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おろしカツに
ガリバタサーモン!
森野熊八さんのしょうゆの
魅力再発見レシピ6品

料理人の森野熊八さんと一緒に、しょうゆのおいしさを再発見する人気イベント第2弾を開催しました。肉も魚も野菜もごはんも、冷凍卵だって、2つのしょうゆを使うとこんなにおいしくできてしまう!という6つのレシピをご紹介。使い方次第で、さっぱりしたり、コクが出たり、しょうゆのポテンシャルって本当にすごい!

しょうがの風味が隠し味!
おろししょうゆで食べる
カツレツ

おろししょうゆで食べるカツレツ

しょうがの風味と香ばしい焼きごろもが美味! さっぱりおろしと「しぼ生」で

写真

カツレツはころもを食べる料理でもあり、揚げずに焼くことで味わえる独特のおいしさがあります。肉には「しょうゆ:みりん=1:1」にしょうが汁を加えた下味をつけておくだけ。しょうがの風味が効いてひと味違う仕上がり。食べる直前に「しぼりたて生しょうゆ」をかけてどうぞ!

材料(2人分)

豚ロース肉(とんカツ用)
2枚(約300g)
キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
大さじ1
マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
大さじ1
しょうが汁
小さじ1
小麦粉
適宜
溶き卵
適宜
生パン粉
適宜
こしょう
適宜
オリーブオイル
適宜
大根おろし(軽く汁けをきったもの)
1/2カップ
粒マスタード
大さじ2
三つ葉(あれば)
適宜

つくり方

1
豚肉は筋を切り、バットなどの底が平らな容器に入れ、しょうゆ、酒、しょうが汁を入れて全体になじませ、冷蔵庫で10分ほどおいておく。
2
(1)の豚肉をペーパータオルなどにのせて水けをきり、軽くこしょうをふって、小麦粉、溶き卵、パン粉の順にころもをつける。
3
フライパンにオリーブオイルを入れて中火で加熱し、油が温まったら(2)の豚肉を並べ入れて揚げ焼きにし、焼き色がついたら裏返し、弱火にして同様に揚げ焼きにする。
4
(3)のカツレツを食べやすい大きさに切って器に盛り、大根おろしをのせて、しょうゆを適宜(分量外)かけ、あれば三つ葉をのせ、粒マスタードを添える。

(1人分813kcal・塩分2.3g)

甘辛バター味がやみつき!
サーモンの
ガリバタしょうゆ焼き
さらし新玉ねぎ添え

サーモンのガリバタしょうゆ焼き さらし新玉ねぎ添え

にんにくの効いた甘辛バター味は最強! ごはんにもお弁当にもおつまみにも

写真

ポイントは、調味料を入れる前に余分な油を拭き取っておくことと、バターは必ず最後に加えること。普通の玉ねぎを使うときは、塩もみをさらにしっかりして辛みを抜いてください。サーモン以外の白身魚でもおいしい!

材料(2人分)

サーモン(刺身用・さく)
250g
新玉ねぎ
1/2個
にんにく
1かけ
マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん
大さじ3
キッコーマン いつでも新鮮 こく旨リッチ 特選丸大豆しょうゆ
大さじ1/2
小麦粉
適宜
塩・こしょう
各適宜
バター
20〜30g
サラダ油
大さじ2〜3
チャービル(あれば)
適宜

つくり方

1
玉ねぎは横に薄切りにしてボールに入れ、塩(少々)をふって軽くもみ込み、10分ほどおく。にんにくは横に薄切りにする。
2
サーモンは6等分のそぎ切りにし、塩、こしょうをふって小麦粉をまぶしておく。(1)の玉ねぎを水洗いして、水にさらし、水けをきって、冷蔵庫で30分ほど冷やす。
3
フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、にんにくを入れて、薄く色がつく程度に炒め、いったん取り出す。
4
(3)のフライパンに(2)のサーモンを入れて、かるく焼き色がつく程度に両面を焼き、ペーパータオルなどでフライパンの油をかるく拭き取っておく。
5
(4)のフライパンに(3)のにんにくを戻し入れ、みりんを入れて全体になじませ、鍋肌からしょうゆを入れ、バターを入れてよくからめる。器に(2)の玉ねぎ、サーモンを盛り付け、フライパンのソースをかけ、あればチャービルを添える。

(1人分439kcal・塩分1.6g)

しょうゆ洗いで
断然おいしい!
水菜のおひたし

水菜のおひたし

やるとやらないとでは大違い! しょうゆ洗いで味しみバッチリ、シャキシャキです

写真

食材より薄味のお湯でゆでると食材からうまみが抜け出てしまうため、ゆで汁はやや塩多めで。ゆで上がりの水菜をキンキンに冷やした冷水にとること、しっかり水けを絞ってからしょうゆ洗いすることをお忘れなく。しょうゆ洗いの効果を未体験の方は、ぜひ一度試してみて。

材料(2人分)

水菜
1わ(約200g)
キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
大さじ1
キッコーマン 旨みひろがる 香り白だし
大さじ2
150ml
適宜

