第5回 熊本の鶏肉で
体があったまる料理って
なあに?
〈おいしい文通〉企画も第5回を迎えました! 今回くまモンが教えてくれたのは、熊本のブランド地鶏「天草大王(あまくさだいおう)」です。日本最大級の地鶏を前に、なあにちゃんは、しょうゆだけでなく、ケチャップ、ウスターソース、豆板醤など、さまざまな調味料をスタンバイ。体がポカポカあたたまる2つの鶏料理をつくりました!
力強い味わい!
天草大王
福岡の水炊き(鍋料理)用として珍重されてきた幻の鶏肉、天草大王。最大で背丈約90cm、体重約7kgという日本最大級の地鶏です。コクのある味わいと風味、締まった良質な食感が特長!
「天草大王は、赤身の色が濃く、身質が程よく締まっていて食感も楽しめます。皮にもくさみがなく味わい深いので、丸ごと味わいたい鶏肉です。煮ると、とっても濃くて素直なうまみが出ますよ!」(小田先生)
ケチャップと
ウスターソースのBBQ味が
やみつき!
スパイシーチキン
BBQチキン
しっかり味でちょっぴりスパイシー! ホットな一皿
地鶏は味がしっかりしているので、ケチャップ、ウスターソース、粗挽きこしょうでつくる濃いめのBBQソースとも相性◎。ごはんにもお酒にも合います。ケチャップやウスターソースに含まれる、たまねぎ、りんご、お酢のチカラで、お肉をやわらかくするのも隠れた調理ワザ! なお、普通の鶏肉でつくる時には、BBQソースの調味料を少なめに調整を。
材料(2人分)
- 鶏もも肉
- 2枚(500g)
- 玉ねぎ
- 1/2個(100g)
- オリーブ油
- 小さじ2
- グリーンリーフ
- 適宜
- (A)BBQソース
-
- 塩
- 小さじ2/3
- デルモンテ リコピンリッチ トマトケチャップ
- 大さじ3
- キッコーマン デリシャスソース ウスター
- 大さじ3
- にんにく(すりおろし)
- 3かけ分
- 粗挽きこしょう
- 小さじ2
- 小麦粉
- 大さじ1
つくり方
-
鶏肉は余分な脂を除き、身の方に1cm幅に切り込みを入れ、4等分に切る。
-
鶏肉に塩を絡めて1分ほどもんだら、残りの調味料を加えてさらによくもみ、室温で20分程置く。
- たまねぎは薄切りにし、水に20分程さらしパリッとさせる。
-
フライパンに油を中火で熱し、(2)をソースごと入れ、皮目を下にして広げて焼く。5分ほど焼き焦げ目がついたら、裏返してさらに3~4分焼く。(3)の水気を切って器に広げておき、鶏肉をソースとともに盛る。グリーンリーフを添える。
(1人分429kcal、塩分3.1g)
しょうゆと塩の下味だけ!
地鶏のおいしさを
シンプルに味わう参鶏湯
大根入り参鶏湯(サムゲタン)
鶏肉から出るうま味たっぷりスープが絶品です!
材料を切って並べて鍋で煮るだけ、家庭で手軽につくれる参鶏湯です。下味は塩としょうゆだけとシンプル。あらかじめ肉を塩でもんでおくことで肉のジューシーさがキープされ、アク取りも楽に。大根は大きめの一口大にして、スープのうまみをたっぷり吸わせれば主役級の具になります。トッピングは、食感のいい柿ピーがおすすめ!
材料(2人分)
- 鶏もも肉(天草大王)
- 2枚(500g)
- 塩
- 大さじ1/2
- キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
- 大さじ1
- 大根
- 1/3本(300g)
- 米
- 1/3合
- 水
- 5カップ
- (A)薬味
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- 赤唐辛子(種をとる)
- 1/2~1本
- しょうが(薄切り)
- 2かけ分
- にんにく(半分に切る)
- 1かけ分
- (B)トッピング
-
- 三つ葉(刻む)
- 適宜
- キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
- 適宜
- キッコーマン 豆板醤(トウバンジャン)
- 適宜
- 酢(または黒酢)
- 適宜
- 柿の種(ピーナッツと合わさったもの)
- 適宜
つくり方
-
鶏肉は余分な脂を除き、身の方に1cm幅に切り込みを入れる。塩を加えて1分ほどもみ、しょうゆを絡めてさらにもみ、室温で10分程置く。
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大根は皮をむいて2cm角に切る。米はさっと洗ってざるに上げて水気をきる。
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鍋に米と(A)を広げ、鶏肉をかるく丸めて入れ、水を注いで中火にかける。
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煮立ってきたら、アクをとり、大根を加える。ふたを少しずらして弱火にし、30~40分煮る。
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鶏肉をキッチンばさみで食べやすく切り分け、盛り付けてお好みのトッピングを添える。
(1人分400kcal、塩分4.1g)
身はもちろん皮目までおいしかった天草大王。粗挽きこしょう、唐辛子、しょうがなど、スパイスや薬味が効いた料理は、食べるだけでポカポカして、寒い日にはもちろん体にも良さそうです! 参鶏湯も思いのほか手軽につくれるので、ぜひトライしてみてください。さて、なあにちゃんとくまモンの往復書簡はこのあとどうなるか。次の機会をお楽しみに。
教えてくれた人 小田真規子さん
料理家・フードディレクター・栄養士。スタジオナッツを主宰し、徹底的な研究と試作による検証で、誰でもおいしくつくれる料理レシピを数多く生み出す。雑誌、テレビ、新聞などのメディアで活躍するかたわら、その信頼感から企業のメニュー開発などのアドバイスを依頼されることも多数。近著に『今日から料理を始める人の61レシピ』(KADOKAWA)、『レンジでおいしい! 1人分の定番おかず』(扶桑社)などがある。
スタジオナッツ http://studionuts.com
インスタグラムID studionutsnutsm パプリカマキコ/foodshot_kusudama 料理フォトくすだま
撮影/高杉 純 構成・文/峯田亜季 ©2010熊本県くまモン
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2022年1月20日
今回使った調味料はこちら
「ウスターソースは、複数の野菜やフルーツ、スパイスからつくられているので、うま味のあるスパイスミックスのイメージで使えます」と小田先生。なるほど、それは新発想! 「デルモンテ リコピンリッチ トマトケチャップ」は、これもうま味たっぷりのリッチテイスト。「キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ」は、さらりとしたうま味が様々な料理によく合います。
「デルモンテ トマトケチャップ リコピンリッチ」についてはこちら
「キッコーマン デリシャスソース ウスター」についてはこちら
「キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ」についてはこちら