
すき焼きは「焼く派」?
「煮る派」?
しょうゆとみりんで自在!
キッコーマン直伝レシピ
しょうゆ・みりん・砂糖があれば、いつでも楽しめる、すき焼き!キッコーマンでは今年も「すき焼きに関するアンケート」を実施しました。2,303名のみなさんの回答から、関西風に代表される「肉を焼く派」、関東風のような「肉を煮る派」、どちらにも属さないぞ!という「自己流派」など、いろんな味わい方があることが判明。そんなみなさんの声を反映しながら、「焼く派」、「煮る派」それぞれのおすすめの味付けやアレンジ、シメの楽しみ方までを一挙にご紹介します!
※調査方法:キッコーマン+〈プラス〉会員にインターネット調査で実施。n=2,303、2025年9月実施
香ばしい!
「焼く派」のすき焼き
まずは関西エリアでメジャーな「焼く派」のすき焼きからキッコーマン流のレシピをご紹介。最初に、肉だけを砂糖としょうゆで香ばしく焼いて、溶き卵をつけて食べるのが最大の特徴です。そのあとに、改めてねぎ、肉を焼いて味つけし、具材を加えます。
具材はこちら。「焼く派」のすき焼きにおすすめの具材は「焼き麩」「青ねぎ」。肉以外はすべて、後半戦で鍋に投入します。
焼いた肉を食べたあと、野菜を加えてからの味つけは、しょうゆ、みりん、砂糖のみ。水は加えません。シンプルに肉を焼くレシピには「しぼりたて生しょうゆ(しぼ生)」がおすすめ!
牛脂を広げてなじませた鉄鍋に肉を入れ、砂糖をふりかけて上下を返してからめたら「しぼ生」を。ジュワワ〜ッと焼き上がったところを、すかさず溶き卵をつけていただきます!生しょうゆがあつあつの鉄鍋に触れた瞬間に立ちのぼるこの香ばしさ、たまりません!卵との相性もバツグンです。
肉をひとしきり味わったら後半戦。しょうゆ、みりん、砂糖を合わせて加え、具材を並べ入れます。割り下で煮るのではなく、白菜などの野菜から出る水分だけで仕上げます。
肉を焼いた香ばしさが下味&風味になって、味わい深いすき焼きが完成。香ばしいうまみを吸った焼き麩も絶品です。
香ばしい!「焼く派」のすき焼きのレシピを見る
具をアレンジ♪ 焼いて仕上げる! トマトすき焼き
「焼く派」に多かったのが玉ねぎを入れるバージョン。少数派ながらトマトを加える人も。キッコーマン社内でどちらも加えて試作してみたところ、玉ねぎの甘みと焼きトマトの酸味がいいアクセントになって、大いにあり!ぜひ一度お試しを。
玉ねぎは繊維を断つように切って甘みを煮汁になじませやすく。トマトは大きめにカットして、ほどよい酸味を感じやすくするのがおいしいコツ。
最初に肉だけで楽しんだあと、後半戦のはじめに、肉、玉ねぎ、トマトを焼き、しょうゆ、みりん、砂糖を加えていきます。
焼いた玉ねぎの香ばしさと甘さ、トマトの酸味とジューシーさで、いつもとはひと味違うすき焼きに。少し洋風に寄った味わいはクセになりますよ!
「焼いて仕上げる! トマトすき焼き」のレシピを見る
うまみたっぷり!
「煮る派」のすき焼き
続いては関東エリアなどいろいろな地域で愛される、割り下を使って煮込んでいく、いわば「煮る派」のすき焼きです。煮汁を吸っておいしくなる具材、香りをプラスする具材などおなじみの材料でつくります。具材はどれもやや大ぶりカットでOK!
具材はこちら。9割以上の人が選ぶすき焼きの定番食材、長ねぎ(白ねぎ)をたっぷりと。根強い人気の春菊も使いましょう。
割り下は3~4人分の場合、しょうゆ、みりん、水、砂糖をこの量で。煮る系の料理といえば「特選 丸大豆しょうゆ」の出番です。こっくり、しっかり、厚みのある和風の甘じょっぱい味は、おまかせあれ!
