Today's Menu

森野熊八さんの
鮭の照り煮&鶏むねの
ソテーレシピ★
しょうゆの味わい
再発見イベントレポ

いつも何気なく使っている、しょうゆ。そのおいしさを再発見すべく、料理人の森野熊八さんを講師に迎え、みんなで料理をつくって楽しむイベントを開催しました。限定32名のところ500名を超えるご応募をいただき、大注目となった久しぶりのリアルイベント。当日のようすとともに、しょうゆ本来の良さを存分に味わえる熊八さんのレシピ5品を大公開。鮭、鶏むね肉、ほうれん草、豆腐、ごはん、5つの定番食材が、しょうゆでこんなにおいしくなるんです!

しょうゆとみりんでてりてり!
こく旨!鮭の照り煮

鮭の照り煮

てりってりの見た目からしておいしさ間違いなし。こく旨リッチな甘辛味の照り煮!

写真

鮭に片栗粉を隙間なく薄くまとわせてから焼けば照り感がグッとアップ!皮なしの切り身でも皮の面を下にして焼き始めます。最後に調味料を加えて煮るので、焼き過ぎないようにご注意を。「こく旨リッチ 特選 丸大豆しょうゆ」のまろやかな風味が味の決め手です。

材料(2人分)

生鮭(刺身用・さく)
200g
少々
片栗粉
適宜
しょうが
10g
サラダ油
大さじ2
マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん
大さじ4
大さじ4
キッコーマン いつでも新鮮 こく旨リッチ 特選 丸大豆しょうゆ
大さじ1
貝割れ菜
適宜

つくり方

1
鮭は水けを拭き取り、かるく塩をふって、片栗粉を薄くつける。
2
しょうがは皮をむいて、薄切りにする。
3
フライパンにサラダ油、しょうがを入れて中火で熱し、鮭を皮がついていた面を下にして入れ、焦がさないように8割ほど火を入れ、裏返してかるく焼く。
4
(3)のフライパンに本みりん、酒を入れて全体にからめ、しょうゆを入れ、鮭を何度か裏返しながら煮汁を全体にからめ、照りが出るまで煮詰める。器に盛りつけ、貝割れ菜を添える。

(1人分370kcal、塩分1.7g)

やわらかジューシー!
鶏むね肉のソテーしょうゆ
バターソース ズッキーニの
グラッセ添え

鶏むね肉のソテーしょうゆバターソース ズッキーニのグラッセ添え

ジュワーッと音をたてるしょうゆバターの香りは最高!間違いなくご飯がすすむメインおかずです

写真

さっぱりした鶏むね肉をジューシーに仕上げる秘訣は、そぎ切りと小麦粉。肉はそぎ切りにして薄くすることで加熱時間が少なくて済み、やわらかく仕上がります。小麦粉はジューシーな肉汁が流れ出るのを防ぎ、絶品のしょうゆバターを抱き込んでくれます。料理酒はぜひ白ワインで。白ワインの酸味が味を引き締めます。

材料(2人分)

鶏むね肉
1枚
にんにく
1片
適量
こしょう
適量
小麦粉
適量
デルモンテ エキストラバージンオリーブオイル
大さじ2
白ワイン
大さじ4
キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
大さじ2
バター
10g
(A)ズッキーニグラッセ
ズッキーニ
1本
小さじ2
こしょう
適量
レモン(くし形切り)
1/4個分
デルモンテ エキストラバージンオリーブオイル
大さじ1

つくり方

1
にんにくは、縦半分に切る。
2
鶏肉は皮を取って、6等分のそぎ切りにし、塩、こしょうをして小麦粉を薄くつける。
3
フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて中火で熱し、香りが立ってきたら鶏肉を入れ、焼き色がついたら裏返して弱火にして8割ほど火を入れる。
4
フライパンの油をペーパータオルなどでかるく拭き取り、白ワインを入れて、全体にからめ、鍋肌からしょうゆを入れてからめる。最後にバターを入れて混ぜソースを作る。
5
〈(A)ズッキーニグラッセのつくりかた〉ズッキーニは長さを半分に切り、それぞれ縦に8つ割りにして水にさらし、水けをきっておく。レモンは、皮の黄色い部分をむく。
6
フライパンに水1リットル、塩、こしょう、レモンを入れて中火で加熱し、沸騰したらオリーブオイルを加え、ズッキーニを加えて1分ほどゆで、汁けをきる。

(1人分377kcal、塩分2.1g)

「しょうゆ洗い」で
ひと味もふた味も
味わい深い!
ほうれん草のおひたし

ほうれん草のおひたし

しょうゆをちょっとぜいたくに使うひと手間で味わいの奥行きが劇的に変わります!

