チキンのしょうゆクリーム煮★
ご飯にかけたくなる!
上田淳子さんのレシピ

クリーム煮はご飯に合わない? いえいえ、しょうゆを効かせれば相性抜群になるんです! 鶏肉の下味にしょうゆを使うことでうまみがギュッと引き立ち、こく深い味わいに。しかも、しょうゆの色もほんのりついて、むしろ食欲をそそる絶妙な仕上がりになります。野菜もごろごろ入っているから、ご飯にかけるだけで栄養バランスもバッチリなワンプレートになりますよ。
絶対ご飯に合う!
チキンのしょうゆクリーム煮
をつくろう。
チキンのしょうゆクリーム煮
材料(2人分)
- 鶏もも肉
- 大1枚(約300g)
- 玉ねぎ
- 1個(約200g)
- にんじん
- 1/2本(約75g)
- じゃがいも
- 小2個(約200g)
- ブロッコリー
- 4房(約40g)
- サラダ油
- 小さじ1
- 水
- 1カップ
- 牛乳
- 1カップ
- キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
- 大さじ1/2
- (A)
-
- キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
- 小さじ1
- こしょう
- 少々
- (B)
-
- 小麦粉
- 20g
- バター(室温に戻す)
- 20g
つくり方

-
鶏肉に下味をつける
鶏肉は余分な脂肪を取り、4等分に切って(A)をもみ込む。

-
野菜を切る
玉ねぎは縦4等分に切る。にんじんは皮をむき、小さめの乱切りにする。じゃがいもは皮をむき、半分に切る。ブロッコリーは房が大きければ半分に切る。

-
鶏肉と野菜を煮る
鍋にサラダ油を入れて中火にかけ、鶏肉、玉ねぎ、にんじんを加えて炒める。油が回ったら水を加え、煮立ったらじゃがいもを加えてふたをする。再び煮立ったら弱めの中火にし、7分ほど煮る。

-
牛乳を注ぎ、小麦粉とバターを混ぜる
ブロッコリー、牛乳を加え、ひと煮立ちさせて火を止める。小さめの器に(B)のバターを入れてゴムべらで練り、小麦粉を加えてペースト状になるまで練り混ぜておく(これが煮込み料理やシチューにとろみをつけるときに使われる「ブールマニエ」)。

-
とろみをつける
煮汁おたま1杯分を(B)に加え、よく混ぜ合わせてから鍋に戻し入れて全体を混ぜ合わせる(こうするとだまになりにくく、とろみが早く均等につく)。再び中火にかけて混ぜながら加熱し、とろみがついたらさらに1~2分煮る。

-
仕上げにしょうゆを加える
しょうゆを加えて混ぜ合わせ、味を調える。
(1人分589kcal、塩分1.6g)
同じつくり方で豚肉の
しょうゆクリーム煮も
できる!
豚肉のしょうゆクリーム煮
大きめの豚肉がごろりと入り、ごちそう感のある仕上がりに。

鶏肉を豚肩ロース肉にチェンジ! チキンのしょうゆクリーム煮とまったく同じ配合&手順でつくれるから、その日の気分で肉を選んで楽しみましょう。肉の種類が違うと、味わいがガラッと変わるのが注目のポイント。ただし、豚肉は鶏肉より火が通りにくいので、じゃがいもを加える前に5分ほど煮るのがコツです。
材料(2人分)
- チキンのしょうゆクリーム煮の材料(鶏もも肉は除く/上記参照)
- 全量
- 豚肩ロース肉(かたまり)
- 300g
つくり方
- 豚肉を大きめの一口大に切る。上記のつくり方(1)と同様に下味をもみ込み、(2)と同様に野菜を切る。
- (3)で具材を煮る際は、鍋にサラダ油を入れて中火にかけ、豚肉、玉ねぎ、にんじんを加えて炒める。油が回ったら水を加え、煮立ったら弱めの中火にし、ふたをして5分ほど煮る。じゃがいもを加え、再び煮立ったら7分ほど煮る。
- 上記のつくり方(4)~(6)と同様にする。
(1人分659kcal、塩分1.4g)

教えてくれた人 上田淳子さん
料理研究家。兵庫県出身。甲南女子短期大学卒業後、辻学園調理技術専門学校で西洋料理・製菓・製パン技術を習得し、卒業後同校の西洋料理研究職員を経て渡欧。レストラン、シャルキュトリー(ハム・ソーセージ専門店)などで約3年間、料理修業を積む。帰国後、シェフパティシエを経て料理研究家として独立。自宅で料理教室を主宰するほか、雑誌やTV、広告などでも活躍する。著書多数。
ホームページ:ju-cook.com
撮影/鈴木泰介 スタイリング/深川あさり 取材・文/川端浩湖
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2025年10月3日
ホームクッキング編集担当より
上田先生に教えていただいた今回のクリーム煮はひと口ほおばると、その瞬間に白いご飯が欲しくなるんです。鶏肉にしょうゆで下味をつけたことで、うまみがガツン!とくる印象。これは……ご飯にかけて食べたくなる味だ。乳製品としょうゆの相性の良さをまたまた実感した一品です。根菜を変えたりきのこを加えてもよさそうですね。(編集長・杉森)