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圧力鍋であこがれメニュー★
髙山かづえさんの
シンプルレシピ

ポッサム、参鶏湯、牛すじカレーなど、ちょっと特別感のあるメニューも、圧力鍋を使えばラクラク&ほったらかしでOK。短時間で肉がほろりとやわらかくなる圧力鍋のパワーをフル活用して、今まで挑戦できなかったあこがれの料理にトライしてみましょう。おいしさを引き出す下ごしらえやコツも紹介! さあ、ワクワクしながらキッチンへ。
※圧力鍋は容量3.5ℓのものを使用しています。

肉の柔らかさに感激。
圧力鍋で「ポッサム」を
つくろう!

ポッサム

煮汁にインスタントコーヒーを入れると、肉が食欲をそそる色に!

写真

ゆでた豚肉を葉野菜で包んで食べる「ポッサム」は、大人気の韓国メニュー! 圧力鍋を使えば、短時間で豚肉がぷるんと柔らか~く仕上がります。煮汁にみそとインスタントコーヒーをプラスするのが、おいしさをグッと引き上げるコツ。肉につける合わせみそ「サムジャン」に焼肉のたれを加えれば、うまみと風味がアップしますよ。

材料(4人分)

豚バラ肉(かたまり)
500g
小さじ1
サンチュ
1パック(10枚)
えごまの葉
1パック(10枚)
青じそ
1パック(10枚)
白菜キムチ
50g
(A)
5カップ
マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
1/4カップ
みそ
大さじ1
インスタントコーヒー
小さじ2
(B)
ねぎの青い部分
1本分
しょうが(薄切り)
1片分
にんにく(つぶす)
1片
(C)サムジャン
キッコーマン わが家は焼肉屋さん 甘口
小さじ2
コチュジャン
小さじ2
みそ
小さじ1
ごま油
小さじ1

つくり方

1
豚肉は長さを半分に切って塩をすり込み、10分ほどおいてペーパータオルで水けを拭く。
2
圧力鍋に(A)を混ぜ合わせ、(B)、(1)を入れて強火にかける。煮立ったらアクを取り、ふたをして圧力がかかったら、弱火にして18分加圧する。
3
ふたに流水をかけて急冷し、圧力ピンが下がったらふたを取り、豚肉をバットなどに取り出す。ペーパータオルを煮汁にさっと浸し、豚肉にかぶせて粗熱をとる。
4
(C)を混ぜ合わせる。(3)の豚肉は長さを半分に切り、縦に薄切りにして器に盛る。サンチュ、えごまの葉、青じそに豚肉、キムチ、(C)をのせ、包んで食べる。

(1人分496kcal、塩分2.6g)

Point

豚肉にまんべんなく火が通るように、長さを半分に切ってから調味料の入った圧力鍋に入れます。

手軽なのに本格派。
圧力鍋で
「参鶏湯風」ができた!

参鶏湯風

鶏手羽先と鶏胸肉の合わせ使いで、うまみ倍増!

写真

韓国のスタミナ料理として人気の「参鶏湯」。にんにくやしょうが、ねぎなどと一緒にほろほろになるまで煮込んだ鶏肉は、栄養豊富なうえに食べやすく、体の内側から元気に♪ じっくり煮込むのが定番ですが、圧力鍋を使えばたった15分の加圧でOK! 鶏手羽先と鶏胸肉のダブル使いで、うまみたっぷり&大満足の食べごたえに!