つくり方

1
大きい鍋に、たっぷりの湯を沸かして、塩を入れ、水菜の葉の部分を持ち、根元から湯に入れて30秒ほどゆで、全体を湯に入れて15~20秒ゆで、冷水にとって冷やし、水けを絞る。
2
(1)の水菜を長さ5~6㎝に切ってボウルに入れ、しょうゆをかけて混ぜ、汁けを絞る(しょうゆ洗い)。
3
ボールに白だしと水を入れて混ぜ、(2)の水菜を入れて浸し、器に盛りつける。

(1人分34kcal・塩分1.9g)

だし汁不使用!
豆腐とかにかまのしょうゆ汁

豆腐とかにかまのしょうゆ汁

かにかま、きのこ、少量の削り節でだし汁いらず! やさしいしょうゆ味は食欲がないときにもおすすめ

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豆腐もかにかまもそのままでも食べられる食材なので、きのこに火が通ればOKです。最後に「しぼりたて生しょうゆ」を加えたあとは、かるく沸き立つ程度の火加減で。ふんわりしょうゆの香りが上がってくればでき上がりです。

材料(2人分)

絹ごし豆腐
1/2丁(約150g)
かに風味かまぼこ
100g
しめじ
1パック(約150g)
青ねぎ
2本
削り節
3g
500ml
マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
大さじ2
キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
大さじ3

つくり方

1
豆腐はキッチンペーパーに包み、重しをして30分ほどおき、しっかり水きりをして食べやすい大きさに切る。かにかまは軽くほぐす。しめじは石づきを取って、食べやすい大きさに分ける。青ねぎは斜め薄切りにして水にさらし、水けをきっておく。
2
鍋に水を入れて中火にかけ、沸騰したら削り節、(1)の豆腐、かにかま、しめじを入れて、ひと煮立ちさせ、酒としょうゆを入れて、かるく沸騰する程度の火加減で2~3分煮る。器に盛りつけ、(1)の青ねぎをのせる。

(1人分132kcal・塩分1.5g)

卵を凍らせてつくる!
卵黄のしょうゆ漬け

卵黄のしょうゆ漬け

煮切りみりんも不要、しょうゆだけでつくれる濃厚卵は、ごはんのお供に最高です!

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卵は一度冷凍すると卵黄が少し固くなって濃厚でまろやかになります。冷蔵庫で解凍してから「こく旨リッチ 特選 丸大豆しょうゆ」に漬ければさらにコク深く、ぜいたくな仕上がりに。漬け込む時間は30~40分がベスト。ごはんはもちろん、豆腐にのせても絶品。残った卵白はスープや炒め物などに活用を。時間がかかりますがそれだけの価値のあるレシピです。

材料(2人分)

2個
キッコーマン いつでも新鮮 こく旨リッチ 特選 丸大豆しょうゆ
大さじ1

つくり方

1
卵を殻つきのまま、冷凍室で10時間以上冷凍し、冷蔵室に移して10時間ほど解凍する。
2
(1)の卵を卵黄と卵白に分ける。※卵白はスープのうきみなどに使用するとよい。
3
(2)の卵黄をジッパー付き保存袋などに入れ、しょうゆを入れて30~40分漬け込む。

(1人分78kcal・塩分1.4g)

炊き上がりの香りも
ごちそう! 絶品茶飯

茶飯

しょうゆだけでおいしい「茶飯」は卵黄のしょうゆ漬けとの相性バツグン! ぜひ組み合わせて

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しょうゆやお茶を入れて茶色く炊き上げる「茶飯」。だしを使わなくてもしょうゆのうまみだけで十分。「こく旨リッチ 特選 丸大豆しょうゆ」なら、後味までおいしくなるんです。お米の中までしょうゆのうまみがしみ込んでいるから、焼きおにぎりにするのもおすすめ。三つ葉など香味野菜をプラスするときは、混ぜずに上にのせて。

材料(つくりやすい分量)

2合(360ml)
キッコーマン いつでも新鮮 こく旨リッチ 特選 丸大豆しょうゆ
大さじ3
マンジョウ 国産米こだわり仕込み 料理の清酒
大さじ2

つくり方

1
米をといで、ざるに上げ、水けをきっておく。
2
鍋に米、しょうゆ、酒、水2カップを入れてふたをし、火にかける(10分ほどで沸騰する火加減にするのがポイント)。沸騰したらよく混ぜ、弱火にする。再びふたをして15分ほど炊く。火を止めて全体を混ぜ、さらにふたをして10分ほど蒸らす(炊飯器の場合は普通に炊く)。※写真のように刻みのり少々と卵黄しょうゆをのせるのがおすすめ

(1人分275kcal・塩分1.8g)

「森野熊八さんとしょうゆを
五感で楽しむ会」リポート

2025年2月に開催した、森野熊八さんの料理イベントには400人以上もの応募が!当選した 32人の参加者の皆さんと、しょうゆの魅力を再発見しながら、おいしい料理を楽しみました。

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「ホームクッキング」編集長の杉森の挨拶でイベントがスタート。亀甲萬本店初代醤油杜氏花田さんのしょうゆレクチャー、森野さんの調理デモンストレーション、そして、4人1組での調理実習&試食会と、盛りだくさんのプログラムです。

まずは、しょうゆの「きき味(み)」をしてみます!