写真

ゆでたほうれん草を冷水で一気に締め、ギュギュッと水けを絞ったら、しょうゆをかけてひと絞り。水けがなくなったところへフレッシュな「しぼりたて生しょうゆ」がしみ込んで、ほうれん草が深い味わいに。噛んでもほうれん草のえぐみを感じません。ぜひ一度お試しを!

材料(2人分)

ほうれん草
1わ
キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
大さじ1
キッコーマン 旨みひろがる 香り白だし
大さじ2
適宜

つくり方

1
鍋にたっぷりの湯を沸かして、塩を入れ、ほうれん草を根の部分を湯に入れて20秒ほどたったら葉全体を湯に入れて、30~40秒ゆでる。冷水にとって冷やし、水けを絞る。
2
ほうれん草を5~6cm幅に切ってボウルに入れ、しょうゆをかけて混ぜてからさらに汁けを絞る。
3
ボウルに白だしと水150mlを入れて混ぜ、(2)のほうれん草を入れて浸し、器に盛る。

(1人分29kcal、塩分1.6g)

炊けた瞬間
しょうゆの旨みが
ふわ〜っと香る!
絶品茶飯

茶飯

だしがなくてもしょうゆの旨みたっぷり。ふんわり香って食欲をそそります。

写真

しょうゆやお茶を入れて茶色く炊き上げる「茶飯」。だしを使わなくてもしょうゆの旨みだけで十分。「こく旨リッチ 特選 丸大豆しょうゆ」なら、後味までおいしくなるんです。お米の中までしょうゆの旨みがしみ込んでいるから、焼きおにぎりにするのもおすすめ。三つ葉など香味野菜をプラスするときは、混ぜずに上にのせて。

材料(2合分)

2合(360ml)
キッコーマン いつでも新鮮 こく旨リッチ 特選 丸大豆しょうゆ
大さじ3
マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
大さじ2

つくり方

1
米はといで、ざるに上げ、水けをきっておく。
2
鍋に米、しょうゆ、酒、水2カップを入れて中火で火にかける。10分ほどして沸騰したらよく混ぜ、弱火にする。ふたをして15分ほど炊き、火を止めて10分ほど蒸らす(炊飯器の場合は普通に炊く)。

(1人分275kcal、塩分1.8g)

豆腐を40℃のお風呂に
入れるイメージ!?
ほんのり温やっこ

ほんのり温やっこ

シンプルだからこそ温度が大事! 豆腐の甘みを引き出します。

写真

冷やっこでも湯豆腐でもない、薬味はわさびでも七味唐辛子でもない、シンプルだけれどひと味違う豆腐料理です。最大のポイントは豆腐を40℃のお風呂に入れるようにほんのり温めること。豆腐の甘みが驚くほど際立ちます。色鮮やかな「しぼりたて生しょうゆ」なら仕上がりの美しさもひとしおです!

材料(2人分)

絹ごし豆腐
1/2丁
ねぎ(白い部分)
10cm
キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
適量
練り辛子
少々

つくり方

1
豆腐は、食べやすい大きさに切る。ねぎは、薄い小口切りにして水にさらし、水けをきる。
2
口径の大きい鍋やフライパンなどに豆腐とひたるくらいの水を入れ、中火にかけ40℃ほど(温かめの風呂くらいの温度が目安)に加熱する。温度を保つように火加減を調節しながら1~2分温め、豆腐を取り出して器に盛る。ねぎをのせて辛子を添え、しょうゆをかける。

(1人分61kcal、塩分0.2g)※しょうゆを小さじ1/2とした値

しょうゆのおいしさを実感!
森野熊八さんのスペシャル
イベントレポ

2024年3月に開催した「森野熊八さんとしょうゆを五感で楽しむ会」。亀甲萬本店の初代醤油杜氏の花田さんも加わり、16名の参加者のみなさんとともに、しょうゆの味比べやクッキングを堪能しました。

