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厚揚げは冷凍できる?
保存のコツとおすすめの食べ方、
油抜きの方法も

厚揚げは冷凍できる?保存のコツとおすすめの食べ方、油抜きの方法も

煮物や炒め物、汁物など、さまざまな料理に使える厚揚げ。手ごろな価格でボリュームがあることから、かさ増し食材としても活躍します。そんな厚揚げが、実は冷凍できるってご存じですか?常備しておけば何かと助かるからこそ、ぜひ試してほしい厚揚げの冷凍保存。手順はもちろん、解凍のコツや油抜きの方法、おすすめレシピを紹介します。

厚揚げ、実は
冷凍できるんです

厚揚げは豆腐を揚げてつくられるため、「冷凍すると豆腐と同じように食感が変わってしまうのでは?」と思うかもしれません。でも、豆腐ほどの水分量を含んでいないため、冷凍してもすが入りにくいんです。冷蔵なら保存期間は3〜4日ですが、冷凍することで約1カ月まで長持ちさせられるのもポイント。煮物などにするなら解凍いらずで調理でき、手軽に使えるのも重宝しますよ!

厚揚げの冷凍保存と
冷凍厚揚げの使い方

厚揚げを冷凍保存するときは、下処理として油抜きをしましょう。このひと手間を省くと、解凍後に油っぽさやにおいが気になるなど、風味が損なわれる可能性があります。

冷凍保存

【1】
油抜きをして水けをきった厚揚げを、使いやすい大きさに切る。

写真:使いやすい大きさに切る
Point

今回使用したのは、1枚160gの正方形に近い形状の厚揚げ。ここでは縦1/4ずつにカットしていますが、さらに薄めに切って冷凍しておけば調理時間が短縮され、味がしみやすくなります。なお、厚く切って冷凍すると解凍時間は少し長くなりますが、食べ応えが出て煮くずれがしにくくなるというメリットがあります。

【2】
ひとつずつラップでぴったり包む。

写真:ひとつずつラップで包む

【3】
ジッパー付き保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じ、冷凍庫で保存する。保存期間は約1カ月。

写真:ジッパー付き保存袋に入れる
写真:向かって左から、「生」「冷凍」「解凍」の状態

向かって左から、「生」「冷凍」「解凍」の状態。冷凍すると黄色っぽくなりますが、解凍すれば元の色に戻ります。

冷凍した厚揚げの解凍方法

冷凍した厚揚げを解凍するときは、冷蔵庫に半日以上入れるか、電子レンジを使いましょう。電子レンジの場合、上記の4等分サイズなら加熱時間は600Wで2分が目安。加熱しすぎると食感が損なわれることがあるので、半解凍状態になるように様子を見ながら30秒ずつ加熱してください。

Point

レンジ解凍はすぐに調理できて手軽な反面、すが入ることも。一方、冷蔵庫で時間をかけて解凍すると、すが入りにくくなります。なお、煮物や汁物などに使うなら、冷凍のまま加えればOKです。炒め物の場合は凍ったままだとフライパンの温度が下がり、ベチャッとした仕上がりになりがちなので、解凍して使うのがベターです。

写真:電子レンジで解凍した厚揚げ

電子レンジで解凍した厚揚げ。中央に少しすが入っています。

厚揚げの冷蔵保存

未開封の厚揚げなら、買ってきたパッケージのまま冷蔵庫に入れれば大丈夫。ここで紹介するのは、開封し、調理に使わなかった分を2〜3日で使いきるときの冷蔵保存の方法です。

【1】
残った分の厚揚げをラップでぴったり包み、ジッパー付き保存袋に入れる。

写真:ジッパー付き保存袋に入れる

【2】
空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で保存する。保存期間は約2〜3日。

写真:空気を抜いて冷蔵庫で保存する
Point

油抜きをすると乾燥しやすくなるので、1枚丸ごとの状態で保存する場合は油抜きをする必要はありません。油抜きしたものが余った場合でも、ラップでしっかりと包んで、できるだけ乾燥を防ぐようにしましょう。