牛脂を広げてなじませた鉄鍋に長ねぎと肉をさっと焼いて、調味料を合わせた「割り下」を投入。
あとは具材を加えていくだけ。春菊は最後に入れます。
焼きねぎの風味、春菊の香味、具材のうまみが渾然一体となったすき焼きは、まさにごちそう!焼き豆腐やしらたきにも味が染み込んでます。
すき焼き【おすすめ具材と割り下も紹介】のレシピを見る
具をアレンジ♪ ごぼうが香る! 味しみすき焼き
アンケート結果で意外と多かった食材が「ごぼう」。独特の風味ですき焼きに深みを与える名脇役には固定ファンがいるようです。「大根」の人気も根強く、煮るすき焼きで味を染み込ませるのがおすすめ!
ごぼうはささがきにして香りを感じやすいように、大根はいちょう切りにすると早く味がしみ込みます。
ごぼうが少し入るだけで、すき焼き全体の味わいがガラリと変化!いい仕事をしてくれました。ごぼうも大根も、ほかの具材と食感が異なるのもいいアクセントです!
ごぼうが香る! 味しみすき焼きのレシピを見る
シメにも翌日の
お楽しみにも!
おいしい煮汁を味わい尽くす
すき焼きは残った煮汁でシメを楽しんだり、翌日にリメイクっぽくうまみたっぷりの甘辛味を堪能するのもいいものです。余すことなく味わいましょう!
「うどん」に絡める&吸わせる!
アンケートでもダントツ人気だったシメ食材、うどん。ゆでうどんを加えるだけの手軽さも魅力です。煮汁をからめるようにして汁少なめで仕上げるのがおいしいコツ。味が濃い時は水を加えて調整してください。
卵でとじて「小どんぶり」に!
少し肉や具を残しておいて、煮汁とともに卵でとじれば、気のきいた小どんぶりに早変わり。ごぼう入りのすき焼きなら柳川丼風のおいしさが楽しめます!
「しょうゆ×みりん」の
組み合わせで、
こだわりのすき焼きを!
すき焼きの味つけは「しょうゆ・みりん・砂糖」と、とってもシンプル。その割合も「しょうゆ:みりん=1:1」を基本としてつくれば、ほぼ間違いなし。そのうえで、こだわりたいのは、しょうゆとみりんの選び方です。「焼く」と「煮る」で使った商品の特長を改めてご紹介!それぞれのキャラクターを把握して、お好みの味を探してみてくださいね。
=しょうゆ=
■特選 丸大豆しょうゆ
大豆を丸ごと100%使ってじっくり熟成させているので、旨み・コク・風味が豊か。煮込み系の料理にぜひ。大豆の油脂分から得られるまろやかでやわらかな味わいは、懐深く、幅広い料理に!
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■いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
製造時に火入れをしていない「生」だから、塩味やわらか・香り穏やか・やさしい甘味。そのままつける、かけるはもちろん、焼く、煮るにも活躍する万能選手!
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=みりん=
■米麹こだわり仕込み 本みりん
お米を通常の2倍使用し、お米のうまみを最大限に引き出しているから、うまみ豊かで、コク深く、甘み上品。オリゴ糖のやわらかな甘みが料理に寄り添います!
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■国産米 濃厚熟成 本みりん
独自の“濃厚熟成製法”仕込みだから、お米由来のコクと旨みが豊か。煮物やてりやきなど、和食の定番料理が得意です。「特選 丸大豆しょうゆ」との相性もバツグン!
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また、砂糖も種類によって、甘みやコクが変わってきます。ガツンとした甘みがほしいなら、褐色をした粒状のザラメ(中ザラ糖)を。
左が上白糖、右がザラメ。
いろんなアイデアで、
あなた流のすき焼きを
見つけて!
定番食材以外にも、なす、もやし、じゃがいもなど、みなさんいろいろな具材ですき焼きを楽しんでいることがわかりました。中には「煮汁にビールを入れる」というユニークな工夫も!お麩も、焼き麩だけでなく、生麩や油麩などさまざまでした。しょうゆとみりんがあれば、すき焼きは大丈夫!それぞれのご家庭でイチオシのすき焼きレシピを見つけて、楽しんでくださいね。
撮影/さくらいしょうこ
スタイリング/細井美波 取材・文/峯田亜季
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2025年11月27日
ホームクッキング通信担当ライターより
アンケート結果から、さまざまなアレンジレシピを試食した今回。どんな食材を合わせても、しょうゆとみりんでつくるあのすき焼きの甘辛味が包み込んで、おいしく仕上がるから「すき焼き」ってすごい。これぞ!というアイデアがあったら、ぜひ来年のアンケート調査で教えてください!