ころもは油揚げで!
揚げない「きつねコロッケ」

コロッケのパン粉ごろもの代わりに使うのは、なんと「油揚げ」。いなり寿司をつくるときのように、コロッケのたねを油揚げに詰め、少なめの油でカリッと揚げ焼きにすれば、手間をかけずにサクサクのコロッケが完成。油っぽさを感じないのもうれしいところ。もう、普通のコロッケに戻れないかも⁉
サクッと香ばしい、
基本のきつねコロッケを
つくろう!
きつねコロッケ
材料(2人分)
- じゃがいも
- 2個(約250g)
- キッコーマン 濃いだし本つゆ
- 大さじ1
- 玉ねぎ
- 1/4個(約50g)
- バター
- 10g
- 合いびき肉
- 100g
- 黒こしょう(粗びき)
- 少々
- マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
- 大さじ1
- 油揚げ(薄めのもの)
- 2枚
- 揚げ油
- 1/2カップ
- キャベツのせん切り
- 2枚分

-
じゃがいもに「本つゆ」を加える
じゃがいもは十文字にぐるりと浅い切り込みを入れる。直径18cmの耐熱ボウルに入れてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で3分ほど加熱し、上下を返してさらに3分ほど加熱する。フォークを刺してすっと入るくらいになったら、皮をむいてフォークでつぶし、熱いうちに本つゆを加えて混ぜる。

-
ひき肉を炒めて酒を回し入れる
玉ねぎはみじん切りにする。フライパンにバターを中火で熱し、玉ねぎを2分ほど炒める。ひき肉、こしょうを加えて木べらでほぐしながら炒め、肉の色が変わったら酒を回し入れてさっと炒める。

-
たねを4 等分にする
(1)のボウルに(2)を加えて混ぜ合わせ、粗熱が取れたら4等分にする。

-
油揚げに菜箸をのせて転がす
油揚げは菜箸1本をのせ、両手で2~3回転がして内側をはがしやすくする。

-
油揚げを半分に切って裏返す
油揚げを横半分に切り、切り口から指を入れて内側をていねいにはがし、袋状にして裏返す。

-
たねを詰め、小判型に整える
油揚げの袋の底をまな板につけ、切り口を開けて(3)のたねを1/4量ずつ、指で2~3回に分けてしっかりと詰め、小判形に整える。揚げ焼きにするときにたねが出ないように、切り口を少し重ねて折る。

-
両面と側面を揚げ焼きする
フライパンに揚げ油を中温に熱し、閉じ目を下にして並べ入れる。3分ほど揚げ焼きし、こんがりと色づいたら上下を返し、さらに3分ほど揚げ焼きする。途中、コロッケを端に寄せてフライパンを傾け、側面も色よくカリッとさせる。器に盛り、キャベツを添える。
(1人分544kcal、塩分1.1g)※1人分2個で計算
身近な具材でアレンジ♪
ツナコーンカレー
きつねコロッケ
ツナコーンカレーきつねコロッケ
油揚げの香ばしさと、カレーのスパイシーな風味がよく合う!

ツナやコーンなど火を使わない具材を混ぜ込めば、「コロッケづくりはちょっと面倒……」と思っていた人でも、気軽につくれちゃいます。おいしいだけじゃなく、普通のコロッケと比べて油の量が控えめ&大豆たんぱくがとれるところも、絶賛ポイントです!
材料(2人分)
- ツナ缶
- 1缶(70g)
- デルモンテ ホールコーン はじける贅沢
- 50g
- じゃがいも
- 2個(約250g)
- キッコーマン 濃いだし本つゆ
- 大さじ1
- カレー粉
- 小さじ1
- 油揚げ(薄めのもの)
- 2枚
- 揚げ油
- 1/2カップ
- サラダ菜
- 6枚
つくり方
- ツナは缶汁をしっかりときる。コーンはペーパータオルに包んで水けを拭く。上記のつくり方(1)を参照し、じゃがいもを加熱する。フォークを刺してすっと入るくらいになったら、皮をむいてフォークでつぶし、熱いうちに本つゆ、カレー粉を加えて混ぜ、ツナ、コーンを加えて混ぜ合わせる。粗熱がとれたら4等分にする。
- 上記のつくり方(4)~(7)を参照し、油揚げにたねを詰めて小判形に整え、揚げ焼きする。器に盛り、サラダ菜を添える。
(1人分470kcal、塩分1.4g)※1人分を2個で計算

教えてくれた人 髙山かづえさん
料理研究家。ワインソムリエ。書籍、雑誌、広告を中心に活躍中。デイリーなおかずからお酒がすすむおつまみまで、親しみやすいレシピを幅広く提案し、活躍中。すぐにまねしたくなるような、ほめられる盛りつけにも定評がある。
インスタグラムID @kazuetakayama
撮影/柿崎真子 スタイリング/深川あさり 取材・文/川端浩湖
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2025年4月17日
ホームクッキング編集担当より
髙山さんに教えてもらったコロッケは目からうろこがぼろぼろっと落ちるレシピ。バットを3つ並べて小麦粉、卵、パン粉をつける手間がないんですよ。これすごいこと。そして使う油が少ない。なんというらくちんさ、そしておいしさ!料理は知恵と工夫の集合だなとあらためて思いました。(編集長・杉森)