ペペロンチーノの
テッパンレシピ★
失敗しない作り方

にんにくの香りが食欲をそそるペペロンチーノ。シンプルだからこそ、おいしくつくるのが難しいと感じていませんか? そこで、「なんだか味が決まらない」というお悩みを解決すべく、ペペロンチーノの極意を徹底解剖! 成功のポイントをたっぷりとご紹介します。これをマスターすれば、理想のペペロンチーノがつくれること間違いなし♪
ポイント満載!
ペペロンチーノを完全攻略
ペペロンチーノ
材料(2人分)
- 塩
- 小さじ2
- スパゲッティ(1.9㎜太さ)
- 160g
- にんにく
- 3片
- 赤唐辛子
- 1本
- イタリアンパセリ
- 1パック(約10g)
- キッコーマン 旨みひろがる 香り白だし
- 大さじ1/2
- オリーブオイル
- 大さじ2
つくり方

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スパゲティをゆでる
大きめの深型のフライパン(または鍋)に水6カップを沸かし、塩を加える。スパゲッティを入れ、袋の表示時間より2分短めにゆで始める(ゆで汁に溶け込むスパゲッティのでんぷん質を乳化に利用するため、通常よりも湯は少なめにします)。

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材料を切る
にんにくは縦半分に切り、芯を取ってみじん切りにする。赤唐辛子はへたを切り、半分に折って種を取る。パセリは葉を摘み、粗く刻む(にんにくは芯が焦げやすいので取り除き、均一に火が入るようにできるだけ同じサイズのみじん切りにするのがコツ)。

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フライパンにオリーブオイル、にんにく、赤唐辛子を入れる
フライパンにオリーブオイル大さじ1、にんにく、赤唐辛子を加えて中火にかける。

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にんにくが色づいたらゆで汁を加える
にんにくが薄く色づいてきたら、(1)のゆで汁大さじ2を加えて火を止め、スパゲッティがゆで上がるまで待つ(ゆで汁を少し加えると、にんにくが焦げるのを防げるだけでなく、おいしいソースになる)。

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スパゲッティとゆで汁、白だし、オリーブオイルを加える
スパゲッティがゆで上がる少し前になったら、ゆで汁大さじ5を取り分ける。(2)のフライパンを中火で熱し、ゆで上がったスパゲッティ、取り分けたゆで汁大さじ5、白だし、オリーブオイル大さじ1を加える(ここで常温のオリーブオイルを加えることで、ゆで汁とオイルがしっかりなじみ、ソースが乳化しやすくなる)。

-
スパゲッティを菜箸で混ぜて乳化させる
スパゲッティを菜箸でしっかりとかき混ぜる。麺をこすり合わせるように混ぜることで、表面のでんぷんが溶け出し、乳化しやすくなる(ソースが白濁してとろみがつき、スパゲッティにからんだらOK)。

-
刻んだパセリを加える
パセリを加えてさっと混ぜ合わせる。
(1人分408kcal、塩分2.0g)
ペペロンチーノにぴったりの
サラダをつくる
ブロッコリーとアボカド、ハムのマスタードサラダ
シンプルなスパゲッティには、食べごたえのあるサラダを。

ペペロンチーノを主役にするなら、サブメニューは野菜とたんぱく質がとれるサラダがおすすめ! スパゲッティをゆでている間に、ブロッコリーを電子レンジで加熱すれば、効率よく準備が進みます。粒マスタード風味のドレッシングであえれば、ピリッとした酸味がアクセントになって、全体の味がぐっと引き締まりますよ!
材料(2人分)
- ブロッコリー
- 1/2株(約125g)
- アボカド
- 1個
- ハム
- 4枚(約50g)
- (A)
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- オリーブオイル
- 大さじ1
- 酢
- 小さじ2
- キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
- 小さじ1
- 粒マスタード
- 小さじ1
- 黒こしょう(粗びき)
- 少々
つくり方
- ブロッコリーは小房に切り分け、さらに2〜3等分に切る。さっと水にくぐらせて耐熱ボウルに入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で2分ほど加熱する。水けをきって粗熱をとる。アボカドは包丁でぐるりと切り目を入れて半分に割る。種を除いて皮をむき、一口大に切る。ハムは8等分に切る。
- ボウルに(A)を混ぜ合わせ、(1)を加えてさっとあえる。
(1人分287kcal、塩分1.1g)

教えてくれた人 髙山かづえさん
料理研究家。ワインソムリエ。書籍、雑誌、広告を中心に活躍中。デイリーなおかずからお酒がすすむおつまみまで、親しみやすいレシピを幅広く提案し、活躍中。すぐにまねしたくなるような、ほめられる盛りつけにも定評がある。
インスタグラムID @kazuetakayama
撮影/鈴木泰介 スタイリング/深川あさり 取材・文/川端浩湖
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2025年7月19日
ホームクッキング編集担当より
シンプルだから簡単と思いきや、こりゃうまい!となかなかならないのがペペロンチーノでした。髙山さんにすべてを教えていただきまして、このコツを積み上げて仕上げれば間違いなし!自慢のメニューになると思います。ワインのおともにももちろんなので、ここぞというときに家族や友人にふるまったら、ほめられること間違いなしです。(編集長・杉森)