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セロリをムダなく使うコツ。
保存方法と葉の扱い方、
おすすめレシピ3選

セロリをムダなく使うコツ。保存方法と葉の扱い方、おすすめレシピ3選

さわやかな香りとシャキシャキ食感が魅力のセロリ。生で食べるのはもちろん、さまざまな料理に独特の風味をプラスしてくれる野菜です。一方で、その香りと食感から好みが分かれたり、使い方がワンパターンになってしまうなんてことも。そこで今回は、セロリをおいしくいただくためのコツをお届け!すぐしんなりしてしまう葉の扱い方や活用法をはじめ、下処理や選び方のポイント、おすすめレシピをご紹介します。

香りも茎より豊か!
セロリの葉の扱い方

シャキシャキとした茎の印象が強いですが、実際は葉も食べられるセロリ。香りも茎より強いため、さまざまな料理で存在感を発揮します。

ワサワサしたセロリの葉は、細かく刻むことで食べやすくなります。軽く塩をふったり、加熱したりしてしんなりさせても良いでしょう。香りを存分に活かすなら、薬味やソースとして使っても。反対に、香りが強すぎると感じるときは、刻んでから水にさらせば適度に抑えることができます。

Point

江口さん「料理にさわやかな香りをプラスできるセロリの葉。私はパクチー代わりに、海南チキンライスなどに載せたりもしています。また、オイル漬けにしておくと色がきれいなまま保てるうえに、炒め物やドレッシング、肉を焼いたときのソースなどに活用できるのでおすすめ。つくり方は、保存容器に刻んだ葉とひたひたになる量のオイル(オリーブオイルなど)、そしてひとつまみからふたつまみの塩を入れるだけと簡単です。

なお、葉は乾燥しやすく、すぐにしんなりしてしまいがちですが、冷水につけておくとシャキッとするので、ぜひお試しください」

写真:セロリの葉のオリーブオイル漬け

セロリの葉のオリーブオイル漬け。塩は味つけではなく、オリーブオイルをなじませやすくするためのものなので、少量で十分だそう。

写真:左が水につける前、右がつけて20分ほど経ったセロリの葉

左が水につける前、右がつけて20分ほど経ったセロリの葉。ここまで元気になるなんて驚き!

葉と茎で変わる、
セロリの下処理の方法

セロリの茎部分に縦方向に入っている筋は、硬いため取り除いた方が食べやすくなります。ただし、薄く切る場合は繊維が断ち切られるため、取らなくても構いません。

●手順

写真:節の部分で切り離す
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セロリを流水で洗い、節の部分で切り離す。
写真:茎と葉を切り分ける
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葉部分にある茎と葉を切り分ける。
写真:茎の根元を切り落とす
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茎の根元にある乾いた部分を切り落とす。
写真:切り口の筋の部分に包丁を浅く入れる
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切り口の筋の部分に包丁を浅く入れる。
写真:包丁を引きながら、そのまま筋をひっぱる
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包丁を引きながら、そのまま筋をひっぱるようにして取り除く。
写真:包丁の代わりにピーラーで筋を少く
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包丁の代わりにピーラーで筋を少しむき、指で引いて取り除いても良い。
写真:指で引いて取り除く
Point

江口さん「セロリは土汚れが少ないので、流水でサッと洗うくらいで十分。洗った後は、葉の部分をふってしっかり水を切りましょう。筋は上から下まですべて取り除く必要はなく、引いたときに自然とむける位置までで大丈夫です」

おいしい鮮度をキープする
セロリの保存方法

セロリは特に葉部分が乾燥に弱く、そのまま保存しているとすぐにしんなりしたり、黄色く変色したりしてしまいます。ひと手間かけて冷蔵もしくは冷凍で保存し、おいしさをできるだけキープするようにしましょう。

●葉と茎を分けて冷蔵保存

写真:洗ったセロリを葉と茎で分け
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洗ったセロリを葉と茎で分け、それぞれを濡らしたキッチンペーパーで包む。
写真:それぞれを濡らしたキッチンペーパーで包む
写真:ラップで包み、立てた状態にして冷蔵庫へ
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さらにラップでぴっちり包み、立てた状態にして冷蔵庫の野菜室で保存する。保存期間は葉が3~4日、茎が4~5日。
Point

江口さん「セロリは葉と茎で異なった調理をすることが多いので、分けて保存した方が便利です。立てた状態で保存するのは、野菜は生育中の状態にしておくとストレスがかかりにくいため。もし、セロリの葉がしんなりしている場合は、最初に紹介したように冷水につけてシャキッとさせてから保存するようにしましょう」

●使いやすいサイズにカットして冷凍保存

写真:茎の太い部分は2~3分割する
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洗ったセロリを葉と茎で分ける。茎の太い部分は2~3分割し、他と太さを合わせる。
写真:茎部分を約5mmの薄切りにする
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茎部分を使いやすいサイズに切る。写真は約5mmの薄切り。
写真:葉部分を茎と同様に切る
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葉部分を茎と同様に切る。
写真:それぞれを冷凍用保存袋に入れる
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それぞれを冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じ、冷凍庫で保存する。保存期間は約1か月。
Point

江口さん「冷凍したセロリは食感が少し落ちるので、生よりも加熱調理が向いています。スープやパスタ、炒め物やカレーなどがおすすめ。解凍せず、そのまま使って大丈夫です」