長年キッコーマンのしょうゆ開発にたずさわっている亀甲萬本店初代醤油杜氏、花田さんがしょうゆの味くらべをナビゲート。

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「今日、『きき味』をするのはこちらの3種類のしょうゆです」。
モニター内、中央が「しぼりたて生しょうゆ(通称:しぼ生)」、左が「こく旨リッチ 特選 丸大豆しょうゆ(通称:リッチ特丸)」、右が昔ながらの「キッコーマンしょうゆ」です。

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「きき味」をするときには、まずは「色」、次に「香り」、最後に「味」を確かめていきます。

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いつもは食べるだけのしょうゆも、いざ比べてみると見た目にも違いがあることがわかります。感じた印象を書き留めながら、それぞれの個性を見極めていきます。

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火入れをしている「キッコーマンしょうゆ」と、火入れをしていない「しぼ生」では、香りも結構違うんです。その違い、わかりますか?

続いては、森野熊八さんの怒涛の6品デモンストレーション

しょうゆの個性をつかんだところで、「しぼ生」と「リッチ特丸」、2つのしょうゆを使って、6つの料理を森野さんがつくっていきます。どんな料理にどっちのしょうゆを合わせるのかにも、ご注目!

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鍋で炊き上げる「茶飯」には……「リッチ特丸」!
しょうゆのコクだけで、だしを使わなくてもおいしく仕上がります。

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「おひたし」には……「しぼ生」!
つけたり、かけたりしてシンプルに素材の味を引き立てたい料理には「しぼ生」がおすすめ。「しぼ生」は色が淡く鮮やかなので、おひたしがきれいな色で仕上がるのも魅力です。

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ここで五感ポイントフリップを持った、ホームクッキング担当の大津が登場。「しぼ生で、深い味わいの一品になるんです!」

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続いて、汁ものに森野さんが選んだのも……「しぼ生」!
煮込まずササッと仕上げる今回のレシピ。具材の豆腐やきのこにしょうゆをかけるような感覚で調味するので「しぼ生」をチョイス。

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ここで、冷凍卵が登場!「これからつくる卵の食感はきっと驚くと思います!」。期待が高まる会場。

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そして、卵黄を漬け込むのに森野さんが選んだのは……「リッチ特丸」!
うまみの強い卵黄には、コクのある「リッチ特丸」を、というわけです。

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皆さん、2つのしょうゆの使い分け。何となくわかってきましたか?

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サーモンにまとわせる、こっくりした甘辛ガリバタ味のタレには……「リッチ特丸」!

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ここでは「ジュワ〜」のフリップが登場しました!

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メインディッシュのカツレツの仕上げにかけるのは…そう!「しぼ生」です!

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ここで出てきたフリップは「これぞしょうゆ味」。「そのまんまじゃないかいっ」とツッコミたくなりますが、そこはご愛嬌!

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食欲そそるしょうゆのい〜い香りとともに、茶飯も炊き上がりました!

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無事に6品、完成です!

いよいよ、お待ちかねの調理実習&試食会

実習では「カツレツ」と「サーモン」の2品を手分けして調理。森野さんや花田さん、ホームクッキングのメンバーもテーブルを回り、みんなでワイワイ賑やかな時間です。

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あちらこちらから「先生―!」の声があがります。「ほら、カツレツは動かして、動かして」「トングで肉を押して回してあげて」「そうそう、いいね。優勝です!」「はい、うまそーっ!!」と森野さんも大忙し。

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皆さんとっても手際よく、ほぼ時間内に調理〜テーブルセッティングまで完了。厨房で用意した4品も加わり、スペシャルセットができあがりました!

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森野さんの高らかな「カンパーイ!」の声と共に、おいしい試食タイムへ。

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バラエティ豊かな6品をたっぷり堪能!しょうゆの多彩な魅力を、学んで、使って、味わって再発見した充実の時間となりました。

キッコーマンでは、これからも「おいしい記憶」につながる楽しいイベントを企画していきますので、ご期待ください。

ホームクッキング担当ライターより

しょうゆの「きき味」やデモンストレーションを通じて、2つのしょうゆの個性や使い分けが段々わかってくるのが、この会の醍醐味!ちょっぴりマニアックなのも面白いですよね。しょうゆを知るほどに、料理もさらに楽しくなります。

教えてくれた人 森野熊八さん

料理研究家の祖母の影響から幼心に料理に興味を持つ。フランス料理、イタリア料理を修業。30歳で家庭科教員免許を取得。桜美林大学の講師も務めている。“身近なものでおいしい料理を”というポリシーのもと、全国各地で楽しくておいしいクッキングショーを展開し、メディアを通じ熊八独自の視点とアイデアで数々のレシピを公開。 “料理を伝えるプロ”として食の世界を広げている。

撮影/さくらいしょうこ 文/峯田亜季
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2025年5月13日

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