材料(4人分)

鶏手羽先
4本(約200g)
鶏胸肉
1枚(約300g)
小さじ1
もち米
1/2合
しょうが
1片
にんにく
2片
むき甘栗
8個
ねぎ(白い部分)
1/2本分
ごま油
小さじ2
(A)
ねぎ(青い部分)
1本分
5カップ
マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
大さじ1
キッコーマン 旨みひろがる 香り白だし
小さじ1

つくり方

1
鶏手羽先、鶏胸肉は塩をまぶして20分以上おき、ペーパータオルで水けを拭く。もち米はさっと洗ってざるに上げ、水けをきる。しょうがは皮つきのまま薄切りにする。
2
圧力鍋に(1)、にんにく、甘栗、(A)を入れ、強火にかける。煮立ったらアクを取り、ふたをして圧力がかかったら、弱火にして15分加圧する。火を止めてそのまま放置し、圧力ピンが下がったらふたを取る。鶏胸肉は圧力鍋の中で食べやすくほぐす。
3
ねぎ(白い部分)は縦半分に切ってから、斜め薄切りにする。
4
器に(2)を盛り、(3)をのせてごま油をかける。

(1人分273kcal、塩分1.5g)

Point

鶏肉に塩をまぶしておくことで、臭みが抜けるとともに、鶏肉のうまみが引き立ちます。

まるでお店の味。
圧力鍋で
「牛すじカレー」に挑戦!

とろとろ牛すじカレー

トマトの酸味を生かしたカレーに牛すじがたっぷり!

写真

うまみたっぷり&コラーゲン豊富な牛すじは、じっくり煮込むほどおいしくなりますが、硬さがネック。でも、圧力鍋なら30分の加圧でとろとろ食感に大変身! この柔らかな牛すじをカレーにすれば、スプーンが止まらない絶品とろとろカレーが完成します。本つゆを加えることで、ご飯との相性は最強に!

材料(4人分)

牛すじ肉
400g
玉ねぎ
2個(約400g)
にんじん
大1本(約200g)
サラダ油
大さじ1
にんにく(みじん切り)
1片分
しょうが(みじん切り)
2片分
小さじ1/4
カレー粉
大さじ1
デルモンテ ギュッと濃縮うらごしトマト
1/2カップ
カレールウ
2片(約38g)
ご飯
適量
(A)
2カップ
キッコーマン 濃いだし本つゆ
大さじ2
マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
大さじ2

つくり方

1
牛すじ肉は一口大に切る。圧力鍋にたっぷりの湯を沸かし、牛すじ肉を入れて10分ほどゆで、ざるに上げてさっと洗う。
2
玉ねぎは縦4等分に切り、横に薄切りにする。にんじんは皮をむいて一口大の乱切りにする。
3
圧力鍋はさっと洗って水けを拭き、サラダ油、にんにん、しょうがを入れて中火で熱し、香りが立ったら玉ねぎ、塩を加えて10分ほど炒める。カレー粉、にんじんを加えてさっと炒め、うらごしトマトを加えてひと混ぜする。
4
(1)、(A)を加え、煮立ったらアクを取る。ふたをして圧力がかかったら、弱火にして30分加圧する。ふたに流水をかけて急冷し、圧力ピンが下がったらふたを取る。
5
(4)にカレールウを加えてさっと混ぜ、中火にかけてとろみがつくまで煮る。器にご飯を盛り、カレーをかける。

(1人分689kcal、塩分2.5g)

Point

牛すじ肉はたっぷりの熱湯でゆでこぼすことで、余分な脂や臭みが抜けます。

ホームクッキング編集担当より

髙山さんに教わる圧力鍋レシピ第2弾はあこがれメニュー。腕まくり、と思っても意外なくらい調理がシンプルなのは圧力鍋のなせるワザだと驚きました。やわから、ほろほろ……誰もが「おいしい!」と思う瞬間にあふれた3品、自慢できること間違いなしです。(編集長・杉森)

教えてくれた人 髙山かづえさん

料理研究家。ワインソムリエ。書籍、雑誌、広告を中心に活躍中。デイリーなおかずからお酒がすすむおつまみまで、親しみやすいレシピを幅広く提案し、活躍中。すぐにまねしたくなるような、ほめられる盛りつけにも定評がある。
インスタグラムID @kazuetakayama

撮影/鈴木泰介 スタイリング/深川あさり 取材・文/川端浩湖
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。圧力鍋の取り扱いはお手持ちの鍋の説明書をご覧ください。
公開:2025年9月23日

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