
蒸し料理レシピは
平日なら「フライパンで
重ね蒸し」が正解★
食材2つの簡単メニュー3選
素材のうまみを生かしてつくる「蒸し料理」。湯気とともにほくほくふっくら仕上がる料理は、自分の心も体もいたわっている感があって、昨今再び注目されている調理法ですよね。せいろや電子レンジなど様々な方法がありますが、今回は使い慣れている「フライパン」で忙しい日にも手軽に挑戦できる「重ね蒸し」にフォーカス。フライパン蒸しだからこそおいしくなるレシピに注目です!
フライパンだから
おいしくなる!
重ね蒸しの魅力
フライパンだから出しやすい、後片付けがしやすいのはもちろんですが、「フライパン」で「重ねる」からこそのおいしさポイントを3つご紹介します。
加熱むらが少ない
ふたをして加熱することで、全体に蒸気がゆきわたり、食材に均一に熱が入ります。生焼けの心配もなくばっちり味が決まります。
栄養素の流出が少ない
フライパンでそのまま、もしくは汁ごと盛りつけるので、食材の栄養素を余すことなくとることができます。フライパン全面を使って調理するから蒸し時間も短く。これも、栄養素の損失を防ぐのにひと役買います。
蒸すと焼くのいいとこどり
蒸した食材ならではのふっくら食感を味わえるのはもちろん、少し焼かれた状態になる下の部分のほどよい香ばしさもごちそうに。この2つの食感を楽しめるのはフライパンで重ね蒸しならでは!
まず試してほしい!
根菜×豚肉の簡単重ね蒸し
香味だれでやみつき! れんこんと豚バラの重ね蒸し
豚肉の脂のうまみをまとったれんこんには、風味がしっかりした中華風ねぎだれが好相性
れんこんは輪切り、豚バラ肉はキッチンばさみでざっくりカット、あとは無心に素材を重ねていくだけというお手軽さがうれしい一品です。肉汁を逃さないためにもフライパンごと出すのがおすすめ。れんこんの穴に適度にねぎだれが絡んで、具材とたれの一体感もバツグンです!
材料(2人分)
- れんこん
- 小2節(250~300g)
- 豚バラ肉(薄切り)
- 150~200g
- 塩
- 少々
- (A) 香味ねぎだれ
-
- ねぎ(みじん切り)
- 1/4本分
- 酢
- 大さじ2
- 水
- 大さじ2
- マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん
- 大さじ1
- キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
- 小さじ2
- キッコーマン オイスターソース
- 小さじ2
- 砂糖
- 小さじ1
- ごま油
- 小さじ1
- おろしにんにく
- 小さじ1/2
つくり方

- れんこんは皮をむいて2~3mm厚さの輪切りにする(大きければ半月切りにする)。豚肉はキッチンばさみで5~6cm長さに切る。

- フライパンにれんこんと豚肉を交互に並べる。

- 塩をふり、水大さじ4を加え、強火で加熱する。水がふつふつしてきたら弱めの中火にし、ふたをして8分ほど加熱する。

- (A)を混ぜ合わせて、(3)にかける。
(1人分532kcal、塩分2.1g)
同心円状に並べてフライパンの全面に広げることで、根菜のれんこんでも短時間で火が通りやすく、加熱むらも少なくなります。
たれと肉のうまみを吸った
なすが絶品! 中華風蒸し煮
担々風だれで! なすと豚バラのフライパン重ね蒸し
簡単担々だれがおどろくほどなすにしみしみ。ごはんがすすむおいしさです!
薄く切ったなすを肉と重ねて蒸すことで、豚バラ肉の脂がなすのうまみを最大限に引き出し、色味もよく仕上げてくれます。しかも短時間で!味をしっかりしみこませるためにも、あつあつのうちに担々だれをかけて。器に盛るときは、なすがたれに浸るようにすると味わいの良さをキープできますよ。
材料(2人分)
- なす
- 2本
- 豚バラ肉(薄切り)
- 150〜200g
- 青ねぎ(小口切り)
- 適量
- 白ごま
- 適量
- 塩
- 少々
- (A)担々風だれ
-
- キッコーマン おいしい無調整豆乳
- 大さじ4
- キッコーマン 濃いだし本つゆ
- 大さじ2
- 水
- 大さじ1
- ごま油
- 小さじ1
- おろしにんにく
- 小さじ1
つくり方

- なすは縦方向に5mm幅の薄切りにする。豚バラ肉はキッチンばさみで5~6cm長さに切る。

- フライパンになすと豚肉が交互になるように並べる。

- 塩をふり、水大さじ4を加え、強火で加熱する。水がふつふつしてきたら弱めの中火にし、ふたをして5分ほど加熱する。

- 加熱している間に(A)を混ぜ合わせる。

- 器に(3)を盛りつけ、(4)のたれをかける。青ねぎをのせ、ごまをふる。
(1人分435kcal、塩分2.2g)
なすは縦に切ると実の部分の面積が広くなるので、火の通りが早く、味もしみやすくなります。輪切りの時よりも枚数が少ないのでスピーディーに並べられるのもポイント。
ヘルシーなのに
食べごたえ満点。
長芋とひき肉で和風蒸し煮
長芋とひき肉のスタミナ和風重ね蒸し
めんつゆとマヨネーズで、大人も子供も大好きな人気の味に!
長いもを蒸したときのホクホク食感と、焼いたときの香ばしい食感、どちらも一気に楽しめるのはフライパン蒸しならでは。淡白な味わいと思われがちの長芋も、めんつゆとマヨネーズ、豚肉と合わせればぐんとボリュームアップして、主役のおかずに格上げです。
材料(2人分)
- 長芋
- 150g
- 豚ひき肉
- 200g
- 焼きのり
- 1/4枚
- 塩
- 少々
- 黒こしょう
- 適量
- サラダ油
- 大さじ1
- (A)合わせ調味料
-
- キッコーマン 濃いだし本つゆ
- 大さじ1
- マヨネーズ
- 大さじ1と1/2
- おろしにんにく
- 小さじ1
つくり方

- 長芋はよく洗い、皮つきのまま5mm厚さの輪切りにする。ひき肉に塩、黒こしょう少々をふる。(A)は混ぜ合わせておく。

- フライパンに油を入れ 、長芋をなるべく重ならないように入れ、その上にひき肉を平らに広げる。

- (A)を回しかけ、ふたをして中火で加熱する。ふつふつと音がしたら弱めの中火にして6~7分加熱する。

- 火が通ったら黒こしょう少々をふり、焼きのりをちぎって散らす。
(1人分391kcal、塩分1.5g)
肉の脂のまみを生かすため、ひき肉はまんべんなく広げて。合わせ調味料は多少だまになっても大丈夫。蒸している間にきちんと具材全体に味がいきわたります。
料理/神田えり子・高橋善郎 撮影/巣山サトル スタイリング/細井美波 文/市川真規(ホームクッキング編集担当)
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2025年11月27日
ホームクッキング編集担当より
お手軽さとおいしさのバランスが絶妙な「フライパンで重ね蒸し」レシピ、いかがでしたか? ここで個人的にお気に入りの食べ方をご紹介。なすの重ね蒸しのたれを少し残しておいて、〆的にご飯にかけて七味を少々、おじや風にすると、何杯でもご飯が食べられる味わいに! うまみがたっぷり乗ったたれもぜひ最後まで楽しんでくださいね♪(編集担当・市川)