和風ラタトゥイユレシピ★
パンにもご飯にも合う逸品!

野菜たっぷりでつくり置きもできるラタトゥイユは、常備菜として便利で優秀な一品。油を多めに使ってこくを出すのが一般的ですが、しょうゆで味つけすれば油控えめでも驚くほどおいしく仕上がるんです。さらに、しょうゆ×トマトのかけ算で、肉やベーコンなしでも奥深い味わいに。しょうゆは和食だけに使うもの、というイメージが吹き飛びます!
しょうゆが決め手の
和風ラタトゥイユを
つくろう!
和風ラタトゥイユ
材料(4人分)
- なす
- 2本(約200g)
- ピーマン
- 3個(約100g)
- 黄パプリカ
- 1個(約150g)
- ズッキーニ
- 1本(約150g)
- 玉ねぎ
- 1個(約200g)
- にんにく
- 1片
- オリーブオイル
- 大さじ3
- デルモンテ 完熟カットトマト
- 1パック
- キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
- 小さじ4
- こしょう
- 適量
つくり方

-
野菜を切る
なすはへたを切り、ピーマンとパプリカは縦半分に切ってへたと種を取り、ズッキーニ、玉ねぎとともに2㎝角に切る。にんにくは包丁の腹を当ててたたきつぶす。

-
にんにくを炒め、カットトマトを加える
鍋ににんにく、オリーブオイル大さじ1を入れて弱火にかけ、香りが立ったらカットトマトを加えて中火にする。

-
しょうゆを加える
再び煮立ったら弱火にし、ときどき混ぜながら5分ほど煮る。全体が煮つまり、へらで鍋底をこすると筋が消えないくらいになったら、しょうゆ小さじ2を加えて混ぜ合わせ、火を止める(カットトマトをしっかり煮つめると、仕上がりが水っぽくならない)。

-
パプリカ、ピーマン、玉ねぎを炒めて鍋に加える
野菜は総量が多いので2回に分けて炒める。フライパンにオリーブオイル大さじ1を強めの中火で熱し、パプリカ、ピーマン、玉ねぎのを炒める。しんなりしたらしょうゆ小さじ1、こしょう少々をふり、(3)の鍋に加える(炒めた野菜にしょうゆをまぶすことで、野菜にうまみと香りがしっかりつく)。

-
なす、ズッキーニを炒め、鍋に加えて煮る
(4)のフライパンにオリーブオイル大さじ1を足して中火で熱し、なす、ズッキーニを炒める。軽く焼き色がついたらしょうゆ小さじ1、こしょう少々をふり、(3)の鍋に加える。鍋を中火にかけ、焦がさないようにときどき混ぜながら8分ほど煮る。味を見て足りなければ、しょうゆ少々(分量外)で味を調える。冷蔵で4日間保存可能。
(1人分157kcal、塩分0.8g)
しょうゆ風味だから
豆腐にのせてもおいしい!
和風ラタトゥイユのせ冷ややっこ
並べた豆腐にかけてカプレーゼ風にアレンジ!

味つけのベースがしょうゆだから、冷ややっこにそのままかけても相性バッチリ。和風ラタトゥイユさえあればパパッと簡単にできるので、忙しいときの副菜に活躍すること間違いなし! トマトとモッツァレラのカプレーゼのように盛りつければ、いつもの冷ややっこが一気におしゃれに変身しますよ。
材料(2人分)
- 和風ラタトゥイユ(上記参照)
- 1/4量
- 木綿豆腐
- 1丁(約300g)
- キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ(好みで)
- 適量
つくり方
- 豆腐はペーパータオルで水けをふき、横半分に切ってから1㎝厚さに切る。
- 器に(1)を並べ、冷たくした和風ラタトゥイユをかける。好みでしょうゆをかける。
(1人分188kcal、塩分0.4g)

教えてくれた人 上田淳子さん
料理研究家。兵庫県出身。辻学園調理技術専門学校卒業後同校の西洋料理研究職員を経て渡欧。レストラン、シャルキュトリー (ハム・ソーセージ専 門店)などで約3年間、料理修業を積む。帰国後、シェフパティシエを経て料理研究家として独立。自宅で料 理教室を主宰するほか、雑誌やTV、広告などでも活躍する。著書多数。
ホームページ:ju-cook.com
撮影/鈴木泰介 スタイリング/深川あさり 取材・文/川端浩湖
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2025年7月19日
ホームクッキング編集担当より
ラタトゥイユは手軽に野菜をとれるおかずとして日本でも定着した感がありますね。今回上田さんに教わったのは、しょうゆを上手に合わせて、さらにひと味違った味わいにするレシピ。現場で野菜としょうゆのうまみの相性などをロジカルに説明いただいて、一同ものすごく納得したのでした。いろいろなジャンルの料理にしょうゆを活用するレシピ、ホームクッキング通信で研究していきたいと思います!(編集長・杉森)