外側に油をまとっている厚揚げの下処理として大事な油抜き。冷凍保存時はもちろん、そのまま使う場合でも油っこさをが抑えられて、味がしみやすくなるものメリットです。ここでは4種類の方法を紹介します。なお、炒め物のように油を使う料理なら油抜きは不要。メーカーや商品によっては必要ないとうたっている場合もあるので、パッケージなどで確認しましょう。

熱湯を回しかける

【1】
ざるに厚揚げをのせ、熱湯を回しかける。ひっくり返し、裏側にも熱湯を回しかける。

写真:熱湯を回しかける

【2】
キッチンペーパーなどで押さえて水けを取り除く。

写真:キッチンペーパーで水けを取り除く
Point

比較的、スタンダードな方法。熱湯をざっとかけるだけでも油は意外と抜けます。

ゆでる(しっかり油抜きしたいとき)

【1】
フライパンなどに厚揚げがつかるくらいの湯を沸かし、厚揚げを入れたら中火で1〜2分、ゆでる。

写真:沸騰したお湯に厚揚げを入れる

【2】
湯から引き上げ、キッチンペーパーなどで水けを取り除く。

写真:キッチンペーパーで水けを取り除く
Point

全体の油がしっかりと抜け、すっきりした味に仕上がるので、薄味にしたい料理にぴったり。味しみもグンと良くなります。鍋よりも浅いフライパンのほうが、厚揚げが出し入れしやすくておすすめです。このときは熱湯がかからないよう、網じゃくしのような調理器具を使うと良いでしょう。ゆで時間は、油を抜くだけなら約1分で十分。さらにもう1分ほどゆでると、余計な水分が抜けてプルプルとした食感になり、煮くずれもしにくくなります。

電子レンジで加熱する

【1】
水で湿らせたキッチンペーパーで厚揚げを包み、耐熱皿にのせる。
※パッケージに「電子レンジでの使用は不可」などと記載されている商品は使わないでください。

写真:耐熱皿にのせる

【2】
電子レンジに入れ、600Wで1分30秒加熱する。

写真:電子レンジで加熱する
Point

つきっきりになる必要がないのが、レンジ加熱の良いところ。なお、ラップをかけると、加熱時に発生した水分が邪魔をして油が抜けにくくなるので必要ありません。

キッチンペーパーで表面の油を押さえる

【1】
キッチンペーパーなどで、表面を軽く押さえる。

写真:キッチンペーパーで表面を押さえる
Point

キッチンペーパー1枚でできる最も手軽な方法。他の方法に比べると油は残りますが、何もしないよりも油っぽさは軽減されます。洗い物が少なくてすむのもうれしいところ。

冷凍厚揚げを使った
おすすめレシピ3選

厚揚げを冷凍保存しておけば、思い立ったときに使えます。和風な味つけはもちろん、中華風や洋風の料理にも合うので、人気レシピからチョイスしたこの3品もぜひお試しを!

だししょうゆの風味としょうがの香りで食欲アップ
『小松菜と厚揚げの和風そぼろあん』

写真:小松菜と厚揚げの和風そぼろあん

ひと口サイズの厚揚げがゴロリと入って、しっかりした食べ応えです。

厚揚げの表面にとろみのあるあんがからんで、ご飯がどんどんすすむ一品。厚揚げは軽く煮ることでふっくらやわらかくなるので、この工程は省かないようにしましょう。

ケチャップ風味の甘酢あんで、大人も子どもも大好きな味に
『厚揚げでかさ増し!豚バラとキャベツの甘酢炒め』

写真:厚揚げでかさ増し!豚バラとキャベツの甘酢炒め

歯応えのあるキャベツと、もっちり厚揚げの食感のコントラストが楽しい!

