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おでんをぐっとカジュアルに!
シンプル具材・レンチン仕上げ
の簡単レシピ

寒い季節に食べたくなるおでん。でも「たくさんの具材を用意するのが大変」「煮込み時間がかかる」……そんな声も多いですよね。でも大丈夫! おでんのエッセンスはそのままに、 2~3種類の具材を使って電子レンジでつくれる簡単おでんレシピを、料理研究家であり和食料理店を営む高橋善郎さんに教えてもらいました。どれもおかずにもおつまみにもぴったり。遅くに帰ってきてもすぐにつくることができて、からだも心もほっと温まります。

究極シンプルな
基本のおでん!
火を使わずに大根しみしみ

レンジで簡単! 大根とちくわのおでん

使う具材はたったの2つ。そぎ落としてシンプルを極めたおでん。

写真

具材はおでん種の代表格「大根」と「ちくわ」だけ。大根は下煮から味つけまでレンジで完結するのに、しっかりとだしのうまみを吸ってくれます。コツは加熱後にしっかりと冷ますこと。材料も手順もシンプルを極めたお手軽おでんです。

材料(2人分)

大根
1/3本
ちくわ
3本
砂糖
小さじ1
(A)
400ml
キッコーマン 濃いだし本つゆ
大さじ4
マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
大さじ2
ふたつまみ

つくり方

1
大根は約2cm幅の輪切りにする。厚めに皮をむき、両面に浅く十字の切り込みを入れる。ちくわは斜め半分に切る。
2
耐熱ボウルに大根を入れ、ひたひたになるくらいの水500~600ml、砂糖を入れる。丸く切ったクッキングシートをのせ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で10〜12分加熱したら取り出す(熱いので火傷しないよう注意)。粗熱が取れるまで冷水にあてて冷やす。
3
耐熱ボウルに大根、(A)を入れる。丸く切ったクッキングシートをのせ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で10〜12分加熱したら取り出す。クッキングシートの下に(1)のちくわを加える。ラップをして常温で20〜30分おいて味をなじませる。好みで再度温め、器に盛りつける。

(1人分128kcal、塩分3.9g)

Point

大根の下煮もレンチンで簡単に。砂糖を入れることで、大根がやわらかく、その後の味のしみ込みがよくなります。クッキングシートは中央に穴をあけてサイズに合わせて切り込みを入れて。

トマトジュースを使った赤い
おだしが映える洋風おでん

レンジで簡単! たことはんぺんのトマトだしおでん

たことはんぺんにトマトだしが絶品! うまみのマリアージュを楽しんで。

写真

トマトの甘みが加わった透き通っただしが特徴。トマトに含まれるグルタミン酸は、魚介に含まれるイノシン酸と合わせると、うまみの相乗効果が生まれます。ほくほくなじゃがいも、ぷりぷりなたこ、ふわふわなはんぺんと、食感の違いも楽しめるアレンジおでん。冷やしてもおいしい一品です。

材料(2人分)

じゃがいも
2個
はんぺん
1枚
たこ(ゆでたもの)
100g
砂糖
小さじ1
(A)
350ml
デルモンテ 食塩無添加トマトジュース
大さじ4
キッコーマン 旨みひろがる 香り白だし
大さじ3
マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
大さじ2

つくり方

1
じゃがいもは半分に切る。はんぺんは 4等分の三角形に切る。たこは一口大に切る。
2
耐熱ボウルにじゃがいもを入れ、ひたひたになるくらいの水500~600ml、砂糖を入れる。丸く切ったクッキングシートをのせ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で8~10分加熱したら取り出す(熱いので火傷しないよう注意)。粗熱が取れるまで冷水にあてて冷やす。
3
耐熱ボウルにじゃがいも、(A)を入れる。丸く切ったクッキングシートをのせ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で8~10分加熱したら取り出す。クッキングシートの下に(1)のはんぺん、たこを加える。ラップをして常温で20〜30分おいて味をなじませる(途中ではんぺんを一度裏返す)。好みで再度温め、器に盛りつける。

(1人分191kcal、塩分2.3g)

Point

大根と同様に、じゃがいもの下煮もレンチンで簡単に。串がスッと入るようになったらOK。下煮後、冷水で冷やすことでじゃがいもの粘りけが取れて、つゆが濁りにくく、煮崩れもしにくくなります。

ナンプラー香る!
おでんレパートリーの新定番

レンジで簡単! えびと大根のエスニック風おでん

大根をエスニック風のおだしでいただく! 新感覚おでん

写真

ナンプラーと白だしを合わせたつゆは、異国の雰囲気を感じさせながら、家庭の味に寄り添った、絶妙なバランス。もちろん、ご飯にも合います。えびとヤングコーンが入ると、茶色くまとまりがちなおでんが、見た目も新鮮に。こちらも、冷やしてもおいしい一品です。

