「包まないギョウザ」の
簡単レシピ3選☆
仕上がりもジューシー!
休日はギョウザを家族みんなでつくるというご家庭のかた、必見です!! 今回のホームクッキング通信は、ギョウザのつくり方をぐんと楽にするレシピ。なんと「包まない」んです! え、でもそうしたら肉汁が逃げるんじゃない? と思ったかた、その点はご安心を。たねにひと工夫でまったく問題なし。気軽につくれて家飲みにもぴったりのレシピです!
らくちんでもおいしい
秘密大公開!
包まない基本のギョウザ
基本の包まないギョウザ
肉汁が流れないので、ほおばったらうまみがジュワッと広がります!
目立たないけれど、いい働きをしてくれる人、グループにいませんか? このギョウザはまさに春雨がその役。ひっそりとたねの中にいて、しっかりと肉汁を吸ってくれるから、皮をぱたぱたとたたんで焼くだけでおいしくジューシーに仕上がります。まずは基本の包まないつくり方を大公開! たねさえつくってしまえば、あとはレシピをちら見でまったく問題なし。
材料(4人分(24個))
- キャベツ
- 150g
- 春雨
- 20g
- 餃子の皮
- 24枚
- サラダ油
- 大さじ3
- ごま油
- 大さじ1
- キッコーマン 特選丸大豆しょうゆ
- 適宜
- 酢
- 適宜
- (A)たね
-
- 豚ひき肉
- 200g
- にんにく(すりおろし)
- 2片分
- しょうが(すりおろし)
- 1片分
- 塩
- 小さじ1/2
- キッコーマン 特選丸大豆しょうゆ
- 大さじ1
- ごま油
- 小さじ2
- 砂糖
- 小さじ2
つくり方
-
たねの材料を練り混ぜる
たねをつくる。ボウルに(A)の材料を入れて、白っぽくなるまで2分ほどよく練り混ぜる。冷蔵庫に入れて20分ほど冷やす。
-
キャベツ、春雨を切る
キャベツはせん切りにしてから粗いみじん切りにする。春雨はさっと水をくぐらせ、水気を切り、キッチンバサミで1cm幅に切る。
-
たねを仕上げる
(1)に(2)を加えてさらに1分ほど練り混ぜる。これでたねが完成。
-
均等に分ける
バットに入れて平らにならし、筋をつけて24等分する(6×4の筋をつけるとよい)。
-
皮をたたむ
餃子の皮の中央に(4)のたねを縦長にのせ、縁を水でぬらして左右をたたんで三つ折りにする。たねを端まで広げ整える。
-
フライパンに並べて焼く
半量(12個)ずつ焼く。フライパンにサラダ油の半量を入れて中火でよく熱し、(5)を並べ、2~3分焼いて焼き色をつける。水1/3カップを回し入れてふたをし、水分が少なくなるまで4~5分蒸し焼きにする。
-
ごま油を加えて焼き上げる
ふたを取り、ごま油の半量を回し入れ、底がきつね色になるまで焼いて器に盛る。残りも同様に焼いて、酢としょうゆをつけていただく。
(1人分374kcal、塩分1.7g)
ジューシー&プリプリ!
えびの食感が魅力の
アレンジギョウザ
包まないえびにらギョウザ
えびの風味とにらの香りが絶妙の組み合わせ!
このえびギョウザは、「えび+ひき肉」という合わせ技なのがいいところ。えびのぷりっとした食感と風味に豚ひき肉のうまみが重なって絶品です。にらの香りもきいておつまみとしても抜群、紹興酒はもちろんのこと、ワインも合いそう。たねの中のプリプリのえびはもう瞳がダイヤモンドになることうけあい(?)ですよ。
材料(4人分(24個))
- むきえび
- 150g
- にら
- 100g
- 春雨
- 20g
- 餃子の皮
- 24枚
- サラダ油
- 大さじ3
- ごま油
- 大さじ1
- キッコーマン 特選丸大豆しょうゆ
- 適宜
- 酢
- 適宜
- (A)たね
-
- 豚ひき肉
- 150g
- 塩
- 小さじ1/2
- キッコーマン 特選丸大豆しょうゆ
- 大さじ1
- ごま油
- 小さじ2
- 砂糖
- 小さじ2
つくり方
- むきえびは1cm幅に切ってから粗いみじん切にし、(A)の材料を加えて、白っぽくなるまで2分ほどよく練り混ぜ、冷蔵庫に入れて20分ほど冷やす。
- にらは3mm幅に切る。春雨はさっと水をくぐらせ、水気を切り、キッチンバサミで1cm幅に切る。
- (1)に(2)を加えてさらに1分ほど練り混ぜ、バットに入れて24等分する。
- 餃子の皮の中央に(3)のたねを縦長にのせ、縁を水でぬらして左右をたたんで三つ折りにする。たねを端まで広げ整える。
- 半量(12個)ずつ焼く。フライパンにサラダ油の半量を入れて中火でよく熱し、(4)を並べ、2~3分焼いて焼き色をつける。水1/3カップを回し入れてふたをし、水分が少なくなるまで4~5分蒸し焼きにする。
- ふたを取り、ごま油の半量を回し入れ、底がきつね色になるまで焼いて器に盛る。残りも同様に焼いて、酢としょうゆをつけていただく。
(1人分288kcal、塩分1.6g)
バジルと
オリーブオイルで!
