目玉焼きの基本のつくり方、
教えます!
目玉焼きが主役になるキッコーマン
人気メニュー5選も紹介
卵料理の代表格と言えば、やっぱり目玉焼きですよね。でも、手軽にできるからと言って何気なくつくってみると、好みの加減に仕上がらないことも……。簡単なようで、実は奥が深い目玉焼き。ちょっとこだわるだけで仕上がりがぐんと良くなるし、焼き方のバリエーションでひと味違ったおいしさも楽しめるんです。そんな目玉焼きの極意を、キッコーマンがお伝えします! いろいろな調味料を使った目からウロコの目玉焼きメニューと共にお楽しみください。
目玉焼きに何かける?
キッコーマン+会員
アンケート結果発表!
目玉焼きの話題でよく耳にするのが、「目玉焼きには何をかけるか問題」。各所で論争を……とまでは行きませんが、自分が多数派なのか少数派なのかを含め、気になる人も意外と多いのでは? そこで今回、キッコーマン+(プラス)会員のみなさんにアンケートを実施! その実態を以下のグラフにまとめました。
(調査方法:キッコーマン+〈プラス〉会員にインターネット調査で実施。n=2,737、2024年7月11~21日実施)
まずは本題、「目玉焼きに何をかけて食べますか?」という質問に対し、もっとも多かった回答は「しょうゆ」。7位ながら「だししょうゆ」も健闘していることも考えると、卵としょうゆの相性の良さをあらためて実感できます。
さらにアンケートでは、目玉焼きの食べ方についても聞いてみました。回答の1位は「そのまま食べる」ですが、2位は「ハムやチーズと一緒に焼いて食べる」という結果。手を加えればメインのおかずにもなるのが目玉焼きのすごいところ。また、ご飯やパンと組み合わせると答えた人が多かったのは、和食にも洋食にも合う目玉焼きならではと言えそうです。
もっと目玉焼きに詳しくなれる!
目玉焼きの焼き方、教えます
今どきの目玉焼き事情がわかったところで、いよいよメニュー開発グループの出番。まずは目玉焼きの焼き方を、しっかりレクチャーしてもらいます。ご紹介する焼き方は、「基本」「蒸し焼き」「揚げ焼き」「ターンオーバー(両面焼き)」の4種類。お好みの焼き加減で、ぜひトライしてみてください。
基本の目玉焼きの焼き方
まずはフライパンで片面を焼くだけの、シンプルな目玉焼きから。小さなボウルなどに卵を割り入れるところからスタートです。
フライパンに油少々を入れ、中火で熱します。
卵を入れるのは、フライパンがしっかり温まっているかを確認してから。火傷に注意しつつ、手をかざして熱を感じればOK。
卵をそっと入れたら弱火にします。ボウルをできるだけフライパンに近付けてから入れると、油がはねにくくなりますよ。
黄身が好みの固さになるまで焼いたら……
完成です!こちらは弱火にしてから3~4分焼いたもの。
もっと上手に!きれいに仕上げるひと工夫
殻にひびを入れるとき、器のふちやシンクの角などを使っていませんか?これだと一部分に力が集中して殻が細かく割れ、殻が入ってしまいやすくなります。平らな面で叩くと力が分散されるため、きれいに割れやすくなります。
先にボウルなどに割り入れておけば、フライパンの具材の上で直接割って殻が入ってしまったり、黄身をつぶしてしまったりといった失敗も防げます。
フライパンに入れた卵の白身が流れて広がるのは、卵の水分のせい。ざるにとって10秒〜20秒おけば、水分を多く含んだ白身が流れ落ちます。あとはいつものように焼くだけでふっくらきれいな形に仕上がります。流れ落ちた白身は、スープなどに使って。
蒸し焼きの焼き方
水を入れ、ふたをしてつくる方法。白身はふっくら、黄身にも火が入って固めの仕上がりです。蒸気で全体に熱が伝わるので、基本の目玉焼きよりも黄身の固さを調整しやすいという特徴も。
フライパンに油少々を入れ、中火で熱して卵を入れます。白身が固まってきたら、大さじ2の水を入れてふたをします。
ふたをしたら弱火にし、黄身が好みの固さになるまで焼いていきます。
完成! こちらはふたをしてからおよそ5分焼いたもの。十分に蒸気が回り、黄身まで白っぽく固まった仕上がりになりました。
揚げ焼きの焼き方
多めの油で焼く方法で、白身はカリッと、黄身は半熟のトロッとした仕上がりです。エスニック料理の付け合わせなどに使われることも。
フライパンに大さじ1の油を入れ、中火で熱します。
温まったフライパンを傾け、油がたまったところに卵をそっと入れます。油が多い分、はねやすいので慎重に。
フライパンは傾けたまま、白身の周りがしゅわしゅわしてきたら弱火にします。
黄身が好みの固さになるまで焼いたら完成!
