簡単、1本、味ぴたり!
ウスター&中濃
「かける以外の」
ソース活用レシピ
ウスターに中濃……ソースはいろいろあるけれど、使い方といえばフライにかけたり、焼きそばに使ったりくらいと思っていませんか? もうそれはもったいないの極み。ソースは果物や複数のスパイスが組み合わさった、とてもすぐれた合わせ調味料。だから、炒め物や煮物に使えばソース1本でピタリと味が決まります! ソースの便利さに気づくこと間違いなしのおすすめ3品を紹介します。
おすすめ使いその1
煮物にソース!
チキンと根菜のソース煮込み
スパイスの複雑な風味と酸味で、さっと煮込んだと思えない深い味わい!
ウスターソースと水だけで煮込む……これだけでスパイシーでコクのある煮物が即完成! ポイントは鶏肉に小麦粉をまぶしてから煮ること。こうすると味がよくからんで肉がおいしくなるとともに、煮物全体にほどよいとろみもつきます。煮物には酸味がきりっとしているウスターソースがおすすめです。
材料(2~3人分)
- 鶏もも肉(1枚)
- 250g
- 塩
- 小さじ1/4
- にんじん(1/2本)
- 80g
- ごぼう
- 100g
- しめじ(1パック)
- 100g
- 小麦粉
- 大さじ1
- サラダ油
- 大さじ1
- (A)煮汁
-
- キッコーマン デリシャスソース ウスター
- 大さじ4
- 水
- 1/4カップ
つくり方
- 鶏肉は1枚を8つに切り、塩をからめる。
- にんじんは8mm厚さの半月切りにする。ごぼうは皮をこそげて乱切りにし、5分水にさらす。しめじは小房に分ける。(A)を混ぜておく。
- 鶏肉に小麦粉をまぶして余分な粉をはたく。直径20cm程度のフライパンに油を中火で熱し、鶏肉を1~2分、裏返して1~2分焼いて取り出す。
- そのままにんじん、ごぼうを入れて中火で2~3分炒め、しめじを加えて鶏肉を戻しいれてざっと混ぜ、(A)を回し入れる。煮立ったら弱火にしてふたをし、10分煮る。
(1人分277kcal 塩分2.2g)
ソースと水はあらかじめ混ぜておくと、まんべんなく味が回ります。
おすすめ使いその2
煮魚にソース!
さばのソース煮
新しいさばのおいしさ発見! コクとうまみに酸味が新鮮な煮魚
さばを煮るというと、まず想像するのは「みそ煮」ですよね。濃厚な味わいとほどよい甘さのある中濃ソースで煮ると、また違ったおいしさの煮魚になります。もちろんソース味だからご飯が進むこと間違いなし! ソースに入っているスパイスが魚の臭みも消してくれますよ。
材料(2人分)
- さば(1切れ100g)
- 2切れ
- 塩
- 小さじ1/4
- マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
- 大さじ2
- ねぎ
- 1本
- (A)煮汁
-
- キッコーマン デリシャスソース 中濃
- 大さじ5~6
- 水
- 1カップ
つくり方
- さばは皮に1cm幅の切り目を入れ、塩、酒をふって5分置く。
- ねぎは3cm厚さの斜め切りにする。(A)を混ぜておく。
- 直径20cm程度のフライパンに(A)を入れ、中火で煮立て、水気をよくふいたさばを入れる。
- 弱めの中火にし、スプーンでさばに煮汁をかけながら5分煮る。
- ねぎを加えて、水でぬらしたペーパタオルで落しぶたをする。中火にし、とろみが出るまで10~20分煮る。
(1人分322kcal 塩分2.6g)
※煮汁の60%を摂取した場合の値。
弱く煮立つくらいの火加減で、表面に煮汁をかけるようにするとフライパンで煮てもしっかり全体に味が染みます。
おすすめ使いその3
定番洋食もソース!
ソース香る!スパイシーオムライス
ソース味のご飯に卵のやさしい味がよく合います!
目を引く「黒」のオムライス。ソース味のご飯にふわふわ卵をのせて、さらにソースをたらり。ソース本来の深い味わいをとことん楽しめるオムライスアレンジです。スパイス、甘さ、酸味が絶妙に合わさって、卵のやさしい味わいとのバランスも抜群。
材料(1人分)
- 鶏もも肉
- 80g
- 塩
- 少々
- 玉ねぎ
- 30g
- サラダ油
- 大さじ1
- ご飯
- 200g
- キッコーマン デリシャスソース 中濃
- 大さじ3~4
- キッコーマン デリシャスソース 中濃(仕上げ用)
- 適宜
- (A)ふわふわ卵
-
- 卵
- 2個
- マヨネーズ
- 大さじ1
- 塩
- 少々
- こしょう
- 少々
- サラダ油
- 大さじ1/2
つくり方
- 鶏肉は1.5㎝角に切って塩をふる、玉ねぎは粗みじんに切る。
- フライパンに油を中火で熱し、鶏肉と玉ねぎを広げて1分焼き、上下を返して全体を混ぜ、さらに1分炒める。
- 中央を空けてご飯を広げ入れ、そのまま1分焼いてから全体をひと混ぜする。
- 再び中央を空けてソースを加え、ソースが煮立ったら強めの中火にして全体を炒める。フライパンの縁まで広げて20~30秒焼くようにして全体を炒めるを2~3回繰り返し、パラリとしたら皿に盛る。
- フライパンを洗ってふいておく。ボウルに卵をさっと割りほぐし、マヨネーズ、塩、こしょうを加え、さらに30~40回混ぜてよくほぐす。
- フライパンに油大さじ1/2を中火で熱し(箸先で卵をつけてジュッとなるまでが目安)、卵を一気に注ぐ。ふちが固まって花びら状になったら火からはずし、へらで大きく10回混ぜて半熟状にする。そのまま盛りつけた(4)にのせ、好みでソースをかける。
(1人分978kcal 塩分3.6g)
※仕上げのソースは小さじ1/2の値。
中央を空けてソースを煮立たせます。こうするとソースの水分がほどよく飛んで、より香ばしくなります。
教えてくれた人 小田真規子さん
料理家・フードディレクター・栄養士。スタジオナッツを主宰し、徹底的な研究と試作による検証で、誰でもおいしくつくれる料理レシピを数多く生み出す。雑誌、テレビ、新聞などのメディアで活躍するかたわら、その信頼感から企業のメニュー開発などのアドバイスを依頼されることも多数。近著に『1/2日分の野菜レシピ』(女子栄養大学出版部)、『レンジでおいしい! 1人分の定番おかず』(扶桑社)などがある。
スタジオナッツ http://studionuts.com
インスタグラムID studionutsnutsm パプリカマキコ/foodshot_kusudama 料理フォトくすだま
撮影/髙杉 純 文/杉森一広(ホームクッキング編集長)
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2021年6月10日 最終更新:2025年1月16日
ホームクッキング担当より
フライの時しかソースの出番がないという声が本当に多くて、いやいや、ソースってもっと使い勝手がいい調味料って知って欲しい! ということで小田先生に相談したこの企画。酸味、うま味、甘味などのソースの多様な特徴がそれぞれの料理にしっかり生きています。無駄なくおいしく使い切れるから、冷蔵庫で残ることもなくなりますね。かける、つける、煮る、焼く、炒める……ソースの使い方は無限にあります! そして「キッコーマン デリシャスソース」の野菜と果実のまろやかさとスパイス感、ぜひ味わってみてください。 「デリシャスソース」についてはこちら