写真

東京・阿佐ヶ谷にある「コトラボ」を会場におこなわれた久しぶりのリアルイベント。「ホームクッキング」編集長の杉森さんの「毎日あたり前に使っているしょうゆの良さをあらためて実感してください」という挨拶で幕開けです。

写真

イベントは、前半が亀甲萬本店初代醤油杜氏・花田さんによるしょうゆレクチャー。後半が熊八さんの料理レッスン&試食という2部構成。豪快で明るい熊八さんのトークに会場のムードも一気に温まります!

初代醤油杜氏と一緒にしょうゆの「きき味」に挑戦します

しょうゆレクチャー指南役の花田さんは、長年キッコーマンのしょうゆ開発にたずさわり、こだわりぬいたしょうゆをそろえる「亀甲萬本店」の初代醤油杜氏です。

写真

「しょうゆをつくるときの主役は人間ではなく麹菌・乳酸菌・酵母。しょうゆのように3つの微生物が働いている発酵食品ってじつはなかなかないんですよ」と専門的な話も交え、しょうゆ造りや歴史について紹介。熊八さんも聞き入ります。

写真

キッコーマンを代表する3種類のしょうゆの「きき味(み)」では「しょうゆ原液」と「しょうゆ:水=1:6で割ったもの」を用意して味比べ。「1:6はふだん煮物などで味わうしょうゆの味に近い状態です。水で割ったほうが香りや味わいがわかりやすくなるんです」

写真

みなさん五感を研ぎ澄まして初めての「きき味」に集中。はじめに、きき味皿の蛇の目模様がどのくらい透けて見えるかを参考に色みを見て、次に液体をまわしながら香りを確認し、最後に口に含んで味や香りを感じていきます。

写真

「左が、昔ながらの定番品『キッコーマン しょうゆ』。これは香りが華やかでしょうゆらしく、後味がスパッとキレる印象。味や色にも強さがあるしょうゆです」

写真

「真ん中は、色が鮮やかに澄んでいて、味や香りがおだやかな『しぼりたて生しょうゆ』。通称『しぼ生』です。みなさんにとって一番なじみのあるしょうゆではないでしょうか」

写真

「右は『こく旨リッチ 特選 丸大豆しょうゆ』、通称『リッチ特丸』です。この中では一番新しい商品で、全体的にやわらかくてまろやか。後味が続くので、煮る料理におすすめしたいしょうゆです」

写真

「どうですか?違いを感じてもらえましたか?いろんな個性のしょうゆを使って料理を楽しんでくださいね」

続いては、熊八さんによる料理レッスンです

熊八さんが紹介してくれる料理は5皿。最初に料理のデモンストレーションをしながらポイントを解説していきます。キーワードは「五感で楽しむ」です!

写真

「みなさん、今日は大いに笑ってくださいね。楽しくておいしい時間を一緒につくりましょう!」と熊八さん。料理に使っていくしょうゆは「しぼ生」と「リッチ特丸」の2種類です。

写真

さっそく調理スタート。「ほうれん草のおひたし」に使うしょうゆは「しぼ生」です!

写真

ほうれん草のおひたしのカギとなる「しょうゆ洗い」をはじめたところでパネルが登場!これが「深い味わい」につながる大事なポイントということですね。

写真

メインディッシュのひとつ「鮭の照り煮」に使うしょうゆは「リッチ特丸」!「煮る料理におすすめ」と花田さんが紹介していたしょうゆです。

写真

「鮭の照り煮」のポイントは「てりてり」!「リッチ特丸」と本みりんでつくる甘辛味のてりとつやが目にもおいしそう。

写真

「リッチ特丸」を加えて鍋で炊き上げた「茶飯」はふたを開けた瞬間の、ふわ〜っと広がるしょうゆの香りがすでにごちそう!「ほらみんなこの香り感じて!感じて!」

写真

もうひとつのメインディッシュ「鶏むね肉のソテー」は、しょうゆとバターのソースが味の決め手。使うしょうゆは「しぼ生」です。しょうゆを加えるとジュワーッといい香りが!たまりません!!