ターンオーバー(両面焼き)の焼き方
両面を焼く方法で、白身の香ばしさが特徴。しっかり焼いて、サンドイッチやハンバーガーの具材として使われることも。
フライパンに油少々を入れて中火で熱し、卵を入れて焼いていきます。ここまでは基本の目玉焼きと同じ工程。白身が固まり、黄身が半熟になったらフライ返しなどで裏返します。
完成!焼く時間が短いと、まるで半熟のゆで卵のような仕上がりに。
左から、揚げ焼き、蒸し焼き、基本の目玉焼き、両面焼き。並べてみると、同じ目玉焼きでもずいぶん違って見えます。みなさんは、どの焼き方がお好みですか?
いろいろな焼き方で楽しむ、
目玉焼きが主役のごはん!
目玉焼き=手軽な朝食メニュー、というイメージが強いかもしれませんが、実はしっかりメインを張れる実力の持ち主なんです。今回メニュー開発グループが提案するレシピは、麺類や丼のほか、ボリュームたっぷりのおかずまでバラエティに富んだラインナップ。目玉焼きを主役に昇華させたごはんの数々をとくとご覧ください!
存在感のある揚げ焼きを具材に
『あまうまい!目玉焼きのっけパスタしょうゆバター風味』
メインの具は目玉焼きだけ!シンプルながら、揚げ焼きにした白身のしっかり食感で、満足できる食べ応えにしました。目玉焼きは割ったときに黄身がじわっと流れるくらいの固さに仕上げると、全体にからめながら食べられます。 『いつでも新鮮 あまうまいだししょうゆ』 とバターの風味を楽しめるよう、アツアツで召し上がれ!
食感のコントラストもおいしい
『目玉焼きのっけ混ぜうどん』
基本の目玉焼きを使った、釜玉うどんの変化球的メニュー。白身がプリッとした半熟の目玉焼きは具として食べても良し、全体にからめても良し。 『濃いだし 本つゆ』 にごま油を組み合わせたたれは、後引くおいしさです。常備しやすい材料しか使っていないので、パパッとつくれるのもうれしいポイント。
卵だけとは思えない食べ応え
『目玉焼きの生姜焼き』
肉じゃないのに、生姜焼きそのもの! 『いつでも新鮮 こく旨リッチ 特選 丸大豆しょうゆ』 と、 『米麹こだわり仕込み 本みりん』 をベースに生姜焼きのタレをつくり、蒸し焼きの目玉焼きをからめました。ボリュームがあって満足できるので、冷蔵庫に卵しかないときや、献立を考えるのが面倒なときなどにもおすすめ。
ご飯がすすんで止まらない!
『焼肉のたれでやみつき煮卵風目玉焼きのっけご飯』
薬味卵をもっと簡単につくりたい! そんな思いから生まれたレシピです。両面焼きにした目玉焼きを、焼肉のたれの 『わが家は焼肉屋さん 中辛』 と水で軽く煮るだけ。時間をかけて漬けたり煮たりしなくても、やみつきになる味わいの卵ができました。目玉焼きは焼く時間を短めにして、ゆで卵のような食感にしています。
ボリュームたっぷり、朝食にもぴったり!
『こんがりチーズとコーンの羽つき目玉焼き』
カリカリに焼いたチーズを羽根に見立て、 『デルモンテ ホールコーン はじける贅沢』 をたっぷり使った、言わば”巣ごもり目玉焼き”。コーンとチーズの醸し出す甘じょっぱさに、 『デルモンテ リコピンリッチ トマトケチャップ』 の濃厚なうま味とフルーティな酸味をアクセントとして加えました。トーストとの相性もいいので、ぜひ一緒にどうぞ。
いつもとはちょっと違う目玉焼き、
あなたも味わってみませんか?
焼き方からユニークなレシピまで、目玉焼き満載でお届けしましたがいかがでしたか? 目玉焼きはサクッとできる、おいしくて栄養価の高いメニュー。今回、ご紹介した上手につくるコツも参考に、いちばん好きな焼き方を探してみるのもおすすめです。そろそろ目玉焼きが食べたくなった、なんて思ったら、ぜひ今日焼いてみて!
撮影/金田邦男 文/石川由紀子
公開:2024年9月3日 最終更新:2024年9月18日
ホームクッキング編集担当より
卵メニューで基本中の基本「目玉焼き」をホームクッキング通信でついに深堀り! ぜひいつもと違う焼き方にチャレンジしてみてくださいね。そして、目玉焼きはそのまま食べる派という方、いかがでしたか? 今回紹介した目玉焼きが主役のボリュームメニューは、味わいいろいろで飽きることなし。キッコーマンの調味料を存分に使ってお楽しみください!(編集長・杉森)