ひと言にするなら、いつもとひと味違う酢豚!厚揚げの食感と豚バラのコクがあるから、かたまり肉でなくても食べ応え十分のかさ増しメニューです。

冷凍厚揚げがあれば、思い立ったときにすぐつくれる!
『厚揚げのチーズ焼き フライドポテト風』

写真:厚揚げのチーズ焼き フライドポテト風

フライドポテトよりも軽い食べ心地で、おやつにもおつまみにもおすすめ。

パッと見、厚揚げらしからぬ一品は、「ちょっと小腹が空いた……」なんてときにもってこい。厚揚げの表面を弱めの火加減でじっくり長く焼くのが、こがさずにカリッとさせるコツです。

厚揚げに関するFAQ

厚揚げにまつわる、よくある疑問に一問一答形式でお答えします。

Q.厚揚げってそもそもどんな食材?つくり方や、豆腐との違いは?

A. 一般的に、水切りした木綿豆腐の表面を高温で揚げたのが厚揚げ。最近は、絹ごし豆腐を使ったものもあります。

Q.厚揚げを冷凍するときに、油抜きしないとどうなる?

A. 油の酸化などの理由から、味や香りが損なわれることがあるので、できるだけ油抜きをしてから冷凍しましょう。

Q.厚揚げを冷凍するときは、丸ごと冷凍しても良い?

A. 次に調理することを考えると、使いやすいサイズに切ってから冷凍するのがおすすめ。丸ごとだと、解凍にかかる時間も増えることになります。また、買ってきたパックの状態のままでの冷凍も避けたいところ。パック内にも空気があるので、時間が経つと酸化してしまいます。

Q.厚揚げを冷凍すると食感が変わる?

A. 実際に試食して確認したところ、大きな違いは感じられませんでした。強いて言えば「レンジ解凍」は多少、水分が抜けて引き締まったようにも思えましたが、どれもおいしく食べられたので、メニューに合わせて使い分けるのが良さそうです。ただ、煮物や汁物に限るなら、手軽に料理できる「冷凍のまま調理」がおすすめです。

Q.厚揚げのカロリーはどれくらい?

A. 木綿豆腐を使った厚揚げは100gあたり約143kcalで、絹ごし豆腐を使った絹厚揚げは約103kcalです。油で揚げているため、同じ重量だと豆腐のカロリーよりも2倍近くになりますが、たんぱく質は多く摂れます。100gあたりでは、木綿豆腐7.0gに対して厚揚げ10.7g、絹ごし豆腐5.3gに対して絹厚揚げ7.9gとなります。

いろいろな料理に使える
厚揚げは、冷凍保存で
ストックしておこう

冷凍保存しておけば、今まで以上に活用シーンが増える厚揚げ。今回、厚揚げについて教えてくれた野口英世さんは、麻婆豆腐ならぬ麻婆厚揚げにしたり、生姜焼き風味の炒め物やラタトゥイユなどに使ったりすることもあるそうです。そんな野口さんがおすすめするのは、シンプルなゆで厚揚げ。油抜きの要領で3〜4分ほどゆでて、水けをきったら食べやすいサイズに切り、お好みの調味料をかける1品です。「ねぎやかつお節、しょうゆをかけるだけで簡単・おいしいし、よだれ鶏風のたれをかけたら、おもてなしにもおすすめ。冷凍厚揚げもゆでながら解凍すれば、同じように楽しめます」とのこと。みなさんも、まずは厚揚げを冷凍することから始めてみませんか?

ホームクッキング編集担当より

晩ごはんのおかずがちょっと足りないかもと思ったら、解凍してフライパンで焼き、しょうゆをひとたらしするだけでも立派な一品!これまでスーパーで厚揚げを見かけては、便利な食材とわかりつつも、「一度、袋を開けたら使い切らないと……」「しばらく厚揚げのおかずが続くな……」となんとなく手が出しづらい食材でしたが、これからは冷凍保存を駆使して自分のペースで使えそうです。たくさんお世話になろうと思います!(編集担当:賀来)

写真:野口英世さん

教えてくれた人 野口英世さん

料理研究家、フードスタイリスト、 All About「簡単スピード料理」ガイド 。無理や無駄のない、つくり手重視の効率的なレシピとスタイリングアイデアにファンも多く、テレビや雑誌、新聞、広告などで活躍中。近著に『turk フライパンクックブック』『使いやすい台所道具には理由がある』(ともに誠文堂新光社)などがある。

撮影/金田邦男
公開:2026年4月14日

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