フライパンで簡単
「でか茶碗蒸し」
★晩ごはんのおかずにもなる人気レシピ!
卵とだしのやさしい味わいと、ふるふるとした口当たりが人気の茶碗蒸し。どーんと大きくつくる「でか茶碗蒸し」なら、メインのおかずになり、手間もかかりません。だしをとらずに「白だし」を使い、フライパンで一気に蒸せばラクラク。具材をたっぷり入れてもよし。具だくさんのあんをかけてもよし。寒い日の食卓にぜひ登場させて!
「でか茶碗蒸し」を
きれいに仕上げるコツ
3つのポイントを意識してつくれば、見た目にもきれいで、おいしさ抜群のでか茶碗蒸しになりますよ!
卵液は泡立てないように混ぜる
卵液は泡立てないように気をつけながら、菜箸を左右にすばやく動かして白身を切るように混ぜて。こうすると気泡が入らず、つるんと固まります。
卵液はざるでこしながら入れる
卵液はざるでこし、白身の固まりやカラザ(白いひも状のもの)をとり除きましょう。このひと手間で、驚くほどなめらかな口当たりに。
器の下にふきんを敷くのを忘れずに
フライパンにふきんを敷いてから器を置くと、蒸している最中に器がカタカタと揺れるのを防ぐことができ、具がかたよらず、美しく仕上がります。
人気の茶碗蒸しを
フライパンでつくろう!
鶏肉とかにかまの茶碗蒸し
体がホッと温まる、白だしの風味を生かした人気の味。
テーブルにドーンと置いた茶碗蒸しは、いつもの茶碗蒸しと比べて迫力満点! スプーンですくい上げると、鶏肉、かにかま、しいたけなどの具がぎっしり入っていることが一目でわかります。「こんな茶碗蒸し、見たことない♪」。そんな驚きの声が上がること間違いなしです!
材料(2~3人分・直径18×高さ5㎝の耐熱の器1個分)
- 鶏もも肉
- 1/4枚(約60g)
- 塩
- 少々
- 生しいたけ
- 1個(約30g)
- かに風味かまぼこ
- 2本
- 三つ葉
- 1/4束(約10g)
- (A)卵液
-
- 卵
- 2個
- 水
- 1と1/2カップ
- キッコーマン 旨みひろがる香り白だし
- 大さじ2
つくり方
- ボウルに卵を割り入れ、菜箸で白身を切るようにして溶きほぐす。残りの(A)の材料を加えてよく混ぜ合わせる。
- 鶏肉は2cm角に切り、塩をふる。しいたけは石づきを切り、3mm幅の薄切りにする。かにかまは斜めに1cm幅に切る。三つ葉は2cm長さに切る。
- 器に(2)のかにかま以外を入れ、(1)をざるでこしながら流し入れる。かにかまをのせて具の位置を菜箸で少し整え、アルミホイルでおおう。
- 直径26㎝のフライパンにふきんを敷き、(3)をのせる。フライパンと器のすき間から、熱湯を器の1/3の高さまで注ぐ。ふたをして強火にかけ、沸騰したら2分ほど蒸し、弱火にして15~20分蒸す。
(1/3量で109kcal、塩分1.6g)
彩りよく仕上げるために、具はバランスよく入れましょう。かにかまは卵液を流し入れたあとに加えます。
えびあんをかけた
茶碗蒸しのニューフェイス
でか茶碗蒸しのえびあんかけ
シンプルな茶碗蒸しにえびあんをかけて、華やかな見た目に。
茶碗蒸しは具材を中に入れて蒸すのがお決まりですが、具材を入れないでか茶碗蒸しをつくり、えびあんをかけると、いつもと違う雰囲気で楽しむことができます。えびはごろごろと大きめに切り、存在感を出しましょう。おもてなしにもぴったりの豪華な茶碗蒸しになります。
材料(2~3人分・直径18×高さ5㎝の耐熱の器1個分)
- えび(殻つき)
- 120g
- 塩
- 少々
- 万能ねぎ
- 1本
- (A)卵液
-
- 卵
- 2個
- 水
- 1と1/2カップ
- キッコーマン 旨みひろがる香り白だし
- 大さじ2
- (B)
-
- 水
- 3/4カップ
- マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
- 大さじ1
- キッコーマン 濃いだし本つゆ
- 小さじ2
- (C)水溶き片栗粉
-
- 片栗粉
- 大さじ1/2
- 水
- 大さじ1
つくり方
- ボウルに卵を割り入れ、菜箸で白身を切るようにして溶きほぐす。残りの(A)の材料を加えてよく混ぜ合わせる。