ギョウザが洋風に
なっちゃう奇跡
包まないバジルチキンギョウザ
鶏肉のたねは軽い味わい! バジルの香りが新鮮で洋風もおいしい。
ギョウザの味わいを洋風にアレンジ、いつもと違う服を着てきたあの人にひと目惚れ? そんな新鮮さが身上の一品です。鶏肉ベースのたねにケチャップとオリーブオイルを加えておくのが洋風ギョウザの特徴。ひと口ほおばるだけで、トマトの酸味とバジルの香りがふわっと感じられて美味。ケチャップベースのたれにはしょうゆを加えて、白いご飯に合うようにしているのがさりげないこだわりです。
材料(4人分(24個))
- キャベツ
- 150g
- バジル(葉)
- 20枚
- 春雨
- 20g
- 餃子の皮
- 24枚
- サラダ油
- 大さじ3
- デルモンテ オリーブオイル
- 大さじ1
- (A)
-
- 鶏ひき肉
- 200g
- にんにく(すりおろし)
- 2片分
- 塩
- 小さじ1/2
- デルモンテ トマトケチャップ
- 大さじ2
- デルモンテ オリーブオイル
- 小さじ2
- (B)たれ
-
- デルモンテ トマトケチャップ
- 大さじ2
- キッコーマン 特選丸大豆しょうゆ
- 小さじ1
- 酢
- 小さじ1
つくり方
- たねをつくる。ボウルに(A)を加えて、2分ほどよく練り混ぜ、冷蔵庫に入れて20分くらい冷やす。
- キャベツはせん切りにしてから粗いみじん切りにし、バジルは粗くちぎる。春雨は水をくぐらせ水気を切り、キッチンバサミで1cm幅に切る。
- (1)に(2)を加えてさらに1分くらい練り混ぜ、バットに入れて24等分する。
- 餃子の皮の中央に(3)のたねを縦長にのせ、縁を水でぬらして左右をたたんで三つ折りにする。たねを端まで広げ整える。
- 半量(12個)ずつ焼く。フライパンにサラダ油の半量を入れて中火でよく熱し、(4)を並べ、2~3分焼いて焼き色をつける。水1/3カップを回し入れてふたをし、水分が少なくなるまで4~5分蒸し焼きにする。
- ふたを取り、半量のオリーブオイルをふってきつね色に焼き上げて器に盛り、残りも同様に焼く。バジルの葉適宜(分量外)を添える。
- たれの材料を混ぜて器に入れ、ギョウザをつけていただく。
(1人分287kcal、塩分1.5g)
教えてくれた人 小田真規子さん
料理家・フードディレクター・栄養士。スタジオナッツを主宰し、徹底的な研究と試作による検証で、誰でもおいしくつくれる料理レシピを数多く生み出す。雑誌、テレビ、新聞などのメディアで活躍するかたわら、その信頼感から企業のメニュー開発などのアドバイスを依頼されることも多数。近著に『自炊のトリセツ おいしいごはんの法則』(池田書店)などがある。
スタジオナッツ http://studionuts.com
インスタグラムID studionutsnuts パプリカマキコ
撮影/高杉 純 文/ホームクッキング編集担当
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2020年6月23日 最終更新:2024年4月21日
ホームクッキング編集担当より
包まない? はて先生大丈夫ですか、簡単にするあまりにおいしさを犠牲にしちゃうのではないですかなんて思ってしまい、本当にすみませんでした小田先生!! 春雨の力はすばらしく、おいしい肉のうまみをすべて中に蓄えてくれていました。うまみはふつうのギョウザそのまんまかそれ以上。包む手間がないと、すごい勢いで24個用意できるんです。なのでこの倍はつくりたいなんてかたならもっと時短を感じられると思いますよ。そしてご飯といっしょに食べるギョウザならば、やはりしょうゆの存在は絶大です。最近は酢こしょうだけでという向きもちらりとあるようですが、しょうゆの味わいの安定感、やはりご飯とギョウザには不可欠です(断言)。