
45年続く「KCC食文化と料理の講習会」から
陳建太郎さんの麻婆豆腐など伝家のお宝レシピ大紹介!
「KCC食文化と料理の講習会」をご存知ですか? キッコーマン東京本社にあるKCCホールで開催している、1980年から続く歴史ある料理講習会です。この45年間で登場した講師はなんとのべ800名以上! 会場では名だたるシェフの調理を間近で見られて試食も楽しめる、リピート率40%超えという大人気の講座です。今回は、2181回目となった、老舗中国料理店三代目・陳建太郎さんの講習会の様子をホームクッキング通信がレポート。陳麻婆豆腐をはじめ、絶品中華3品もご紹介します!
料理人・お客様とともに45年
「KCC食文化と料理の講習会」とは?
1980年から続く「KCC食文化と料理の講習会」。食品メーカーがこれほど長く本社にお客様をお招きして開催する料理講習会は、じつはちょっと珍しいんです。インターネットもSNSもない時代から、有名シェフ・料理人たちとお客様との交流の場を設け、日本や世界の幅広い食文化を発信し続け、まもなく2200回を数えます。スタイルは現在、オンラインのみの講習会、会場参加とオンラインのハイブリッドの講習会の2パターン。会場には抽選で、YouTube配信ではご応募いただいたすべての方をご招待!
これまでのアーカイブや、これから開催される料理講習会について、ぜひこちらからチェックしてみてくださいね!
「KCC食文化と料理の講習会」はこちら
開催は年に約20回。会場参加の場合は、座学スタイル。間近で講師の調理デモをみることができます。
赤坂四川飯店三代目・陳建太郎さんの
料理講習会にお邪魔しました!
会場参加希望者400人以上となった陳建太郎さんの料理講習会。今回のテーマは「わが家の中華レシピ」ということで、懐かしい家族写真などを交えたトークからスタート。じつは、かつて二代目・陳建一さんにもこの講習会に登壇いただいています。
「父(二代目・陳建一)がかつての人気番組『料理の鉄人』に出ていた頃は、スタジオに行ったこともありましたね」と建太郎さん。
右は日本に四川料理を広めた祖父・陳建民さん。左は幼い頃の陳建太郎さん。秘蔵の写真に参加者の皆さんも興味津々。
建太郎さんも大好き!
わが家の中華レシピを大紹介
日本の中華の定番!青椒牛肉絲
1品目は「青椒牛肉絲(チンジャオニュールースー)」。日本でおなじみの青椒肉絲ですが、チンジャオロースーのローは中国語で豚肉のこと。本場では豚肉なら「青椒肉絲」、牛肉なら「青椒牛肉絲」と呼び分けます。チンジャオ=ピーマン、ニュールー=牛肉、スー=細切りを意味する、中華料理の定番の一品です。
ピーマンは繊維を断ち切るように細切りにするのが陳家流!
伝家のお宝レシピ!陳麻婆豆腐
建太郎さんの祖父・建民さんが店をオープンした1958年当時、日本と中国の国交がまだなかったため中華食材が手に入らず、葉にんにくは長ねぎで代用するなど、日本人の祖母が食材を置き換えていったのだそうです。時代を超えて受け継がれた陳家に伝わる「陳麻婆豆腐」を、建太郎さんがつくりやすいレシピで教えてくれました。
要となる「肉みそ」づくり。「祖父の時代は甜麺醤もなかったので、八丁味噌とごま油でこの味を再現していました」と建太郎さん。
豆腐は、塩を加えた熱湯でゆでるのがポイント。温度感も食感も味なじみも良くなります。
仕上げには、「化粧油」をひと回し。ツヤが出てとってもおいしそう!油の種類はこだわらなくてもよいそう。
練りごまたっぷり!担々麺
四川省では通常、汁のない和え麺で食べる担々麺を、初代が日本人向けにスープのある担々麺に仕立て直したのが、陳家の担々麺レシピ。練りごまの香りが食欲をそそります!
「調味料を入れる順番、スープを加えた後は混ぜすぎないことが、大事です」と建太郎さん。
ここでも「肉みそ」が登場!欠かせないトッピングです。
「わが家では、この上に目玉焼きをのっけて食べていました」と意外なエピソードも。それもおいしそう!
配信終了後、会場では試食タイム!
デモンストレーションの後は、オンライン視聴者さんからの質問に答えるトークタイムを経て、ひとあし先に配信が終了。そして会場では、お待ちかねの試食です。目の前で建太郎さんが中華鍋をふって調理してくれる贅沢な時間。みんなででき立てを楽しみました!
白ごはんもついたスペシャルな中華献立がふるまわれました。痺れる辛さがたまりません!
最後は会場のみなさんとの質問&トークタイム。愛用の調味料の紹介やお父様とのエピソードなど、貴重な話が満載の楽しいひとときでした。
「KCC料理講習会」は毎月開催しています。会場参加でもオンライン視聴でも、無料で楽しめるので、お気軽にご参加ください!
「開催予定の講習会」はこちら
教えてくれた人 陳 建太郎さん
「赤坂 四川飯店」三代目。日本に四川料理を広めた陳建民氏を祖父に、二代目の"中華の鉄人"陳建一氏を父に持ち、小さい頃から中華の味に慣れ親しむ。「赤坂 四川飯店」に入社後、四川大学に留学し本場の四川料理を学び帰国。現在は三代目として店で腕をふるい、シンガポールなど海外にも店舗を持つ。メディアやイベントに出演、料理教室などを開催し、広く中華の魅力を伝える。
撮影/さくらいしょうこ 構成・文/峯田亜季
※商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。
公開:2026年8月28日


ホームクッキング編集ライターより
45年以上続くKCC料理講習会。意外と知らない方もいたのではないでしょうか? 陳さんのお話を聞き、料理を味わい「おいしい食の記憶って、時も場所も超えるんだなぁ」と改めて感じました。「日本の食文化の継承」「世界の食文化との交流」「時代に合わせた食の情報の提供」はこの講習会の不変の3本柱。さまざまなテーマで展開しているので、ぜひ一度参加してみてくださいね!