参加者のみなさんも、いざクッキング!

おいしい香りいっぱいのデモンストレーションを見てお腹が空いてきたところで、いよいよ調理実習の時間。4人1組で4品をつくっていきます。熊八さんや花田さんもフロアを巡りながら料理をサポートします。

写真

「なんでも聞いてくださいねー。そのために私がいます!」と熊八さん。鶏むね肉のそぎ切りのお手本も隣で見せてくれます。

写真
写真

「どっちのしょうゆを使うか間違えないでねー」と見回り中。鶏肉のソテーは「しぼ生」、鮭の照り煮は「リッチ特丸」です。

写真

この見た目だけでも食欲そそること間違いなし!の図。「ソースは煮つめ方次第で味が変わります!必ず味見しながら火加減を調整してくださいね」

写真
写真

こちらでは「茶飯」が炊き上がりました。いい香りにみんな「うわ~!」と歓声。とってもおいしそう!

写真

みなさん手際良くあっという間に料理が完成。鮭と鶏むね肉のダブルメインディッシュのとっても豪華な食卓が完成しました!

つくりたてのおいしい料理&おしゃべりを楽しみます

初対面どうしでも、みんなでわいわい料理してテーブルを一緒に囲めば、おいしい料理が人と人をつなげてくれる!これもリアルイベントの醍醐味です。

写真
写真

熊八さんの「カンパーイ!」の声とともにおいしい時間のはじまり、はじまり。

写真

しょうゆを使った料理を堪能する参加者のみなさん。熊八さん、花田さん、杉森さんもテーブルを回り、あちらこちらでしょうゆ談義に花が咲きます。

写真

途中で熊八さんが5品目「ほんのり温やっこ」をデモンストレーション。「しぼ生」や「リッチ特丸」は「いつでも新鮮」シリーズ共通の1滴ずつ出せるボトルだから、こんな直がけもお手のもの!

写真

ここで最後のパネルも登場。「直がけ」するだけで料理が完成する「これぞしょうゆ」のおいしさ、底力!

写真

みなさんと一緒に「温やっこ」を試食したキッコーマンの2人もしょうゆのおいしさを改めて再認識。「シンプルだけど、これ、おいしい!」「でしょーっ!笑」と熊八さんもご満悦。

写真

時間いっぱいまで熊八さんや花田さんとのざっくばらんな質疑応答が繰り広げられ、楽しいイベントは閉幕となりました。

ご参加のみなさんからは
「しょうゆだけの茶飯を初めて食べました。とってもおいしかった!」
「ほうれん草のおひたしの『しょうゆ洗い』有り無しを食べ比べると違いがよくわかった」
「しょうゆの味わいの違いをくらべるのが楽しかった」
「普段は『しぼ生』しか使ってなかったけれど『リッチ特丸』も使ってみたいと思いました」
などの声も届きました。

写真

最後は「ホームクッキング」編集長の杉森さんも一緒に。みなさま、ありがとうございました!
キッコーマンでは、これからも「おいしい記憶」につながる楽しいイベントを企画していきますのでご期待ください。

イベントのダイジェスト動画をご覧ください!

ホームクッキング担当ライターより

熊八さんの明るい人柄とおいしい料理に包まれたにぎやかなイベントでした。醤油杜氏の話を聞けたり、蔵で使われている「きき味皿」を使って味比べができたり、貴重な体験もいっぱい。しょうゆのキャラクターの違い、料理への活用法がわかると、なんだかそれぞれのしょうゆに愛着が湧いてくるから不思議!しょうゆのおいしさ・おもしろさ・奥深さを再発見した時間でした!

写真:キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
写真:森野熊八さん

教えてくれた人 森野熊八さん

料理研究家の祖母の影響から幼心に料理に興味を持つ。フランス料理、イタリア料理を修業。30歳で家庭科教員免許を取得。桜美林大学の講師も務めている。“身近なものでおいしい料理を”というポリシーのもと、全国各地で楽しくておいしいクッキングショーを展開し、メディアを通じ熊八独自の視点とアイデアで数々のレシピを公開。 “料理を伝えるプロ”として食の世界を広げている。

撮影/巣山サトル 文/峯田亜季
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2024年5月15日 最終更新:2024年5月20日