●食べきれないときはピクルスにするのもおすすめ

ピクルスにしたセロリは、冷蔵庫で2~3日保存できます。もう1品欲しいときにも重宝するので、ぜひつくってみてください。

新鮮なセロリの見極め方

一般的な葉物野菜と同様に、セロリの葉もみずみずしいものが新鮮。根元の切り口が茶色くなったものは、収穫から時間が経っています。

写真:葉の比較

下の新鮮なセロリに比べ、上のセロリは葉がしなしな気味。

写真:茎の比較

左側が新鮮なセロリ。右側は切り口が茶色く変わっています。

Point

江口さん「茎の筋が目立たないものの方が、舌触りは良くなります。筋を取り除くなら、それほど気にする必要はありませんが、野菜スティックのようにして生で食べる場合は注目してみては?」

香り、栄養、食べ方……。
セロリに関するFAQ

香りを抑える方法からユニークな食べ方まで。ここでは、セロリに対して抱きがちな疑問に、一問一答形式でお答えします!

Q.セロリの香りが苦手……。弱める方法はある?

A. 切ったセロリを冷水にさらすと、香りはかなり抑えることができます。薄切りにしたものはもちろん、スティック状の大きさでも食べやすくなりますよ。

Q.セロリに含まれる栄養素は?

A. カリウムやカルシウムといったミネラルのほか、ビタミンB1、B2、ビタミンC、食物繊維などが含まれています。特に、βカロテンやビタミンKは、茎よりも葉部分の方が豊富。

Q.生のセロリをおいしく食べるには?

A. 野菜スティックやサラダ、ピクルスなど、生でもおいしいセロリ。筋を取って塩をふると、しんなりして食べやすくなります。また、江口さんによると、「アメリカではピーナッツバターを塗って食べることが多い」のだとか。意外な組み合わせに感じますが、ピーナッツバターのほんのりした甘さで苦みが和らぎ、手が止まらなくなるなんてことも。もちろん、マヨネーズにしょうゆを混ぜた、マヨしょうゆをつけて食べるのもおいしいですよ。

和の味つけも楽しめる!
セロリを使った
おすすめレシピ3選

洋風はもちろん、意外と和風の料理にも合うセロリは、しょうゆとの相性もぴったり。手軽にできるレシピを3品、ピックアップしたので、ぜひつくってみてください。

セロリとバジル、だし、にんにく。
さまざまな香りのハーモニー
『きゅうりとセロリのだしマリネ』

写真:きゅうりとセロリのだしマリネ

グリーン一色のシックな色合い。シャキシャキのセロリと、皮をむいたきゅうりの対比も楽しめます。

編集長・杉森「セロリ、きゅうり、バジルを使ったマリネは一見洋風のようですが、食べてみると白だしが程よく効いて和洋いいとこどりの味わいです。ポリポリとした食感の良さでついつい食べすすめてしまいそう。お酒のアテとしても間違いなし」

フレッシュなセロリの葉がさわやかに香る
『セロリのしょうゆスープ』

写真:セロリのしょうゆスープ

しょうゆと相性の良いオリーブオイルをちょい足しして、より深みのある味わいに。

編集長・杉森「しょうゆだけで味がばっちり決まる、シンプルなスープ。セロリの薄切りに塩をふってオリーブオイルで炒めることで、さわやかな香りと旨みを引き出して絶品のスープに仕上がります。ご飯にもパンにも合う味わいは一食の価値あり」

甘じょっぱくてピリ辛、ご飯が止まらない味
『セロリとにんじんの甘辛炒め煮』

写真:セロリとにんじんの甘辛炒め煮

シャキシャキ感を少し残した茎と、じっくり味を含んだ葉のおいしさを堪能して。

編集長・杉森「セロリを使ってきんぴら風に味つけ。意外と思われるかもしれませんが、ごま油で炒めるとセロリの香りがほどよくやわらいで、甘辛味とよく合うんですね。献立のいいアクセントになると思います。常備菜としても優秀。」

茎だけなんてもったいない!
セロリは葉まで
おいしく味わおう

江口さん「料理に入れると、味も香りも深みが出る香味野菜のセロリ。ポトフや野菜スティック、サラダなどの定番料理はもちろん、ミートソースやカレーなどにも刻んで入れることでグンと味わい深くなります。特に香りの強い葉が効果的なので、捨ててしまう方も意外といますが、余ったときは刻んで冷凍するのがおすすめですよ」

ホームクッキング編集担当より

個性的な香りが魅力のセロリですが、その香りゆえあんまり得意じゃない、という方がいらっしゃるかもですね。でも、香味野菜として使うレシピからセロリを抜くと、味の深みが一気になくなってしまい、セロリがいい仕事をしていたんだなと実感します。上手にストックして、今回紹介したレシピ、ぜひお試しください。セロリの印象が変わると思います!(編集長・杉森)

写真:江口恵子さん

教えてくれた人 江口恵子さん

料理家、フードスタイリスト、 All About「家事」ガイド 。雑誌や広告、Webなどでレシピ提案やスタイリングを行うほか、企業のレシピ開発など、幅広く活躍。料理教室「 ナチュラルフードクッキング 」主宰、カフェ&デリ「ORIDO. 吉祥寺」オーナー。著書に『普段使いの器は5つでじゅうぶん。』(ジービー)などがある。

撮影/金田邦男
公開:2024年3月25日

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