- 器に(1)をざるでこしながら流し入れ、アルミホイルでおおう。
- 直径26㎝のフライパンにふきんを敷き、(2)をのせる。フライパンと器のすき間から、熱湯を器の1/3の高さまで注ぐ。ふたをして強火にかけ、ふたをして強火にかけ、沸騰したら2分ほど蒸し、弱火にして12~15分蒸す。
- えびは殻をむいて背わたを取り、塩をふってもむ。さっと洗ってペーパータオルで水けを拭き、1cm幅のぶつ切りにする。万能ねぎは小口切りにする。鍋に(B)を加えて中火にかけ、煮立ったらえびを加えて煮る。再び煮立ったら(C)でとろみをつけ、万能ねぎを加えてひと混ぜし、(3)にかける。
(1/3量で99kcal、塩分1.8g)
水溶き片栗粉はもう一度混ぜてから煮汁に加え、菜箸でよく混ぜながら煮るとダマになりません。
中華風の具材を
入れて茶碗蒸しをアレンジ
中華風でか茶碗蒸し
ごま油で炒めたコクのある具材が、ふるふるの茶碗蒸しとベストマッチ。
中に入れる具材を中華風にするだけで、いつもの茶碗蒸しとがらりと違うおいしさに。具材は、豚肉、たけのこ、ねぎなどをごま油で炒め、生しょうゆとこしょうで味つけするだけだから簡単。ボリューム満点でご飯とよく合うので、おうちの定番にしたくなることうけあいです!
材料(2~3人分・直径18×高さ5㎝の耐熱の器1個分)
- 豚ロース薄切り肉
- 3枚(約60g)
- ゆでたけのこ
- 50g
- ねぎ
- 1/4本
- しょうが
- 1かけ
- ごま油
- 適量
- キッコーマン いつでも新鮮しぼりたて生しょうゆ
- 大さじ1/2
- こしょう
- 少々
- パクチー(ざく切り)
- 適宜
- (A)卵液
-
- 卵
- 2個
- 水
- 1と1/2カップ
- キッコーマン 旨みひろがる香り白だし
- 大さじ2
つくり方
- ボウルに卵を割り入れ、菜箸で白身を切るようにして溶きほぐす。残りの(A)の材料を加えてよく混ぜ合わせる。
- 豚肉は1cm幅に切る。たけのこは細切りにする。しょうがは皮をむいてせん切りにする。ねぎは斜め薄切りにする。フライパンにごま油小さじ2を中火で熱し、しょうが、ねぎを炒める。香りが立ったら豚肉を加え、1分ほど炒める。たけのこを加えてさっと炒め、しょうゆ、こしょうを加えて炒め合わせ、火を止めてそのまま冷ます。
- 器に(2)を入れ、(1)をざるでこしながら流し入れる。具の位置を菜箸で少し整え、アルミホイルでおおう。
- 直径26㎝のフライパンにふきんを敷き、(3)をのせる。フライパンと器のすき間から、熱湯を器の1/3の高さまで注ぐ。ふたをして強火にかけ、ふたをして強火にかけ、沸騰したら2分ほど蒸し、弱火にして15~20分蒸す。パクチーをのせ、好みでごま油を回しかける。
(1/3量で149kcal、塩分1.6g)
豚肉やたけのこなどの具材はあらかじめ炒めるので、火の通り具合を心配しなくてもOK。あつあつの具材に卵液を流し入れると蒸し時間が変わってしまうので、具材は冷ましてから使いましょう。
教えてくれた人 髙山かづえさん
料理研究家。ワインソムリエ。書籍、雑誌、広告を中心に活躍中。デイリーなおかずからお酒がすすむおつまみまで、親しみやすいレシピを幅広く提案し、活躍中。すぐにまねしたくなるような、ほめられる盛りつけにも定評がある。
インスタグラムID @kaduetakayama
撮影/伊藤徹也 スタイリング/浜田恵子 熱量・塩分計算/宮坂早智 構成・文/川端浩湖
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2022年11月12日 最終更新:2024年4月20日
ホームクッキング編集担当より
実はこの企画、以前髙山さんにお願いした「でかプリン」がアイデアの元なんです。これがすごく人気だったので、たっぷり食べてみたい他のメニューは?と探して和食のあこがれ人気メニューの茶碗蒸しとなりました。教えていただいた3品はそれぞれ個性があって、お腹いっぱい食べることのできる幸せを感じていただけると思います! とても手軽なのでぜひ晩ご飯に!(編集長S)
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