「さば缶」で吉田愛さんの
おつまみおかず★
常備して便利に使おう!

栄養価が高くて手軽に使える「さば缶」。吉田愛さんは、「いつでも安定した味わいで、うまみたっぷりのさば缶は、パパッとおいしいおつまみをつくりたいときに、頼りになる食材です」と語ります。ちょっと手の込んだメニューも、さば缶を使えば意外と簡単にできるのがいいところ。常備しておいて損はありません!
短時間で本格派!
さば缶とれんこんのみぞれ煮
さば缶とれんこんのみぞれ煮
手間がかかりそうなみぞれ煮も、さばの水煮缶を使えば簡単です!

パカッと開ければ食べられるさば缶を、やさしい味わいの和風煮物に。れんこんは半月切りとすりおろしのダブル使いにするのがポイント。すりおろしを入れて加熱することで、自然なとろみがつきます。本つゆ+しょうがの煮汁が、ほっとする味わいです♪
材料(2人分)
- さば(水煮・缶)
- 1缶(200g)
- れんこん
- 100g
- 青ねぎ(小口切り)
- 適量
- (A)
-
- しょうが(すりおろし)
- 小さじ1/2
- 水
- 1カップ
- キッコーマン 濃いだし本つゆ
- 小さじ2~3
つくり方
- さばは缶汁をきる。れんこんは皮をむき、1/2量は5㎜幅の半月切りにし、水にさっとさらして水けをきる。残りはすりおろす。
- 鍋に(A)と半月切りにしたれんこんを入れて中火にかけ、煮立ったら弱めの中火にして3分ほど煮る(本つゆの量はさばの塩けで調整するとよい)。さば、れんこんのすりおろしを加え、さらに3分ほど煮る。器に盛り、青ねぎをふる。
(1人分178kcal、塩分1.5g)


れんこん1/2量は具に使い、残りはすりおろして加えます。
トマトの酸味がよく合う、
さば缶のチリコンカン
さば缶のチリコンカン
さばとトマトのうまみが凝縮。バゲットにのせてパクッとどうぞ。

トマトの風味と豆の食感が魅力のチリコンカン。ひき肉を使うのが一般的ですが、トマトと相性のいい「さば缶」でもおいしくできるんです。缶汁ごと入れて、うまみを余すことなく利用すれば、たちまち絶品つまみの完成です!
材料(4~5人分)
- さば(水煮・缶)
- 1缶(200g)
- 玉ねぎ
- 1/2個(約100g)
- オリーブオイル
- 大さじ1
- にんにく(みじん切り)
- 1片分
- ミックスビーンズ
- 100g
- デルモンテ 完熟カットトマト
- 1パック
- パセリ(みじん切り)
- 適量
- バゲット(1㎝幅の薄切り)
- 5枚
- (A)
-
- ローリエ
- 1枚
- デルモンテ リコピンリッチ トマトケチャップ
- 大さじ2
- キッコーマン いつでも新鮮しぼりたて生しょうゆ
- 小さじ1
- 一味唐辛子
- 小さじ1/4
つくり方
- 玉ねぎはみじん切りにする。
- 鍋にオリーブオイル、にんにくを入れて中火で熱し、香りが立ったら玉ねぎを炒める。玉ねぎがしんなりしたら、さばを缶汁ごと加えてほぐす。ミックスビーンズ、カットトマト、(A)を加え、煮立ったら弱めの中火にして、ときどき混ぜながら汁けがなくなるまで13~15分煮る。味をみて足りなければ塩少々(分量外)で調える。
- 器に盛ってパセリを散らし、バゲットを添える。
(1人分214kcal、塩分0.9g)


さばは缶汁も余さず使い、鍋の中でほぐします。
まるでお店みたいな、
さば缶の竜田揚げ
さば缶の竜田揚げ 甘酢あんかけ
とろりとした甘酢あんが、カリッとしたさばと長いもを引き立てます。

竜田揚げをつくるのが面倒な人も、さば缶を使えば時間がかかりません。ついでに長いもを揚げて、ホクッとした食感を楽しみましょう。甘酢あんをかけるとさっぱり感が加わり、ビールにぴったりの味わいになります。
材料(2人分)
- さば(水煮・缶)
- 2缶(400g)
- 長いも
- 100g
- にんじん
- 1/4本(約30g)
- 三つ葉
- 5~6本
- 片栗粉
- 適量
- 揚げ油
- 適量
- (A)
-
- 赤唐辛子(小口切り)
- 1/2本分
- 水
- 1/2カップ
- キッコーマン いつでも新鮮 旨み広がる だししょうゆ
- 大さじ1
- 酢
- 小さじ2
- 砂糖
- 小さじ1
- (B)
-
- 片栗粉
- 小さじ1
- 水
- 小さじ1
つくり方
- さばは缶汁をきり、ペーパータオルで水けを拭く。長芋は皮をよく洗い、一口大の乱切りにする。にんじんは皮をむいてせん切りにし、三つ葉は3㎝長さに切る。さばと長いもに片栗粉を薄くまぶす。
- 直径20㎝のフライパンに揚げ油を1㎝深さほど入れて中火で熱し、さば、長いもを入れて上下を返しながら、カリッとするまで揚げる。
- 鍋に(A)、にんじんを入れて中火にかけ、煮立ったら三つ葉を加えてさっと煮る。混ぜ合わせた(B)を回し入れ、とろみをつける。
- 器に(2)を盛り、(3)をかける。
(1人分447kcal、塩分2.3g)


さばと長いもは直径約20㎝のフライパンで一緒に入れると、少ない油でもカリッと揚げることができます。

教えてくれた人 吉田愛さん
料理家、唎酒師。料理人だった祖父の近くで幼い頃から料理に親しむ。東京の日本料理店にて板前として働いた後、京都での修行経験などを交え、より本格的に和食を学ぶ。本格和食から簡単に作れる和テイストのおつまみまで幅広く提案。作りやすくておいしい和食のレシピに定評がある。
インスタグラムID @ai2ueo
撮影/キッチンミノル スタイリング/駒井京子 熱量・塩分計算/宮坂早智 取材・文/川端浩湖
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2025年1月17日
ホームクッキング編集担当より
魚をもっとふだんの食卓にと思っている方、たくさんいらっしゃるのでは。でもなんとなく、焼き魚と刺し身になっちゃう、そして家族分買うとちょっと高いですよね。今回のさば缶なら手軽に魚レシピのバリエーションを増やせます。おつまみはもちろんおかずにも、ストックしておかない手、ありません!(編集長・杉森)