
のり巻きは案外切るのも難しい……。ということで、きれいに切る方法も披露してくれました。
「しぼ生」が味の決め手のメインディッシュ、クリスピーしょうゆチキンと、白菜と明太子のキムチ風無敵漬けでは、ポリ袋が大活躍します。
今日の「おいしい記憶」を大発表!
最後は、できたての料理を食べながら、今日の感想を1人ずつ発表するコーナーです。「みなさんの、今日のおいしい記憶を教えてくださーい!」
〜お子さんからの感想〜
「初めてキンパを作りました。巻くのが難しかったけれど楽しかった」「お肉がカリカリでおいしかった!」
「白菜を切るのをがんばりました」
「お母さんのために、お父さんとつくりました。とてもおいしかったです」
「お肉をもむのが楽しかった」
「4年生になったら調理実習が始まるので、がんばります」
〜親御さんの感想〜
「娘とこうして料理することがなかったのでうれしかったです」「白菜の無敵漬けがしょうゆとごま油だけとは思えないほどおいしかった」
「しらい先生の話が面白かったです!」
「キンパを巻くときに手前にごはんを盛り上げるコツを知れてよかった」
「巻き寿司がパズルをやっているみたいで面白かった」
「娘がとっても今日のことを楽しみにしていて、メインで料理してくれました」
これからもキッコーマンは「おいしい記憶」につながる楽しいイベントを開催していきます。ホームクッキングで情報を掲載しますから、ぜひふるってご参加ください!
教えてくれた人 しらいのりこさん
お米に関するスペシャリスト。夫・シライジュンイチ氏とともに、ご飯好きのためのフードユニット「ごはん同盟」として活躍中。「ご飯をおいしくいただく」ことを日々追求し雑誌、web、料理教室などで発信する、白飯にあうおかずレシピに定評あり!「1品作れば満足。 2品あれば最高! ごはん同盟・しらいのりこのお弁当はこれでいいのだ」(オレンジページ刊)など著書多数。
ごはん同盟 https://gohandoumei.com/
インスタグラムID @shirainoriko
撮影/さくらい しょうこ 文/峯田亜季
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2024年3月22日
ホームクッキング担当ライターより
調理中も試食タイムも発表会も、みなさんとっても楽しそうで笑いの絶えないイベントでした。「お父さんがキライなきゅうりを抜いて巻きました」という娘さんのコメントには思わずほっこり。「おいしい記憶」はおいしい料理だけでなく楽しい時間とともに刻まれるものですね。
前回のしらいのりこさんの親子料理教室の記事はこちら