材料(2人分)

大根
1/3本
むきえび
8尾
ヤングコーン(水煮)
6本
パクチー
適量
砂糖
小さじ1
(A)
400ml
キッコーマン 旨みひろがる 香り白だし
大さじ2
ナンプラー
小さじ2
おろししょうが
小さじ1

つくり方

1
大根は約2cm幅の輪切りにする。厚めに皮をむき、両面に浅く十字の切り込みを入れる。えびは背側に浅く切り込みを入れて背わたを取り除く。ヤングコーンは水けをきる。
2
耐熱ボウルに大根を入れ、ひたひたになるくらいの水500~600ml、砂糖を入れる。丸く切ったクッキングシートをのせ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で10〜12分加熱したら取り出す(熱いので火傷しないよう注意)。えびを加え、2分ほどおいて、大根と一緒に冷水にあてて冷やす。
3
耐熱ボウルに大根、(A)を入れる。丸く切ったクッキングシートをのせ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で10〜12分加熱したら取り出す。クッキングシートの下にえび、ヤングコーンを加える。ラップをして常温で20〜30分おいて、味をなじませる。好みで再度温め、器に盛り、パクチーを添える。

(1人分86kcal、塩分1.9g)

Point

えびは背中側に浅く切り込みを入れることで、背わたが取り除きやすくなります。

ガーリック仕立てのおでんは
おつまみにもぴったり

レンジで簡単! おつまみガーリックおでん

にんにくの香りをまとったつゆとゴロっと具材を一緒に。

写真

ソーセージのうまみを厚揚げとブロッコリーがしっかり吸い込んで、ひと口ごとにじゅわっとおいしい! ほどよいにんにく風味で、ビールにもぴったりなアレンジおでん。おろしにんにくとにんにくチップの量次第で、あなた好みのにんにく感を追求してみて。ブロックベーコンやお好みの練り物を足すアレンジもおすすめです!

材料(2人分)

厚揚げ
1枚
ウインナーソーセージ
4本
ブロッコリー
100g
にんにくチップ
適量
(A)
400ml
キッコーマン 濃いだし本つゆ
大さじ4
マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
大さじ2
おろしにんにく
小さじ1

つくり方

1
厚揚げは8等分に切り、ブロッコリーは小房に切り分ける。
2
耐熱ボウルに(1)、ソーセージ、(A)を入れる。丸く切ったクッキングシートをのせ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で6~8分加熱する。
3
器に盛りつけ、にんにくチップを散らす。

(1人分91kcal、塩分1.1g)

トマトとオクラを
さっぱりと!
ひんやりだししみおでん

レンジで簡単! 夏野菜の冷やしおでん

トマトとオクラが涼し気で、さっぱり食べられるおでん。

写真

具材を切らずに丸ごと入れるお手軽さでも、だしはしみしみ。アクセントにとろろ昆布をまとわせると一皿でもいろいろな味わいが楽しめます。ゆで卵は市販品を入れてもOK。ちくわやえび、たこなどお好みで魚介だしが出る具材を合わせるのもおすすめです。

材料(2人分)

オクラ
6本
ミニトマト
6個
ゆで卵
2個
とろろ昆布
1g
(A)
250ml
マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
大さじ2
キッコーマン 旨みひろがる 香り白だし
大さじ2

つくり方

1
オクラはヘタを取ってがくをむき、ミニトマトはへたを取る。
2
耐熱ボウルにオクラ、ミニトマト、(A)を入れる。丸く切ったクッキングシートをのせ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で4~5分加熱したら取り出す(熱いので火傷しないよう注意)。クッキングシートの下にゆで卵を加える。ラップをして冷蔵庫で30分ほど冷やす。
3
器に盛りつけ、とろろ昆布を添える。

(1人分291kcal、塩分2.8g)

ホームクッキング編集担当より

レンチンだけで本当に味がしみるのか正直なところ不安でしたが、杞憂だったと思うくらいの完成度! 高橋さんに教えていただいた、砂糖を使った下煮と、しっかり冷ます工程さえ踏めば、その日のうちにあっという間に味しみおでんが食べられるのはとってもうれしいです。ぜひ日々のレパートリーに入れてみてください♪
(編集担当・賀来)

料理/高橋善郎 撮影/巣山サトル スタイリング/細井美波 文/賀来みなみ(ホームクッキング編集担当)
※お使いの電子レンジや耐熱容器などによって加熱具合が微妙に異なる場合があります。その際は加熱時間を調節してください。また、加熱後の器は熱くなっているので火傷に注意して取り出してください。
※栄養計算値は、つゆを60%摂取した場合の値です。
公開:2025年11月27日

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